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美味しんぼ「福島の真実」 どこが問題?

美味しんぼ「福島の真実」中にある誤りを指摘するまとめ( http://togetter.com/li/454370 )のコメントやtwitterでの反応に不正確と思われるものも散見されるので検討した結果をまとめてみました(このまとめにも誤りがあるかもしれません.気付かれた方はご指摘ください). その量が事故当時,あるいは以前に比べて桁違いに少なくなっていても,原発から放射性物質が放出されていないように書くのはやはり誤りですし,その一方でその放出量や影響の度合いを検討せず,サーベイメータによる測定でそれがわかるかの様に書くのも誤りです. 作者の見て感じたことは一つの事実であり,それを元にした表現活動は最大限尊重すべきものだと思います.しかし,誤認と思われるものが広まるのは現地のためになりません(これは批判コメントについても同様です). 続きを読む
震災 原発 原発事故 放射線 計測 美味しんぼ
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小比良 和威 @ohira_y
ちょうど例に挙がっている毎時0.39マイクロシーベルトはヲイシンボの数字と同じなのだけの、ヲイシンボではバックグランド値はどうなっているのだろう?先週も特に差し引かずに高いといってた記憶がある。 / “線量限度について。 - 専門…” http://t.co/pU9CYEqe
cwt @clear_wt
引いていないのも問題ですが,これもちょっと変ですね.上乗せを把握するには(線量計で測れる)外部被ばく分のみを引くべきで,自然放射線全体を引くと引きすぎかと. RT @ohira_y バックグランド値は… “線量限度について。 - 専門…” http://t.co/bUNLjf02
cwt @clear_wt
孫引きになってしまいますが, http://t.co/0VJfXgln の 表4.3の外部被ばく合計0.63mSvを年間時間で割った0.072μSv/hは実感とわりと合います. @ohira_y
cwt @clear_wt
実際には線量計が測定できるエネルギー範囲の制限で全部が捉えられなくて低くなるので,自己ノイズの十分低い線量計のBGはそれより低くなり,自己ノイズのある線量計ではそこから上乗せが起こると考えると実情に合う感触をもっています. @ohira_y
cwt @clear_wt
1Fからの風向で線量計の値が変化,というなら,最低でも以下は見ておいた方が良いよね→ 福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の核種分析結果  「発電所敷地内で採取した大気中に含まれる放射性物質の核種分析を行っております。」 http://t.co/5GyyGgRX →続
cwt @clear_wt
ページの下からアーカイブも辿れる.  2011年12月23日~2013年1月31日のアーカイブ http://t.co/GXVGuYRR  2011年12月22日以前のアーカイブ http://t.co/3dhNg9DT  →続
cwt @clear_wt
例えば,2012年2月1日報告(pdf) http://t.co/sxFKkmDU を見ると,例のアレの取材(シナリオ)時期である2011年11月前後の分析結果の数値の推移も見られる.  →続
cwt @clear_wt
1F西門データを見ると,有意値の出ている日と,NDの日がある.西門方向への風向,あるいは再浮遊しやすい条件時には有意値が出て,それ以外は出ていないと推測できる(誰か風向き,風速との相関とってみてください). →続
cwt @clear_wt
この時期の最大値を採用し,1m^3中に含まれる放射性物質が全て塊として飛来し(ここはわざと極端な仮定),時定数が短い条件に設定された簡易線量計の検出器近傍を風に乗って通り抜けたとして)線量計の測定値に影響の出るレベルかと考えてみては? →続
cwt @clear_wt
事故の影響を見落さずに追っていくという視点に立って見ても問題だと思うのは,事故直後に放出され,生活環境の近傍にある桁違いに多い放射性物質の方が問題であるのに,「福島の苦しみの原因」を<原発からまだ放射性を放出が続いていること>の方にフォーカスをずらしてしまったことだと思う. →続
cwt @clear_wt
念の為言うと,(少なくとも当時)原発からの決して少なくない量の放射性物質の放出はあったでしょう.そのための建屋カバーであったし,放出量推定値の発表もあった(最新はいつだっけ?).だから放出の続く事実を書くことは間違いではない. →続
cwt @clear_wt
しかし,その根拠を「風向きにより線量が変化する」ところに求め(きっちりと相関をとったデータを私は見たことが無いです),「ガイガーカウンターで空気中の放射性物質が測れるのだ」という誤解を生むのは(それが必要かは別として)防護的な生活をする上でも有害では.
cwt @clear_wt
記事を読むと美味しんぼの取材時期は2011年11月12日~19日.この時期に福島県に入り,自らの目で見ている.あとは専門家の助言を受けて正しい記述として欲しいところ. 福島報告1 http://t.co/xmArjanK 福島報告2 http://t.co/Zeuk3Z0V
cwt @clear_wt
(メモ) 第二回福島取材 http://t.co/8eKAHLLA 福島報告 その1 http://t.co/FFeZs85F 福島、第3回目の取材 http://t.co/L4fxMp9R 福島の真実編 http://t.co/YRGZesrS
cwt @clear_wt
(擁護する義理はないのだけど)ざっと見たところ,3度にわたり福島県を訪れ,現地のものを食べ,ちゃんと見てくれている気がするのだけど.出たものをたたくのは簡単だけど,(関係者とかで)もうちょっと前向きな何かをできる人って居ないのだろうか.
cwt @clear_wt
美味しんぼ関連で,1~3号機原子炉建屋からの現在の放出量についての情報は以下 → 東京電力(株)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(2013年1月31日付,pdf) http://t.co/zvUu0WnD の p.3/3
cwt @clear_wt
引用「1~3号機原子炉建屋からの現時点の放出量(セシウム:Cs-134 とCs-137 の合計値)を、原子炉建屋上部等の空気中放射性物質濃度(ダスト濃度)を基に、1号機約0.002 億ベクレル/時、2号機約0.02億ベクレル/時、3号機約0.03 億ベクレル/時と評価。」
cwt @clear_wt
引用続き「1~3号機合計の放出量は設備状況が変わらないこと等から先月と同様に最大で約0.1 億ベクレル/時と評価。この放出による敷地境界における空気中放射性物質濃度はCs-134 及びCs-137 ともに約1.4×10-9 ベクレル/cm3 と評価。」
cwt @clear_wt
引用続き「敷地境界における被ばく線量は0.03mSv/年と評価。(これまでに放出された放射性物質の影響を除く)」
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
今でも放出が続いていることを示す最も強いエビデンスは、東電資料 http://t.co/DcXdowpQ のp.3-49「セシウム溶液の大気中へのセシウム移行率確認試験」に有ります。沸騰していない汚染水の蒸気にも低濃度のCsが含まれることを示した実験です。 @clear_wt
Masato Ida & リケニャ @miakiza20100906
この実験で得られた移行率と汚染水のCs濃度、崩壊熱から予想される蒸気発生量を使ってCsの放出率をざっと計算してみたことがありますが、東電が建屋上部でのダストサンプリング結果から推定し公表している放出率と矛盾しない値が出ました。 @miakiza20100906 @clear_wt
cwt @clear_wt
線量測定では値がばらついて当たり前!,と言う人で実際に自分で値のばらつき範囲を確認(計算)した人はどれぐらいいるのだろうか?やっている人は当たり前にやってるけど,実際に自分の手を動かして確認している人の割合は案外少ないのではないだろうか.
cwt @clear_wt
今さら感はありますが,昔々に内輪の講習会でやった練習問題を引っ張り出して見ます.
cwt @clear_wt
価格の割に信頼性の高い,TERRAシリーズ,RADEX等で使われているGM管SBM-20は60Coでの校正で132cpm/μSv/h(仕様値),137Cs較正や実際のフィールドでは条件にもよるけどおおよそ150cpm/μSv/hと言ったところ.
cwt @clear_wt
計算が簡単になるように,100cpm/μSv/h,すなわち1分間のカウント値を100で割るとμSv/hに換算できるとする(実際の値と違うのであくまでざっくりとした計算).
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コメント

cwt @clear_wt 2013-02-14 18:49:16
美味しんぼ「福島の真実」 どこが問題? http://togetter.com/li/455217 に,どれぐらい線量計の数値が揺らぐか具体的に計算した例を追加しました.
wisbk @wisbk2010 2013-02-14 20:47:11
この考察は、1.東電の報告は信用できる。2.東電はプラントの状態を管理できている。ということを前提にしてますか?
BudgieR @BudgieR 2013-02-15 00:18:14
「使用済燃料プール保有水の自然蒸発に伴い、使用済燃料プール水中の放射性物質も空気中に拡散 していると考えられる。」(http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/111109r.pdf) (3-51ページ)ということは、少なくとも今(2013年2月)でも燃料プールからの放出はある?建屋に密閉性があれば外への放出はないと思うけど、どうなのだろう?
wisbk @wisbk2010 2013-02-15 21:06:32
回答頂けないようですが、なぜ上の質問をしたのかといいますと、2月12日は、廣瀬社長が国会事故調に嘘をついた件で国会に呼ばれた日です。プラントの状況の発表は(多分)すべて東電が行っており第三者による検証は行われていません。
wisbk @wisbk2010 2013-02-15 21:08:18
現場は事故や労災が多発しており、当たり前ですが、通常のプラントのような管理は出来ていません。この状態で東電発表を鵜呑みに考察してしまうのは、どうかと思いますが?まあ、他に考察する情報もないのですが。
wisbk @wisbk2010 2013-02-15 21:16:05
地図で確認すると、雁屋さんが風で線量が上昇した(0.65μSv/h→0.75μSv/h)とするいわき市、薄磯は、福島第一発電所からずいぶん距離がありますね。写真に写ってるのは福島第一ではなく、第二のような気もしますが。
wisbk @wisbk2010 2013-02-15 21:18:40
雁屋さんは、線量があがった事に驚いてますが、地元の人の話として「風向で線量が変わるんですよ」と紹介されているわけですから、実際に変わってるのでしょう。これ以上のことは、現場で詳しく調べてみないと原因はわからないでしょう。
wisbk @wisbk2010 2013-02-15 21:27:54
ただこの線量上昇が、本当に福島第一原発由来だとすると、政府が事故収束宣言の根拠とした、放射性物質放出抑制基準「敷地境界の被ばく線量は、最大0.1mSv/年」は崩壊しますね。
cwt @clear_wt 2013-02-16 12:25:24
東電に限らず,どこから発表された資料であっても,鵜呑みにせず可能な限り他の情報とつき合わせて検討するのは当然です.東電の発表にもミスや,重要な情報の発表漏れ(遅れ),改竄があったのも事実です.
cwt @clear_wt 2013-02-16 12:26:31
検討は続け,他からの情報や科学的事実と矛盾が出てきたときは何らかの問題があったと考えるべきでしょう.しかし,東電発表だからと単純に否定するのは重要な情報を取りこぼします.
cwt @clear_wt 2013-02-16 12:26:47
本当に風が吹いて(直接放出分で)線量が上がるのであれば,その放射性物質が沈着し,周辺地域の線量が(地域平均として)長期的に上がり続けることになりますが,そのようなことは起こっていません.
cwt @clear_wt 2013-02-16 12:32:39
今回の検証では,東電が「これぐらい出ていると推測しています」と発表しているのに,「今は出ていない」と雁屋氏に反論するのはおかしいという話です.量については不確実性を伴う測定(推定)なので今後も要検証です.
wisbk @wisbk2010 2013-02-17 14:58:05
収束宣言で定めた放出基準は、敷地境界の被曝線量で、原子炉(建屋)からの放出に限定してないはずです。問題はプラント(敷地内)の健全性・安全性で、敷地外に基準以上の影響をおよぼすようならアウト。
cwt @clear_wt 2013-02-18 12:44:30
引用「原子炉(建屋)からの放出に限定してないはずです。」とのことですが,主たる発生源である原子炉建屋からの放出分に匹敵する放出源は他に無いと思われますし,仮にあったとしたらそれも考慮されるはずです.
cwt @clear_wt 2013-02-18 12:54:13
地面にある分の再浮遊も周囲への影響を及ぼす元ですが,<原発の敷地境界においては>原子炉建屋からの直接放出に比べると桁違いに少なく,「放射性物質放出抑制基準」の計算には実質的に効いてきません.
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