- southmtmonk
- 7143
- 0
- 1
- 1
橋本遊郭も訪れてみたいが、ちょっと電車に乗ると遠いので、しばらくは、もっと近い大阪周辺の古い神社などをアースダイバーしてみたい。先月のこと、わたしは生国魂(いくたま)神社・高津神社を訪れた。いくたま神社に行くのは二回目だった。高津神社は「女陰石」が目当てである。
2013-02-14 15:42:55大阪アースダイバー『十三のいま昔を歩こう!』の、「上町台地の高低差を歩く・生国魂神社・高津宮」http://t.co/WtqgyFHyの記事を参考にしてから行った。
2013-02-14 15:45:55はじめは高津宮のほうから行った。中沢新一の『大阪アースダイバー』を読んでもわかりにくかったが、この高津神社のなかに、サブ神社として小さな神社がいくつもあり、そのひとつがヒメコソ神社なのだ。写真は、高津神社入り口付近。 http://t.co/Ex5qrMtL
2013-02-14 15:49:53写真では、作業服や背広を着て歩く男性が描かれていたが、この人たちはこのあと、神社で祈願として奉納の舞をおさめていたようだ。境内を歩いていると、ぷわ~んと雅楽の音が聴こえてきて、巫女さんが剣舞を舞っていた。しばらく私も見た。さすがに携帯電話で写真を取ることはしなかったけど。
2013-02-14 15:52:48神社の境内には軽食堂屋さんがふつうにあった。やっぱり神社といってもお腹がすいたらお腹を満たさないとねー。大阪の神社なんだし。 http://t.co/08XpsCmk
2013-02-14 15:54:52高津神社の境内をウロウロしていると、すこし「崖」をくだったところに、ヒメコソ神社がある。看板があって「陰陽石」とある。 http://t.co/jMkT9xro
2013-02-14 15:58:00上町台地は縄文時代には岬で、このへんも「崖っぷち」だったわけだから、ヒメコソ(秘めこそ?)神社につづく段差がすごいです。 http://t.co/0iFQ0r05
2013-02-14 16:00:29中沢『大阪アースダイバー』では238Pにその写真がある、ヒメコソ神社の女陰石です。いったいいつからあったのか、かなりの古代性を感じます。 http://t.co/7TXdEFwQ
2013-02-14 16:03:23その女陰石のみぎっかわに、男根の形をした石もありました。大きさは同じくらいなのですが、どこか存在感が薄く、見落としてしまいそうです。しっとりとした女陰石のそばで、つつましくそそり立っておりました。 http://t.co/F0mtdMsw
2013-02-14 16:05:40神社のなかに「食べもん屋さん」があったのにも驚きましたが、高津神社のまわりにはラブホテルもいっぱいあります。大阪じゅうのラブホテルが、勢ぞろいしたかのようです。聖なるものに触れたあとは、食と性を満たすことができるのが、大阪の神社です。大阪って、下品かつ優しい街ですね。
2013-02-14 16:14:45高津神社を出たあとはラブホテル街を通り抜けて、大通りの歩道橋を渡りました。歩道橋のグラフィティ(落書き)が昭和ノスタルジーな感じです。こういう味のある落書きが街に増えてほしいですね。ジュリアーニ市長も見逃してくれるでしょうか。 http://t.co/M7uZeQcJ
2013-02-14 16:18:08高津神社を出て、いくたま神社にむかいます。中沢新一『大阪アースダイバー』でもラブホテルと墓場というテーマで取り上げられている地域です。『上町台地上で、ラブホテルの密集している地帯は、寺町の一角、生玉(生国魂)神社の界隈である。この神社は、大阪でもっとも由緒の古いところで、
2013-02-14 16:24:54夕陽丘、四天王寺と地続きの場所にある。古代には「生島足島(いくしまたるしま)」という強力な神霊が、上町台地の突端あたりに住んでいて、「生命力に満ちた、充実しきった霊力」を発揮していた。』とあります。著者は墓場とラブホテルが隣接する謎を解く鍵を、近松門左衛門の心中物に求めています。
2013-02-14 16:27:30ラブホテルの空間がディズニーランドに似てくるのも「死」への近接性という角度から著者は推理を試みています。『性愛には、愛を物質に突き戻してしまう、マテリアリズムの力がひそんでいる。愛はことばの力によって支えられている。ことばは強力だけれど、かならず語りつくせない空虚をつくりだして
2013-02-14 16:30:11しまう。空虚はことばの運命なのだ。そこで、愛のことばがつくりだすその空虚を埋めようとして、二人は性愛の行為を執りおこなう。二人はそのとき、モノに変化していこうとしている。モノに向かうことで、観念が埋めることのできない空虚を満たそうとしている。墓地とセックスは、だからもともと
2013-02-14 16:32:10とてもよく似た構造をしていることになる。』(中沢新一『大阪アースダイバー』) 愛のことば、っていうのはしばしばテレビやメディアなど東京モンが使うのをすすめることが多い、ウソっぽい言うことやな。
2013-02-14 16:35:11中沢新一『大阪アースダイバー』を読んでいるとわかりにくかったんですが、238Pに写真がある「高津宮女陰石」と、197Pに写真がある、生玉神社界隈にあるラブホテル「ホテルMYTH」は、同じ地域にあります。参考『十三のいま昔を歩こう』の記事http://t.co/WtqgyFHy
2013-02-14 16:46:30生玉神社の境内に入ると、入り口付近に遊園地のような「案内板」がありました。たしかに境内は広いので迷子になってしまうかもしれません。神社だけどテーマパークのようなサービスが、至れり尽くせりですね。 http://t.co/jmWIe8zR
2013-02-14 16:48:29はじめて生玉神社に行った時に私が衝撃を受けた「崖っぷち占い」という看板がまだありました。いつもシャッターがしまっていて占い師自体が崖っぷちにいるのではないかと心配しています。生玉神社も、縄文地形的に上町台地の崖っぷちにあります。 http://t.co/vVbXtCwn
2013-02-14 16:51:33私がはじめていくたま神社に行ったのは、ツイッター上で教えられて出口王仁三郎の「よう碗展」を見に行ったときです。そのとき近くにあるラブホテルの飾りが「如意宝珠」のように照り輝いていることを驚きをもってツイートしてました。トゥギャッターよりhttp://t.co/42LxARsH
2013-02-14 16:56:35前回、「ばかでかいクス玉のような建造物の一部が見える。ピンク色の電飾がついたクス玉で、近くのラブホテルの看板の一部である。」と私がツイートしていたのはラブいくたまというホテルで、境内から見える。 http://t.co/4s4v1yVs
2013-02-14 16:58:56しかし、大阪の思想をかんがえるとき、バタイユの死と性の思想や、フロイトのエロスとタナトスを持ち出すと、あまりに思想の緊張感が強すぎて、いわば縛るためのゴムバンドが強すぎるように感じます。大阪は、もっとだらしなく、緊張感を欠いた、しまりのない思想に基づいてつくられているようです。
2013-02-14 17:02:07写真は、「ラブいくたま」の建物の昼の様子です。 http://t.co/RQimL28n
2013-02-14 17:03:12