きょうこ先生のイ・セドル記事 その3

きょうこ先生の夜の翻訳♡囲碁から教育論へ。。
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つちだきょうこ @kyonchn

この事実を誰よりもよくわかっているのはこの分野で成功した専門家、つまり囲碁師範だ。彼らは一人の幼い棋士がプロ棋士になるまでの成長過程を父兄よりもよく理解している。(続く)

2013-02-13 03:05:08
つちだきょうこ @kyonchn

しかしそうした師範達が父兄の非専門的な要求にあれこれ応えると、その要求がむちゃくちゃだとはわかっていても商売のためにしかたなく受け入れる事もある。結局もうちょっとゆっくり待って囲碁を楽しめるようにしてやっていれば、一層創意的で大きな棋士になったかもしれない金の卵を(続く)

2013-02-13 03:09:43
つちだきょうこ @kyonchn

しばらくはきれいに咲いては枯れゆく花や盆栽に転落させてしまう。/しかしこれは囲碁だけの問題だろうか?学校教育もやはりそんなに違いはない。子どもの成長と発達、そして才能について最もよく知っているのは小学校の先生だ。思春期の青少年については中学校の先生が一番よく知っている。(続く)

2013-02-13 03:14:48
つちだきょうこ @kyonchn

せうぜう2、3人の子ども達を育てる父兄と、何年にも渡って数百もの多様な環境の子ども達と集中的に向き合う教師の経験の幅と深さは比べ物にならない。その上、教師が自分の生徒に入れ込む傾向は、父兄が自分の子どもに入れ込むよりはかなり弱いので、比較的冷静で客観的に見る事ができる。(続く)

2013-02-13 03:20:50
つちだきょうこ @kyonchn

したがって「商売」をしなければならない塾よりも、その必要はない学校が自分の子どもに下す評価のほうがより冷静で厳しい。しかし、自分の子どもが神童ではない、特別ではないという事実を認められない程、子どもに入れこんだ父兄は学校を拒否する。実際子どもの95%は平凡な子だ。(続く)

2013-02-13 03:24:54
つちだきょうこ @kyonchn

1クラス30人のうち28人は平凡な子で、それが普通だ。そして普通の教育機関は平凡な学生を、平凡ながらも堅実な市民として生きて行く為の準備をする場所で、非凡な学生を特出した人材として生み出す場所ではない。そんな機関は各都市に1つくらいで十分だ。(続く)

2013-02-13 03:30:56
つちだきょうこ @kyonchn

そのような学生の才能は大切に扱わなければならないのだが、わざわざ全学生がそうなるべく努力しなければならない理由はない。つまり、その家の子どもが平凡なのは学校の教え方が悪いのではなくもともとそれが普通だったからだ。/(続く)

2013-02-13 03:37:42
つちだきょうこ @kyonchn

我々のほとんどは平凡な仕事に従事し、平凡な生活を送るようになっている。この世は科学者、芸術家、ファンドマネージャー、弁護士、医者だけでできているのではない。もちろん彼らも必要だが、彼らの役割は補助的なもので、人口の10%以上がこういった職業で構成される社会は成り立ちにくく、(続く

2013-02-13 03:43:31
つちだきょうこ @kyonchn

探すのも難しい。ある国の人口の大部分は、農夫、労働者、主婦、小さい店の商人、機械を扱う技術者、調理師、タクシーやバスの運転手などで構成されている。これが普通であり、彼ら平凡な市民の力で社会が回っている。(続き)

2013-02-13 03:47:50
つちだきょうこ @kyonchn

そして創意性はある特定の分野だけで発揮されるものではなく、一見平凡な分野で自分の仕事に興味を感じ、没頭する人々を通じて発揮されるものだ。特定の職業群だけで創意性が発現する国と、すべての職業群で創意性と才能が発現する国のうちどちらの方が発展の可能性が大きいかは聞くまでもない。(続)

2013-02-13 03:51:58
つちだきょうこ @kyonchn

その上この状態の中、大韓民国は5%は機械的に慣れた注入式知識の受動的貯蔵庫たち、残り95%は劣等感と怒りに満ちた敗北者に満ちている事になる。これは国家的危機だ。/したがって大韓民国の父兄は次の3つを学ばなければならない。(続く)

2013-02-13 03:56:48
つちだきょうこ @kyonchn

1つめ、自分の子どもは特別ではないが、それは劣等だということではなくて普通なのだと言う事、2つめ、自分の子どもがあることを成し遂げることを望むなら、結果を急がずのではなく、子どもが自分の分野で興味と楽しみを感じるくらい十分に余裕を持って待たねばならない。(続く)

2013-02-13 04:00:34
つちだきょうこ @kyonchn

もしあまり成果がでなくても、子どもが楽しさを感じたのならば、それだけでも十分な補償ではあるまいか?3つめ、子どもの成功のための方法を一番よく知る人は自分ではなくその分野の教育者だ。(続く)

2013-02-13 04:05:02
つちだきょうこ @kyonchn

子どもをあれこれ教育機関に送るのは自分が仕事をしていて教える時間がないからまかせているのではなくて、そこに教育の専門家がいるからだ。(続く)

2013-02-13 04:07:56
つちだきょうこ @kyonchn

この3つを肝に銘じて時間と余裕を持ち、父兄が子どもにひどくこだわるかわりに、自分の生活を充実して暮らしながら。子どもを待ってやれば、大韓民国の教育問題は大方解決するだろう。(終わり)

2013-02-13 04:08:20