「映画監督・渡辺護の時代」反響まとめ

2013年2月8日~12日に神戸映像資料館にて開催された「ピンクリンク編集部 企画 ピンク映画50周年 特別上映会 〜映画監督・渡辺 護の時代〜」 http://www.kobe-eiga.net/program/2013/02/post_222.php についての感想ツイートをまとめました。
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まずは、本特集によせての、ふたりの映画監督のコメントです。

万田邦敏監督

井川耕一郎 @wmd1931

万田邦敏「ピンク映画というのは1時間前後の尺の中に、セックスシーンが4回、5回ないといけないとか、何分間に1回ないといけないとかいう条件のもとで作られますよね。

2013-01-18 17:50:17
井川耕一郎 @wmd1931

その条件は、監督にとってふつう「制約」として受け止められるじゃないかと思うんです。できたら無理矢理セックスシーンなんて入れたくはないけど、そうしないといけない決まりだから仕方なく撮る、というふうに。

2013-01-18 17:50:44
井川耕一郎 @wmd1931

しかし、ある一群の監督や脚本家たちにとってはそれが制約ではなく、いや始めは制約であったにもかかわらず、すぐにセックスそのものがドラマの中心テーマに据えられるようになるという奇妙な逆転が起りますよね。渡辺さんもそうだったのか。でなければ、2百本以上のピンク映画は撮れないのか。

2013-01-18 17:51:17
井川耕一郎 @wmd1931

しかしこのドキュメンタリーを見ていると(聞いていると)、渡辺さんにとっての関心はピンクそのものではなく、ピンクだろうとなんだろうと如何に面白く撮るか(如何に面白く語るか)、ただそれだけなんだということがわかってきました。

2013-01-18 17:51:49
井川耕一郎 @wmd1931

つまり渡辺さんにとってピンクは、驚くべきことに今もなお「たまたまそうだった」であり続けているのではないかということです。渡辺さんには「映画」という糸が、ずっと切れないままつながっているんではないでしょうか」

2013-01-18 17:52:18

高橋洋監督

井川耕一郎 @wmd1931

高橋洋「もしオリヴェイラが渡辺護を見たら、ええ! サイレント時代から映画を撮ってた人が俺以外にもいたの!とビックリするのではないだろうか。もちろん渡辺護は100歳ではない。

2013-01-21 18:25:33
井川耕一郎 @wmd1931

ピンク映画の黄金期を支え、200本以上の映画を撮り続けた彼のデビューは1965年。彼の映画にずいぶんと遅れて出会った私たちは、その画面に、彼が語る言葉に、肉体に、マキノ、伊藤、衣笠ら活動大写真の興奮が息づいている不思議に呆然とした。

2013-01-21 18:26:25
井川耕一郎 @wmd1931

井川耕一郎がドキュメンタリーの製作に踏み切ったのも、何としてもこの不思議を記録せねばならないと思ったからに違いない。渡辺護が語るのは体験談ではない。“体験”なのだ。クラシカルな嗜好とは無縁の、現在であり続ける“体験”。

2013-01-21 18:26:51
井川耕一郎 @wmd1931

彼の映画がオリヴェイラ同様刺激的なのはそれ故だ。我々はスクリーンを通じて、スクリーンを見ている時だけ、この“体験”を共有できる。渡辺護の演出を捉えたメイキング映像は抱腹絶倒の面白さ!」

2013-01-21 18:27:14

☓ ☓ ☓

an64635 @aknkym

予定を変更して神戸映画資料館へ。『三日三晩裏表』格好良いなあ、と思うシーンがいくつもあり観ていて楽しい。善人の主人公がそれゆえに巻き込まれて罪を犯してしまう様が丁寧に描かれている。追う刑事の執拗さも怖さと哀しさを増幅させる。長くない作品だがきちんと話が納まっているのは見事。

2013-02-09 21:55:15
an64635 @aknkym

『紅壺』これも面白かった。ヒロコ役の真山ひとみが可愛い。剛力彩芽に感じが似ている?ゴーゴーパーティーの場面で、靴を脱いで踊っている足元が映されるシーンが格好よくて印象に残っている。トークショーも裏話が聞けて楽しかった。この機会がなければ観ていなかったと思うので、観られて良かった。

2013-02-09 22:07:19
an64635 @aknkym

『糸の切れた凧 渡辺護が語る渡辺護』作品を観て(一作だけでしたが)トークショーの後で観たのが監督のことを初めて知る(失礼ですね。すみません)私にとっては良かったと思う。『あばずれ』が観られないのが返す返すも残念。能のイメージを取り入れた話なども興味深かった。2部もあるそうで期待。

2013-02-09 22:20:30
an64635 @aknkym

今日観たピンク映画では、総じて音楽が良かった。時代の雰囲気が出ているだけでなく、ジャズ調や現代音楽風とかそれぞれシーンやドラマに合っていたのが印象的だった。

2013-02-10 01:12:48
斗内 @hobou

渡辺護、トークでは基本的に現場では女の子には優しいって言ってたけど映画見たらめっちゃ怒ってた。最高のシーンだ。

2013-02-09 23:18:39
斗内 @hobou

僕が映画学校行ってるって言ったら、映画を好きになれと大切な人間関係を忘れるなと言ってくれた。ありがたかった。

2013-02-09 23:21:11
カワゴン或いは映画好きな人 @Qawagon

神戸映画資料館にて『糸の切れた凧 渡辺護が語る渡辺護』を鑑賞。幼い頃の戦争体験、兄の死、原爆体験(東京の空が黒くなったそうな)、共産党時代の話にグイグイ引き込まれてゆく。お兄さんは絵が達者。昔の写真などの資料が保存されているのですね。若かりし内田良平と渡辺護さんが超イケメン

2013-02-10 00:29:20
カワゴン或いは映画好きな人 @Qawagon

饒舌に喋っていた人が急に沈黙するとハッとなる。兄の死、母の死、友人の高橋さんの死など、失った人について語られてゆき、ついにはデビュー作の『あばずれ』のプリントまでが失われているという。語りの中に、失われたものへの哀悼が横たわっているように感じた。

2013-02-10 00:29:31
kiyoshi murakami @travelinswallow

神戸映画資料館《ピンク映画50周年 特別上映会〜映画監督・渡辺護の時代〜》に。『婦女暴行事件 不起訴』(79)・『三日三晩裏表』(69)・『紅壺』(65)鑑賞→渡辺護監督+井川耕一郎監督トーク拝聴→『糸の切れた凧 渡辺護が語る渡辺護』鑑賞。http://t.co/97sIlYlL

2013-02-10 00:10:09
kiyoshi murakami @travelinswallow

『~不起訴』:横須賀ロケ(浦賀あたりも?)。特にどぶ板通りを練り歩くキャメラは活き活きとしている。スペースインベーダーは当然の最新風俗としても、バーで主人公たちが興じるバッティングゲームは初めて見た。駅がいくつか出てくるが、特定できそうでできず(トンネルが近いのはたぶん田浦駅)。

2013-02-10 00:21:21
kiyoshi murakami @travelinswallow

『~不起訴』:思わず笑ってしまったセリフ→①“私、自立したキャリアウーマンだから。”(暴行された翌朝、仕事に行くため服を着ながら。自信に満ちた余裕の笑顔で)|②“私、新品なのよ。”(連れ込み旅館のふとんの上で)

2013-02-10 00:30:23
kiyoshi murakami @travelinswallow

『~不起訴』:そしてやっぱり日野繭子サンにはめろめろなのでした。。で、その日野さんのダンナとなる男の主人公のかた、私の知識では顔と名前を一致させられないのですが、風貌もしぐさも川瀬陽太さんに似ていました。

2013-02-10 00:36:22