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【BL】「性別は関係ない、おまえが好きだ」という台詞への抵抗感

BL(やおい)作品に見うけられる「性別は関係ない(男が好きなんじゃない)、おまえが好きだ」という言説をめぐって、bkydさんのツイートを中心にまとめました。
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湯水鈴 @suzuyumizu
わたしは、「性別は関係ない、お前が好きなんだ」というあれが嫌いです。それは愛の告白にはならんだろうと。それを愛の告白だと受け取って良いのかと思っています。「異性愛者だと思っていたけれど、お前が好きなのでゲイ(なりバイなり)なのかなと思う」というのは好きです。これは愛の告白です。
湯水鈴 @suzuyumizu
現実に、そして創作物として提示する場合でさえ、同性愛が受け入れられづらかった時代だったから、性別は関係ないというフレーズが力を持っていたのだということはわかります。わたしも同性の友人への気持ちが恋なのではと思い悩んだし、隠れるようにJUNEを読んでいたので。→
ドーナツ革命党 @bkyd
わたしも「性別は関係ない、おまえだから好きだ」というフレーズが嫌いで、ちょっと前に延々とそのフレーズの構造について連投したことがあったはず
ドーナツ革命党 @bkyd
そして一応の和解を見せたはずだったけどあれどうなったんだっけな(わすれた)
湯水鈴 @suzuyumizu
同性愛を扱った作品がある程度一般化したこと、自身が歳をとって図太くなったこともありますが、結局JUNEを読んでいたことによってなにかが培われ、そのおかげでいま、そのフレーズが嫌いですっていえるんだとも思っています。
ドーナツ革命党 @bkyd
「そういえばわたしは「男だからじゃなくておまえだから好きだ」というのが好きじゃない。そこに含まれる繊細さはわからなくはないんだけど、そもそもBL(というかそれはJUNEかもしれない)におけるそういう繊細さというのがわたしはあまり好きではない。」
ドーナツ革命党 @bkyd
「自己否定からの全肯定感というものが載せられているのだろうと思うし、わたしもJUNE作品で泣いたりしなかったわけではないのでそのへんの「自分の性別も存在もみんな嫌だけど攻が自分を救ってくれる」みたいなのわからないわけじゃないんだけど、まあ、なんというか、雑な気がして…。」
ドーナツ革命党 @bkyd
「繊細すぎる話なので、繊細に描いてもらえないと、そうかあ、大変だったねえ、よかったねえとはなりづらいよなーと思う」
ドーナツ革命党 @bkyd
「なんか、それは、丁寧に扱わないとただ単に雑じゃないですか、って思うのは、男の体に仮託するのは自由だけど、男であることそれ自体にも苦労があろうものをすっぱりと「なんでもないもの」にしようとしているというのは強引な話なのだし、その強引さを描いてもらえたらいいんだけどと思う。」
ドーナツ革命党 @bkyd
「「女であること」もそれは大変だしつらいことが多く、そこから開放されるために「女であること」を逃れた存在としての受を想定するということ自体はわたしもやってるんですけど、わたしは、逃れたものは逃れたもので別の苦痛を伴うと思うし、そこで許しの台詞を攻の口から吐かせたくはない。」
ドーナツ革命党 @bkyd
「その恋の絶対性ですよね。「どのような外因やばらばらの要素によってではなく、おまえという存在が好きなんだ」という。」
ドーナツ革命党 @bkyd
「ああー、えーと、「おまえの存在に欲情する(肉体ではなく)」ということが、その肉体の不完全性や汚さを救済することができるということなのか。」
ドーナツ革命党 @bkyd
「性欲という概念の醜さを覆すことができるわけですね。そういやBLでは、強姦されたあとの体を清めるためにメイン攻とセックスをするというのがあって(ヘテロでもあるのかは知らない)、この点からもメイン攻の肉体とは絶対的に清らかで浄化するために存在するという答えが導き出せるのではないか」
ドーナツ革命党 @bkyd
すごい勢いで納得していた。あーはい、だから、「JUNEにおける攻とは神なので受の肉体の不完全さを寿ぐことを許されておりすべてを祝福してくれる」ということですね、「性別は関係ない、おまえだから好きなんだ」っていうのは。
ドーナツ革命党 @bkyd
男だからじゃなくておまえが好きなんだ、っていうのは、男であるということを劣ったこととして扱っているわけですよね。その上で絶対的な救済を与える。そういう構造はわかるし、「自分は劣った存在だ」という認識を救うためにそのようなタームが置かれること自体は理解ができるんだ。
ドーナツ革命党 @bkyd
でもまあヤバい発言だと思うし、ヤバいという感性は持っているにこしたことないんじゃないかと思う。萌えるかもしれないけどヤバい。
ドーナツ革命党 @bkyd
なぜヤバいかというとべつに男が男であることは劣ったことでもなんでもなくフツーのことであり、男が男を好きになるのもフツーのことであり、その上その台詞を言わせているのは当事者じゃないからだ。
ドーナツ革命党 @bkyd
しかし当事者じゃなかったらこういうことを言ってはいけないのではないかというのもまた違うかもしれないなあ。
之朔@餓鬼道 @crorvlion
@bkyd 突然すみません。先ほどからツイートを拝見しておりました。同性愛がフツーのこととは思いませんが、仰りたいことはよく分かります(笑 確かに「性別は関係ない」という表現は、相手の性別を無視しているように見えるかも知れませんが、劣っているというのは曲解では…?
ドーナツ革命党 @bkyd
@crorvlion 「男だから劣っている、同性愛は劣った恋愛である」という認識がないのなら、「性別は関係ない」とわざわざ明示する必要はないわけです。「俺はおまえと恋愛をしたい」ということだけを示せば良いわけです。
ドーナツ革命党 @bkyd
@bkyd @crorvlion しかし彼らはそこに障害があると感じており、そこであえて「性別は関係ない」という明示が行われなくてはならない。わたしが問題にしているのは、彼らの恋が同性愛であるということを殊更に「障害である」とするその態度です。
湯水鈴 @suzuyumizu
性別は関係ないということばを、受と攻の間に置かれたものとしてでなく、自分の存在の肯定だと受け取ってしまった読み手としてのわたしの問題があるんだろう。ただそう読ませる文脈があのころたしかに存在していたともいいたいし、すくなくともわたしはそういう空気をおぼえている。
ドーナツ革命党 @bkyd
@bkyd @crorvlion →わたしは基本的に、同性愛の過酷さを過剰に謳い上げる作品のありかたに懐疑的です。それは同性愛当事者に対する差別意識、かわいそうな被害者であって欲しいという欲望を孕むもののように思われるからです。
ドーナツ革命党 @bkyd
@bkyd @crorvlion 以上です。連投失礼いたしました。ツイートに関心を持ってくださってありがとうございます。
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コメント

reesia @reesia_T 2013年2月15日
BLに限らず障壁となる物をわざわざ口に出して否定させてしまうのは野暮というか恋物語として美しくないなと常々思ってる。
(´・∀・`)まゆげ @mayuge_style 2013年2月16日
同じ頃に流行ったのが内面至上主義(外見は関係ない)で、かつてのオタクたちは持っている性別や外見への認識を手放した自己が至上であると錯覚していたのではないでしょうか。実感としては、匿名掲示板が普及した頃にこれらの至上主義は破綻したと思います。
noobie@ゲーム評論集発売中ニキ @17noobies 2013年2月16日
BLを男性という「性」を持つもの同士の恋愛として享受するかあるいは性からの自由を仮託するものとして見るかでいえば、やはり後者がマイノリティなのだろうか?
noobie@ゲーム評論集発売中ニキ @17noobies 2013年2月16日
個人的には古典的な「やおい」の文脈に通じるまとめとして読んだ。「男女の性愛に対する忌避としてのやおい」といった評価は今となっては神話にすぎないかもしれないが、しかしある部分としては真実であり、そしてそれはいまも生き続けているのだなと。
「オフィスに百合は〜」4巻7/5配信開始の麻 @asa_co 2013年2月17日
性愛が怖くてたまらなかった頃、「性別は関係ない」という言葉には本当に救われた。そういう世界に逃げられたからこそ、私は性愛と向き合えるようになったと思う。「性別は関係ない」という言説、性愛を切り捨てていることへの違和感も今ならわかる。今だからわかる。
「オフィスに百合は〜」4巻7/5配信開始の麻 @asa_co 2013年2月17日
だけど、今まさに性と向き合うことがつらくてたまらない当事者は、「性別は関係ない」なんて本当は違うんだよ!みたいな、このまとめのような「空気」じたいに傷ついてしまうんじゃないかとも思う。唯一の逃げ場を奪われたみたいな。
「オフィスに百合は〜」4巻7/5配信開始の麻 @asa_co 2013年2月17日
まとめの中でも何度も言われているように「男が好きなんじゃない、お前が好きなんだ!」などという台詞はもう絶滅危惧種で、BLもどんどん形を変えている。リアルになったと思うし、生々しさを増したと思う。そういうなかで、私自身「私の逃げ場はもうここにはない」と思ったこともあった
「オフィスに百合は〜」4巻7/5配信開始の麻 @asa_co 2013年2月17日
誰も傷つけないことなんて不可能なんだけど、性と向き合えなくて追い詰められた当事者も傷つけたくないし、もちろんセクシャルマイノリティも傷つけたくないし、難しい