意識・無意識について
デカルトのれいの「我思う」っていうのは、自意識の原理として理解されがちなんだが、原典読んでいるとデカルト自身が難問だとしているのは「夢」の意識。で、間となんかもスウェーデンボルイあたりを気にしている。自意識というのは夢との拮抗にある。そのあたりにフロイトの系譜みたいのもある。
2011-01-02 09:56:54昔のフロイト解説書なんかで無意識と意識の説明で氷山の一角みたいな図があるが、実際に自意識というのはあの程度のもので、人が抱えている意識の総体というのが実によくわからない。
2011-01-02 10:01:40無意識が通底しているとかオカルトじゃねーしはさておき、無意識の構造化が他者を理解できるという根拠であり、それは生得的な構造であるというのはごくあたりまえだとすると、フトイトって実に正攻法で自爆している。
2011-01-02 10:02:38自意識の体系性というか一貫性の物語そのものが自意識なんだろうけど、それは無意識という構造の派生・鏡像であるのはたしかで、その社会的な共通性を思うと、意識というのは、社会幻想から権力のために配分されたものであるのは確かだろうな。
2011-01-02 10:03:56自意識を持つ=倫理的な一貫性を持つ、というそのことが被従属性の根拠なのだろうが、さて、じゃあ、ってことになるとき、個の自立がどうなるのかよくわからん。わかることは、生の充足がないと自意識自体が消えてしまうというエネルギーモデルはありそう。
2011-01-02 10:05:53生の充足というのはかなりの部分生物学的に規定できそうなのだけど、世界史上に出現した「個人」というのはその充足の決定権を自分が持つとし、それを「個人の欲望」また多様性に解消しようとしたけど、無理だったんじゃないか。
2011-01-02 10:08:17子を産むか産まないかは個人というかペアの自由の問題として国家から切り離されているかに見えながら、少子化が問題化されるという矛盾は、より根深い問題の隠蔽からきているのだろう。
2011-01-02 10:09:26個人ないしペアが勝手に生きていく=市民として生きていく、というとき、国家はその道具でしかありえないのだけど、実際には国家は幻想を介してそれを許さない。
2011-01-02 10:10:25統一性への呪縛はあるでしょうね。RT @11uk3w: @finalvent 刻々と変わっているというか、意識って謎。
2011-01-02 10:10:52欲望によって個が定義されるというなら、そこから、原理的に倫理・道徳が排除されないと、国家幻想への欲望の通路が開いてしまう。「正義」が多様な欲望の交通整理以上のものであるとするのは本質的な危険性を持つ。
2011-01-02 10:13:55そこが難しいですね。 RT @hidekih: 上から横からではなく、自主的な倫理道徳もあると信じます。現代経済学は野方図に欲望を原理化しすぎでは。 RT @finalvent: 欲望によって個が定義されるというなら、そこから、原理的に倫理・道徳が排除されないと、国家幻想への欲望
2011-01-02 10:49:13死後の霊魂があるかないかは実はわからんとしか言えない。ないを前提にそれが理性だ科学だとかいう人がバカなんじゃないかとか思っているが、そういうと霊魂があると信じているのかと来るのでバカの二乗には辟易。
2011-01-13 09:38:54「わかる」というのは基本的に既知のフレームに押し込むことなんで、わからないわからないで脳が習得したフレームを壊しつつ改変していくことが重要。
2011-01-13 09:40:53「わからない」ものを「わかる」に変換するときどうしても抽象・捨象化・モデル化が行われるけど、全体像で狂っているとかディテールが矛盾しているとか出てきて、そうしたものへの感性を隠蔽する。というか、心に嘘をつく。ものわかりがいい人やテンプレ正義で他者を断罪する人は、嘘つき。
2011-01-13 09:54:45それなりにいろいろ人見て思うのだけど、悲しみの核みたいなもの持っちゃった人は人生どうにもならんのな。まあ、ない人は幸せ。
2011-03-08 18:24:19仏教でいう慈悲や大悲の悲というのは、「悲しい」という意味ではないとも言うが、悲しいの核みたいなものと関係してる気はする。
2011-03-08 18:26:22この世界は自分の死とともに消滅する、という、ファンタジーは、ファンタジーというよりそのほうが明証的なのに、そうでなく思えるのは、生きるということはこの世界を愛してしまうという、愛の関係性に引きこまれるから。
2011-07-11 09:35:14ざっくり言うとないと思うよ。進化的にデメリットだけではなかったから。“@renpoo: @finalvent 翁。統合失調症の遺伝子治療って将来実用化される見込みあるんでしょうか?どれくらい先の未来の話なのかなあ?”
2012-10-12 09:51:33