「核燃料サイクル」からの撤退は「ババ抜き」・・？

らいあ @Sucha_Para

特集ワイド:「原発ゼロ」戦略、どこへ／上　核燃料サイクルを温存、「虚構」に逃げる政府：毎日新聞　http://t.co/urfv2MM4

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登場人物）　①民主党原発事故収束対策PT座長　民主党北海道総支部連合会代表　荒井聡・元国家戦略担当相　②総合資源エネルギー調査会基本問題委員会委員　植田和弘・京都大教授　③ 大阪府市統合本部　古賀茂明・特別顧問　④ 京都大学原子炉実験所　小出裕章助教　@Sucha_Para

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毎日◆虚構の環:第１部・再処理撤退阻む壁／１（その１）　青森・六ケ所村、「再処理堅持」の意見書　http://t.co/d1gSi5dx　「昨年９月６日午後８時ごろ、青森県六ケ所村の自宅でくつろぐ橋本猛一村議会議長の携帯電話が鳴った」「表示された名前は「川井吉彦」日本原燃社長」

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①「この日、民主党のエネルギー・環境調査会が「３０年代に原発ゼロを目指す」「核燃サイクルを一から見直す」とする政府への提言を決めた」「川井社長からの電話を切り、この問題に詳しい橋本勲、三角武男両村議に相談。国に意見書を出すため翌朝、早めに登庁することを決めた」　@fvjmac

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②「７日午前９時前、議長が役場の「正副議長室」に入ると、両議員だけでなく、面会を約束した覚えのない川井社長ら日本原燃幹部３人がソファに座っていた。」　@fvjmac

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③「川井社長らは文書を示し、再処理から撤退した場合　①村内への使用済み核燃料受け入れ②過去に再処理を委託した英仏から返還される放射性廃棄物の搬入−−継続が困難になると説明」「意見書のたたき台とも言える内容だが、公文書の原案を民間企業が作成するのは異常だ」　@fvjmac

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④「橋本議長が「証拠が残るから文書を持ち帰ってほしい。後は我々で相談して決める。他の議員や記者たちに見られるとまずいから早く退席してください」と言うと３人は従った。」　@fvjmac

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⑤「議会は同日午前１０時に開会し、意見書は午後１時半、全会一致で可決された。「再処理路線の堅持を求める」と題した意見書には８項目が並び、その中には、日本原燃の主張する３項目が含まれていた。」　@fvjmac

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⑥　日本原燃「社長が誰に電話したのか相手のあることなので回答を控える。ただ意見書を出すよう依頼していない」　橋本議長「意見書は我々が独自に作った原案を基にした。日本原燃の文書は参考にしていない」　「しかし電話がきっかけで議会が動き出した事実は動かない。」　@fvjmac

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⑦「電話から意見書可決まで１７時間半の早業だった。」「意見書は後日、政府のエネルギー・環境会議に届いた。民主党の方針通り閣議決定すれば、使用済み核燃料は行き場を失う。」「２月に英国から返還予定の高レベル放射性廃棄物も陸揚げできない。」　@fvjmac

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⑧「エネ環会議事務局の関係者が振り返る。「国際問題になりかねない。意見書は猛烈に効いた」　昨年９月１４日、エネ環会議は「再処理継続」と決めた。「見直す」とする党の方針はわずか８日で覆った。」　@fvjmac

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毎日◆虚構の環:第１部・再処理撤退阻む壁／１（その２止）　原燃に寄りかかる村　http://t.co/SycImpTE　「昨年１０月１４日、青森県六ケ所村の大石総合運動公園の野球場に村議や日本原燃幹部ら約３０人が顔をそろえた…村議会対日本原燃の親睦軟式野球大会」　@fvjmac

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①「一行はそのまま村内の温泉施設「ろっかぽっか」で汗を流すと、併設の大広間で宴会を開いた。割り勘の参加費は１人６０００円。」「話題は昨年９月７日の意見書に及ぶ。」「日本原燃役員の一人が橋本議長に近づき頭を下げた。「本当に助かりました」　@fvjmac

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②「村議と日本原燃は工事を介して深く結びつく。青森県に提出された工事経歴書によると、村議や妻、父母兄弟が役員を務めたり、大株主になったりしている建設会社は８社。うち６社が日本原燃に関連する工事を受注し総額約８億円に達する（１０年１０月〜１１年末）。」　@fvjmac

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③「関係者によると、村議の子供が日本原燃に直接雇用されるケースも複数ある。村の財政も日本原燃に依存している。人口約１万１０００人の六ケ所村の税収は６９億円余。税収が多いため普通交付税が交付されない県内唯一の自治体で、うち約４９億円は日本原燃の払う固定資産税だ。」　@fvjmac

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④「ろっかぽっかも日本原燃側が０２年、約２３億円かけて建設し村に寄付した。」「日本原燃の施設のある一帯は６０年代後半から開発対象になった。「むつ小川原開発計画」が閣議決定されたためだ。しかしオイルショックで頓挫し、代わりに持ち込まれたのが核燃サイクルだ。」　@fvjmac

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⑤「今年１月２３、２４日、九州電力玄海原発１〜４号機から出た低レベル放射性廃棄物の入ったドラム缶計１０４０本がむつ小川原港（六ケ所村）に陸揚げされた。「低レベル放射性廃棄物埋設センター」（同）に埋設処分するためだ。」　@fvjmac

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⑥「再処理工場、ウラン濃縮工場と合わせ「核燃３点セット」と呼ばれ、かつては逮捕者を生む激しい反対運動が展開された。しかしこの日、港に反対派の姿はなかった。　撤退への道は阻まれた。実は攻防は１０年前にもあった。＝つづく」　@fvjmac

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毎日◆虚構の環:第１部・再処理撤退阻む壁／２　エネ庁・電力各社、撤退を模索 http://t.co/JOUKgz6W　「０３年６月、経済産業省資源エネルギー庁の安井正也（現原子力規制庁緊急事態対策監）は今後の再処理政策について協議するため、電力各社とひそかに会議を設置した。」