.@yonda4 天帝の愛でたもう孤島 読了。とても良かった。今までのシリーズで感じた前半と後半の乖離もなかったし、まほろの言動も筋が通ってた。独特の作り物めいた舞台設定に対する説得力が増していると思った。一つの作品として調和がとれてきている。次の巻が楽しみだ。
2009-09-09 08:07:20それほどガンダムを見ているわけでは無いので、金剋木の表紙返しの台詞がハマーン様の台詞のパロディと言う事に気付かなかった。いや、どっかで見た台詞だとは思ったんだけどね。
2009-09-14 14:36:21探偵小説シリーズは、回を重ねることに平易に、まほろらしさが失われていく。この辺りはアンテルビュでも意識してやってるって書いていたけど、その分天帝シリーズでまほろワールド炸裂と期待している。
2009-09-14 15:13:40BLにするとして「まほろ×てるほ」(実は小説の裏側では出来ているみたいな~)のが順当なのかな?、うーん、瀬尾×二条というのも捨てがたい……
2009-09-16 00:42:23.@nori_rin 麻耶は本格を突き詰めた結果生じる歪みが作品世界を支配しているのに対して、まほろはみすてり以外の部分を歪める事で逆にミステリを異質なものに見せている、のかなと思います。果実ではとくにその傾向が顕著かと
2009-09-16 01:37:34まほろは奇書の系譜には連なるものではないと思っている。でも果実は一番近いかな。余剰によって主部たるミステリを駆逐してしまっている。 謎に辿り着く前に読者に投げ出されるミステリなど他にあるだろうか? #mahoro
2009-09-16 17:33:55麻耶も殊能もそしてまほろも、探偵が旧来の意味論から文脈を違えられてる、というか、名探偵そのものへの問題意識があるのが共通している特徴かも。 #mahoro
2009-09-16 17:43:06あれは一義的にはリアリズム、主語は述語から分離されるということだけど「本質は実存に先立つ」という話題ともつながるのだろう。作者がその特殊性にきわめて自覚的であるということは『御矢』の冒頭から解る。 RT: @mr_konn 癖になるそれは古野まほろ的倒置法だった。
2009-11-03 18:18:37翻って古野まほろにおいては覆面作家であることで(クイーンもそうだが)キャラクターが同一の名前を持つ作者と同一視される。いわば私小説的で、有栖川はそれを切断するためにこそ二人のアリスを生み出したといってもよい。
2009-11-15 06:30:27まほろはそこで止まらない。作者とキャラの同一性という文学の宿命から距離をとらない。小説の大部分が別の時間軸にある作中のまほろが書いている小説だということを示唆するメタフィクション的な複線もあるが、それは作者と作品の結びつきを強化するように働く。
2009-11-15 06:34:20RT @shizaki まほろの、「小説を書いている、理由。それはただ、自分の、失われた想い出のうたかたを探すため。」って言葉、すごくいいなぁ。
2009-11-26 20:14:07.@tomarin その蜻蛉人の解釈は目から鱗。僕はブログに、古野まほろを語ることは90年代を語ることなんです、なんてつぶやきました。作品を読むこと自体は単体でも出来ますが、作品と世界との呼応関係は、世界を知らないといけない、というわけで、引き続き「Z」視聴がんばってください。
2010-01-30 21:42:23ルビについて考える。例えば、もし『甘い果物』のルビが『レモン』になっていたら。これは作者のミスか、主人公がマジックフルーツ等でレモンを甘く感じているのか、それともこの世界ではレモンは甘いのか?
2010-02-03 23:15:14サークルの同じく吹奏楽経験あってミステリ読みの後輩とも完全に意見が一致するところだけど、古野まほろ作品の吹奏楽描写は全然誇張じゃないと思う。マジで神様見えることある。
2010-03-13 01:25:57