小田嶋隆さん@tako_ashiの「彼らが反対している対象は、「別姓」ではない。彼らは「自由」に反対している。　ここがキモですね。」

小田嶋隆 @tako_ashi

夫婦同麺 http://t.co/Y1XBubM7

小田嶋隆 @tako_ashi

TLで夫婦別姓が話題になっていたので、ブログに、2009年10月に書いたコラムを転載しました。　お暇があったら読んでみてください。 http://t.co/XAea8KHn

小田嶋隆 @tako_ashi

彼らが反対している対象は、「別姓」ではない。彼らは「自由」に反対している。　ここがキモですね。

小田嶋隆 @tako_ashi

是非や正邪はともかくとして、「結婚は監獄であるべきだ」という考え方にも一理はあるのでしょうね。というよりも、監獄以外の結婚を想像できない人たちが一定数いることは想像できます。「愛とかざけんな」というわけですね。半分賛成しておきます。

小田嶋隆 @tako_ashi

夫婦和合を信じる人も信じない人も、独立した人格同士の対等な関係を信じる人も信じない人も、自由に選択できるのが穏当な着地点だと思います。「和合も愛情も対等も独立も許せねえ。法の束縛がすべてだ」という人の気持ちもちょっとわかりますが、それはやっぱり無理筋です。

小田嶋隆 @tako_ashi

端的に「夫婦別姓自由化」と呼ばずに、わざわざ「選択的夫婦別姓制」という誤解を招く言い方を選んでいるところになんらかの意図を読み取るべきなのかもしれません。

小田嶋隆 @tako_ashi

「選択的夫婦別姓制」という言い方は、夫婦別姓が社会の主流になるみたいなイメージを与える。でも、実際に導入されたところで多くの日本人は、当面、同性婚を選ぶはず。とすれば、「別姓婚の自由化」という言い方の方が、「少数者に選択の自由を与える」実態に即しているのではなかろうか。

小田嶋隆 @tako_ashi

「選択的全裸入浴制」とか言われると「まあ、なんてはしたない」とか言って反対する人が36パーセントぐらいはいるはず。

小田嶋隆 @tako_ashi

とはいえ「選択的納豆にネギ入れる制」には反対しておきたい。

小田嶋隆 @tako_ashi

さきほどのツイート 　×同性婚 　○同姓婚 　でした。訂正よろしこ。

小田嶋隆 @tako_ashi

「日本古来の家族観」からすると、同姓別姓をどうこう言う以前に、むしろ無姓が多数派かもしれない。「川向こうの吾作どんに嫁が来ただ」みたいな話で良いのかということです。

小田嶋隆 @tako_ashi

×　多くの日本人は、当面、同性婚を選ぶはず ○　多くの日本人は、当面、同姓婚を選ぶはず タイポ例は、ラディカルすぎたｗ

小田嶋隆 @tako_ashi

「選択的革靴だけど靴下なんかはかないぞ制」にも反対しておく。

小田嶋隆 @tako_ashi

ネーミングライツの売買を自由化するのはどうだ。「いやあ、娘が結婚するんで、奮発して伊集院を買ってやりました。ええ20万円ほどです。痛し痒しですな」「以前名乗っていた綾小路は質に入れてます。しばらくいまの貧乏名前で辛抱です」とか。

小田嶋隆 @tako_ashi

戒名婚はどうだ？

小田嶋隆 @tako_ashi

「出席をとります。ボラギノール健一君」とかって、ちょっとやだな。

小田嶋隆 @tako_ashi

２ちゃんねるをのぞきに行ってみると、夫婦別姓に反対する論調の多くは、「朝鮮半島および中国からの移民流入および永住権狙いの偽装結婚ならびに日本人の資産略奪目当ての入籍を警戒するお話」だったりするんですね。なんともはや。