『楽園の鳥』の前後

寮美千子の泉鏡花文学賞受賞作『楽園の鳥 —カルカッタ幻想曲—』の成立前後のこと。
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松永洋介/ならまち通信社 @narapress

「夢を見ていたのかもしれない。夢の大気は水よりも濃く、ねっとりと粘りついて、肌にまつわりついてくる。わたしの動きは緩慢になり、起きている時間と眠っている時間の区別もつかない」> 「楽園の鳥」完結記念朗読ライブ/坂田明&寮美千子1 http://t.co/VqFTj6Ci

2013-02-15 02:22:48
松永洋介/ならまち通信社 @narapress

「しっかりと目を見開いて受け止めればいい。見えている、それだけしかない。想像力のなかで増幅された恐怖に比べれば、その方がずっと楽だ。すべては眩しい光のなかに、くっきりと存在していた。栄光も悲惨も、過去も現在も。 未来だけが見えなかった」http://t.co/VqFTj6Ci

2013-02-15 09:32:13
松永洋介/ならまち通信社 @narapress

2002年4月13日、東京・自由が丘で「坂田明+寮美千子/連載小説「楽園の鳥」完結記念リーディング」。開催案内http://t.co/EJ0mNuxV、写真http://t.co/J8WvOGWW(撮影・酒寄進一)、テキストhttp://t.co/Ha7alLgr

2013-02-15 10:24:02
松永洋介/ならまち通信社 @narapress

「海岸の埋め立て地にある「千葉県立美術館」は、わたしが『ノスタルギガンテス』の中で描いた美術館のモデルだ…埋め立て地の殺伐とした雰囲気は、年月が経ったいまもそのままだ」>寮美千子の日記:廃墟@埋め立て地 2004/6/27 http://t.co/i91531JH

2013-02-15 10:53:03
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寮美千子の泉鏡花賞受賞作『楽園の鳥』。2000年3月、刊行後7年経っていた『ノスタルギガンテス』を読んだ四方田犬彦氏が「週刊SPA!」連載コラムで紹介。それを見た「公明新聞」の担当者が連載小説の筆者候補に。コンペで通り、連載へ。2001年3月から336回連載。最終日に朗読ライブ。

2013-02-15 10:54:38
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「楽園の鳥」連載後、単行本化が角川で頓挫。七戸画伯@M_Shichinohe からのご縁http://t.co/BCXjU1ov で、講談社で実現。2004年1月、門坂画伯からの指摘http://t.co/9lf2kWfp でラストシーンを加筆することに。インド再取材へ。

2013-02-15 11:06:37
松永洋介/ならまち通信社 @narapress

2004年当時、ガンジス河口の情報はネットにもほとんどなかった。舞台の決定に四苦八苦。http://t.co/T7Ha86t3 http://t.co/ziunFqz6 http://t.co/eq3YPK7m http://t.co/4t4TPN05

2013-02-15 11:14:48
松永洋介/ならまち通信社 @narapress

インドが地図を公表していなかったので、1955年ソ連海軍作成の海図を岐阜県立図書館から入手するなどして、ようやく取材先を「ガンガサガル」に決定。2004年2月から3月、取材旅行。旅行のあいだ、徹底的にメモをとっていた。>そのメモの一部 http://t.co/pWzEeUIZ

2013-02-15 11:21:52
松永洋介/ならまち通信社 @narapress

>「楽園の鳥」入稿/連載と単行本化の経緯 2004/6/8 http://t.co/lM6cprCc

2013-02-15 11:24:15
松永洋介/ならまち通信社 @narapress

『楽園の鳥 カルカッタ幻想曲』は、刊行1年後の2005年、泉鏡花文学賞を受賞した。>受賞当時の寮美千子掲示板のようす http://t.co/RXfwtlvz

2013-02-15 11:28:50
松永洋介/ならまち通信社 @narapress

>寮美千子:第33回泉鏡花文学賞 受賞スピーチ原稿@金沢市文化ホール 2005年11月22日 http://t.co/43vXiJjf >選考委員コメント/五木寛之氏 http://t.co/Pvj5nS0D 、泉名月氏 http://t.co/XHVwYl8x

2013-02-15 11:33:01
松永洋介/ならまち通信社 @narapress

『楽園の鳥』泉鏡花賞受賞のキーパーソンの一人が「月蝕歌劇団」代表・劇作家の高取英氏@takatoriei 。まさに「鏡花も書いていますが、世の中というのは人間の不思議な縁の輪のなかからいろいろなものが生まれてくるのだと、とても不思議な縁を感じました」という五木氏のコメントの通り。

2013-02-15 11:38:27
松永洋介/ならまち通信社 @narapress

『楽園の鳥』の主人公は作家。作中で書いている小説が実体化したのが、本格ファンタジー『夢見る水の王国』http://t.co/4KLkvJvm 。北國新聞の雑誌に連載後、2009年に(『楽園の鳥』を逃した)角川書店から上下巻で刊行。

2013-02-15 11:45:45
松永洋介/ならまち通信社 @narapress

『楽園の鳥』作中で語られるもう一つの物語が、ガンジス河の起源神話http://t.co/9XvxC5Lh 。こちらは山田博之画伯@botanica_yamada の手で絵本に。年内にも刊行か。>絵本「ガンジス物語(仮)」公開制作 http://t.co/slgeZwEq

2013-02-15 11:51:10
松永洋介/ならまち通信社 @narapress

寮美千子『楽園の鳥』、さすがにもう新本では流通していませんが、泉鏡花賞受賞作なのでたいていの図書館に入っているし、手頃な古本も出回っているのでhttp://t.co/7cJs082Z 、興味ある方はお読みいただければと思います。内容は娯楽小説でなく純文学なので、そのつもりで。

2013-02-15 11:56:28