新たな時代を迎えた日本のワイン

【新たな時代を迎えた日本のワイン】原田英男@hideoharadaさんのツイートまとめ。
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原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン①】2月10日に開催された本シンポジウム。日本ワインのビビッドな動きが分かるので、内容を簡単にまとめました。でも、途中までしか参加できなかったので、全体をお伝えできないことはお許しを。また、まとめが不正確かも知れません。文責は当方にあります。

2013-02-11 21:21:05
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン②】「日本ワイン造り手の会」の岸平会長から挨拶。岸平;「造り手の会」は2005年から。造り手は地方にいるので情報入手や交換困難。情報に渇望して会を。ここ10年の日本ワインシーンは飛躍、現場の思い、考え方を一般、学生に発信したいということで開催。

2013-02-11 21:21:06
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン③】トップは鹿取みゆきさん。岸平さん「取材のしつこさでは、生産者の中でも評判、日本ワインの第一人者」。 鹿取;「今、躍進する日本ワインー何が変わりつつあるのか」ワイナリー、ワイン産地の誕生の兆し、造り手の誕生、ワイン造りの変化、ワインの味わいの変化

2013-02-11 21:21:06
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン④】鹿取;①ワイナリーの変化;小規模ワイナリー増加(13万本以下)65%→77%(11年間で)。2000年以降設立53件、10万本以下のワイナリー多い。小規模でも醸造施設の刷新が目立ち、 海外の最新機械も導入している。

2013-02-11 21:21:07
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑤】 ワイナリーの変化(続き) 今までとは異なる経営母体(第3セクターから、家族経営、農業生産法人など) ぶどう栽培重視(自社畑の拡大、ぶどう栽培からスタートする等) ②ワイン産地の誕生の兆し 日本ワインの産地は長野、山梨、北海道、山形、岩手等

2013-02-11 21:21:07
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑥】ワイン造りの変化; 北海道(余市、空知)、長野(東御、高山村)、山梨など。例えば、長野県のワイン特区;醸造免許は8000本ないと得られないが特区なら2000本で良い。長野は行政が信州ワインバレー構想、北海道の土地が安いメリットなど。

2013-02-11 21:21:08
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑦】 造り手の誕生 ; ・ 自己表現としてのワイン造り→独立をめざす。 ・異業種からの参入(M&A、航空機機、大リーグなど) ・ 農業者がワイン造に乗り出す(補助事業はうまく利用されてない) ・ワイン好き(ヴィニロン)

2013-02-11 21:21:08
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑧】 ・生産者同志の交流が盛んに(各地で。若手の会なども) ・海外へのまなざし(輸出を視野に) ・ネットやSNSの利用 ワインの味わいの変化 品質の向上、品種の多様化(マイブームはプティマンサン等)、スタイルの多様化、風土を表したワイン

2013-02-11 21:21:09
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑨】 ・日本ワインの浸透 メディアではまだ混乱。大手サントリー→日本ワインを定義。サントリーは、にほん。メルシャンは、にっぽん。 ・飲み手の嗜好の変化 行政の変化、支援がみられるが、使い勝手が悪い。行政は現実をみて支援をすべき。

2013-02-11 21:21:09
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑩】 ・売場の変化→棚の増加。特に大手デパートなど。品揃え豊富に。 ・飲食店の変化→日本ワイン取扱店の増加。 ・コミュニケーションの変化 ・飲み手の変化 では、日本ワインは売れているのか→売れるワインと売れないワインに2局化。 一方、大手は好調

2013-02-11 21:21:10
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑪】 ・今後は、個性が明快で、栽培醸造家のメッセージを飲み手に訴える、顔を持っているワインが売れるようになるのではないか。

2013-02-11 21:21:10
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑫】 2番手はタケダワイナリーの岸平さん。山形県上山市。講演しないというのが家訓、父の遺言。自分を見失わないように。でも今日は特例。造り手の会、登録は170人。5代目のぶどう栽培、醸造家は3代。青果物商もしてたので、近隣の農家とのお付き合いしてた。

2013-02-11 21:21:11
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑬】 ぶどう栽培は農業、農業として、地域活性化の役割を持っている。ぶどう栽培=農業を続けるモチベーション ①価格、②保証(継続して買ってもらえる)、③技術 、④第3者の評価 役割は2つ 1品種 ワイン用は2種類、びにふぇら本格的な欧州系

2013-02-11 21:21:11
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑭】 ①品種 ワイン用は2種類、ヴィニフェラ=本格的な欧州系。ラブラスカ=デラウェアな生食でもOK。経験値あり作りやすい。デラは昔は高級品種。作りやすく価格も良いが巨峰などに押されて暴落。品種転換の投資は大変。3年で収穫、商品価値は5年目。

2013-02-11 21:21:12
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑮】 このため、デラウェアを続けたい農家多い。そこで造った「蔵王スターワイン白」はデラウェア、飲みやすく日本人に合う。専門家等からは専用品種でないと軽視されたので、新しいワインを作ろうと思った。バカにされないワインを、伝統を踏まえたワインを造ろうと。

2013-02-11 21:21:13
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑯】 サンスフルの白、好評だった。今は2万本がコンスタントに売れる。デラでもいいもんが出来ると理解された。地域資源活用法でサンスフルが認定された。補助金は使い勝手悪くて補助金貰ってないが、国の認定商品になり農家も喜んだ。継続への期待にもなった。

2013-02-11 21:21:13
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑰】 ワイナリーの在り方から地域活性化を考える。ワイナリーがあるだけで、地域活性化になる。ぶどうを作ることで耕作放棄地も減る。農家の収入も増える。海外原料のワイナリーではだめ。原料足りない場合は表示すれば使ってもいいが、継続性がない需要は農家が混乱。

2013-02-11 21:21:14
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑱】 本当のワイナリーは、あるだけで地域活性化に通づる。ワイナリーの使命は、継続して地域のぶどうを買い支え、そのことによって、その土地を支える農業者であること。 ※日本ワインの概況を全体的に俯瞰する鹿取さん、岸平さんは地域農業を支える視点で。

2013-02-11 21:21:14
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑲】 続いて、新たな視点の提示。小布施ワイナリーの曽我彰彦さんは「日本ワイン造りを支える周辺産業」として講演。日本ワインを産業として捉えるためにh、こうした関連産業をセットで考える必要があるし、ワイン先進国との差が大きいのはこの分野かも。

2013-02-11 21:21:15
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン⑳】 曽我さん指摘の関連産業;①資材屋; 瓶、コルク、ラベル②機械屋; 圧縮機、タンク③食品添加物屋; 酵母、乳酸菌等④ワイン分析屋⑤農業機械屋⑥農業資材屋; 針金、農薬等⑥有機栽培 認定機関⑦人材派遣業 シルバー⑧苗木屋⑨コンサルタント

2013-02-11 21:21:15
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン㉑】 ⑪流通(ショップ、レストラン、運送会社)⑫教育機関 (大学、ワインスクール等)⑬メディア。 日本の周辺産業の問題。例えば、分析業者の不足。コルク臭の分析できる機関が少ない。日本では ppbは測れるが、海外のようにpptで測る必要。

2013-02-11 21:21:16
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン㉒】 農業機械;海外の機械は凄い。予備剪定、誘引マシン、葉摘マシンなど多用な機械が。同じものは必ずしも必要ではないが、日本ならではの機械が欲しい。ワイン畑用トラクターでスマートな高馬力なものがない。輸入もしにくい(排ガス規制など)。

2013-02-11 21:21:16
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン㉓】 有機認証 jasマーク;有機jasマークをとっても、ワインラベルに貼れない。ぶどうとワインの役所の管轄が異なる。 有機栽培自体も遅れてる。エコマークに負けてしまう現実。エコマークはかっこいい、有機jasはださい。有機認証は費用も高い。

2013-02-11 21:21:17
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン㉔】 続いて、四恩醸造の醸造販売責任者・小林剛士さん「農業者としてのワイン造り」;自分は個人的には百姓としての肩書き。自給自足的なことをしてる。できることは全部やる。 ※実は、小林さんの話が面白過ぎて、メモをとることも忘れ、ここまでw。

2013-02-11 21:21:18
原田 英男 @hideoharada

【新たな時代を迎えた日本ワイン】連投お騒がせm(_ _)m。論より証拠。日本ワインをお楽しみ下さい。マリアージュのお相手には、ぜひ、国産チーズや畜産物を!

2013-02-11 21:23:07