アニソンとアイドル

ジャッキーsun @tkom_Jacky

江川達也さんの『BE FREE!!』は大好きだし超名作だと思います。そのことは彼が「ドラえもん嫌い」とかなんとか言ってることと矛盾しません。ドラえもんだって完璧ではないから、僕はドラえもんのよくないところをいろいろ考えますし、江川さんの言っていることにもある程度納得はします。

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僕には好きなアニメソングがたくさんありますが、「これはこのアニメの曲じゃなければ好きではないだろうな」というのがけっこうあります。年を取ってそれがわかるようになりました。逆に全然好きじゃないアニメでも曲は良いなと思えるようにもなりました。呂布子ちゃんの『Doki!』とかがそうです

ジャッキーsun @tkom_Jacky

十代の頃に「この曲やばい神曲」みたいに思ってた曲でも、「アニメやキャラへの思い入れ補正が強いなー」って今は思ったりします。文化、背景、すべて含めて曲だと捉えれば、最高のものでも、言ってること・やってること自体はたいてい特別なことはないんですよね。アニメソングですからね。

ジャッキーsun @tkom_Jacky

今では、僕がアニメソングを評価する最大の軸は「その曲を子供が毎週、合計50回前後聴くという前提に立ったとき、それはどのように教育的であるか？」というところにあります。キャラソン・イメソンなら「そのCDを買ったオタクの心に及ぼす影響はどんなものか」とか。

ジャッキーsun @tkom_Jacky

アニメソングはとてもシンプルなので、音楽として評価しようと思うと僕には難しいのです。ママ4の曲なんかは際だって優れていると思いますけど、あれは例外かな。

ジャッキーsun @tkom_Jacky

そういうふうに考えていくとアニメソングとアイドルソングというのは非常に似ている。背景知識なしに曲だけ、あるいは曲の動画だけを見ると、「本編」と切り離されるがゆえに、オタクが見るのとはまったく違った見え方・聞こえ方がする。

ジャッキーsun @tkom_Jacky

ある意味では混じりっけのない、本当の「その曲」に向き合うことができるとも言えるし、別の意味では本当の「その曲」の姿は見えていないと言うこともできる。そこを踏まえて、分けて考えることができなければ、何も言う資格はない。その資格を得るためになんとかがんばろうというのが最近の僕です。

ジャッキーsun @tkom_Jacky

アイドルソングだったら、「この曲をファンの若い子たちが毎日何十回も狂ったように聴くとして、その子に与える影響はどんなものか」というようなことを考えます。そういう観点に立つと、また考え方は変わります。僕があるアイドルの曲について「曲としては普通」と書いてしまったのはそのためです。

ジャッキーsun @tkom_Jacky

曲としては普通で、特に面白みもないものだけど、この曲をこのアイドルが、ファンたちに向けて一所懸命歌うことに意味がある、と考えれば、また違う感想になるということです。曲だけ見たら別に特別なことはなく、とても素敵な内容を歌っている耳と身体になじみやすい曲というだけだと僕は思います。

ジャッキーsun @tkom_Jacky

たとえばライジンオーのキャラソン等、僕は今でも全部歌えますし愛していますが、曲だけ切り取って「いい曲だ」とは全曲に対してはとても言えませんし、無条件で他人に薦めようと思える曲もありません。ライジンオーが好きな人には是非薦めたいですが。ライジンオーだから意味のある曲たちです。

ジャッキーsun @tkom_Jacky

昔好きだったアイドルの曲っていうのと、昔好きだったアニメの曲っていうのは、実に近いものであるような気がします。冷静に曲だけを批評しようとすればそれほど良いものでもありません。

ジャッキーsun @tkom_Jacky

ライジンオーで一番の名曲といえば『FRIENDS』ですが、知らない人が聴いても「いい曲だね」どまりでしょう。僕らは果てしなく泣きます。