@HEAT2009さんのTPPまとめ

2/17新報道2001の書き起こしです。ご本人様より許可を頂きましたので投稿します。 リアルタイムで放送を観られた方も、もう一度文字でどうぞ。
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HEAT @HEAT2009

以下、今朝の報道2001におけるTPPに関する内容を連投。

2013-02-17 23:03:09
HEAT @HEAT2009

報道2001。テーマはTPP。推進側には、小池百合子(自民党広報本部長)、江田憲司、高橋進(経済財政諮問会議民間委員)。慎重側には、中谷元(農林水産戦略調査会長)、榊原英資。宋文洲は中立。自身を「消極的推進派」と表現した小池は第一次安倍内閣の防衛相、中谷は小泉内閣の防衛庁長官。

2013-02-17 23:03:48
HEAT @HEAT2009

自民党政権で防衛相(防衛庁長官)をつとめた中谷元(小泉内閣)と小池百合子(安倍内閣)だが、中谷は地方出身、小池はWBSの元キャスターで東京を選挙区としている。これが両者を慎重派と消極的推進派とに分かれた理由か。

2013-02-17 23:05:29
HEAT @HEAT2009

報道2001。番組はゲストの6人にTPPで守るべき「聖域」を示させた。各人が何を聖域に挙げたかというと、小池百合子はコメと砂糖と医療とISD、江田憲司は何もなし(全部テーブルに乗せる)、高橋進は医療、中谷元はISD条項(国の主権)、榊原英資はコメと医療、宋文洲は金融だった。

2013-02-17 23:06:14
HEAT @HEAT2009

まあ、マダム寿司は党の広報本部長なので、本音はどうあれ、公約違反になることは言えんわな。番組が色分けした「推進派」を否定せずに「私は消極的推進派」だと推進側にいることを認めたわけでね。

2013-02-17 23:07:25
HEAT @HEAT2009

続き。高橋進のいう守るべき「医療」とは、具体的には、TPPでは「はっきり明示的に自由化の対象になっていないが聖域で守るとすれば国民皆保険だ」と述べていた。それ以外のことはやってもいいと明言した。江田憲司も国民皆保険は守るべきだと述べたが、議題にはならないと断言した。

2013-02-17 23:08:16
HEAT @HEAT2009

報道2001。VTR「TPPの交渉は21分野に分けられており、日本が拘る関税撤廃はその内の一つにすぎない。残りの20は、公共事業や食品、投資など、様々な分野における規制の緩和だ。米国が目論むアジアを公平な競争の場にする規制緩和、これは20年以上前から米国が目指してきたものだった」

2013-02-17 23:08:46
HEAT @HEAT2009

VTRのナレーション続き「1989年に行なわれた日米構造協議、実はここでTPPとよく似た要求が米国から出されていた。それは、『公共投資の割合を引き上げる』『談合への刑事罰の強化』など、日本の制度を変えること」。

2013-02-17 23:08:55
HEAT @HEAT2009

続き。ナレーション「ブッシュ大統領は、貿易不均衡を解消するため、日本にこれまでにない要求を突きつけたのだ」。農水官僚(国際部対外政策室長)として交渉にあたった民主党の篠原孝議員「米国の究極の結論は、『日本の仕組み自体がおかしいのではないか。構造的におかしい』と」。

2013-02-17 23:09:31
HEAT @HEAT2009

続き。篠原孝「それを直させなくちゃということで、それで話し合いをしようと言ってきた。米国の企業がやっていくためには日本の仕組みを変えないといけないと。準備段階からして、日本は常に受け身。米国は戦略的にやってきている。その違いが歴然としている」。

2013-02-17 23:09:54
HEAT @HEAT2009

続き。篠原孝「もう(要求する)項目数がぜんぜん違う。日本が米国側に注文をつけるのは半日ぐらいで終わってしまうが、米国が日本に注文つけるときは夜中までやるんです」。ナレーション「1年におよぶ交渉の結果、大規模小売店舗法、企業の情報開示など、規制緩和につながった」。

2013-02-17 23:10:12
HEAT @HEAT2009

続き。ナレーション「さらに、日米構造協議以降、毎年、日米の間で年次改革要望書が提出されることに。すると米国の要望と一致する出来事が。NTTの分離分割、郵政民営化、これらは米国からの要望と重なる」。

2013-02-17 23:10:47
HEAT @HEAT2009

続き。ナレーション「2009年の政権交代で廃止されたこの要望書、その代わりがTPPだという指摘もある」。関岡英之「(TPPは)物品の貿易に関するものはごく一部で、それと直接関わりのない金融・サービス・投資・環境・労働と、様々なテーマが包括的に入っている」。

2013-02-17 23:11:07
HEAT @HEAT2009

続き。ナレーション「標的は関税ではない可能性。米国の狙いに日本はどう挑むのか」。関岡英之「国防という国家の根幹を米国に依存している。日本は米国の軍事力に頼らざるをえない」。※口元を見ていたら関岡の言葉は続いていたが「頼らざるをえない」の言葉でCMへ。

2013-02-17 23:11:50
HEAT @HEAT2009

続き。ナレーション(CM明け)「1993年から行なわれた日米保険協議。そのとき日本側の交渉テーブルに座ったのがこのひと(榊原英資=大蔵省国際金融局長)。当時、外資に独占されていたがん保険などの第三分野に日本の企業が参入できるよう米国に交渉。参入は先送りされながらなんとか実現」。

2013-02-17 23:12:19
HEAT @HEAT2009

続き。ナレーション「しかし、代わりに自動車・火災保険の利率が米国の要求どおり自由化された。米国の交渉は自国の利益を徹底的に追求するものだという」。篠原孝「何をやってもいいわけだから、経済情報を集めて、日本の弱みはどこかと徹底的に調べさせた。CIAにもやらせた」。

2013-02-17 23:12:43
HEAT @HEAT2009

続き。ナレーション「日本の弱みを調べるため、CIAを投入していたという米国。江田憲司氏も随行していた1995年の日米自動車協議。この時期、橋本通産相の電話をCIAが盗聴していたと報じられた。経済戦争とも呼べる熾烈な交渉に挑む日本、安倍総理はTPPをどう決断するのか」。

2013-02-17 23:13:07
HEAT @HEAT2009

報道2001。VTRが終わってスタジオ。中谷元「(TPPで)特に問題なのは、ISD条項。これは、主権を守ることができない。つまり、投資家が国家を訴えることができて、我が国として守らなければならないものが守れなくなる」。

2013-02-17 23:14:02
HEAT @HEAT2009

続き。小池百合子「ISDは国家としての主権の問題にかかってくる。フランスなどはそれを外させたりしているんで、努力すべきです」。

2013-02-17 23:14:38
HEAT @HEAT2009

続き。中谷元「貿易のルールというのはWTOという場があって、FTA/EPAとか二国間で交渉している。TPPは大きな経済ブロックを作るわけで、それが講じると世界大戦に発展した例もある。特に、日本と中国・韓国、またASEANも、二つに分断しちゃうので、まったくいい話ではない」。

2013-02-17 23:15:17
HEAT @HEAT2009

報道2001。聖域について高橋進「交渉事なので、交渉した結果、何か聖域は残るというのが今までのこと。そのために交渉をする。最初から聖域ができるできないということで交渉に入れないのはおかしい気がする。国益を抱えてそこだけは守るというスタンスじゃないと置いていかれてしまう」。

2013-02-17 23:15:48
HEAT @HEAT2009

報道2001。宋文洲「(高橋進の意見に)全く同意。ただ、全部ゆずると金融は絶対に負けちゃう(宋文洲はTPPで守るべき「聖域」に金融を挙げている)。100%じゃなくても80%だけ守ればいいと思う。FTAを要請すればTPPと全く同じ効果が出る。1対1の交渉だから日本にとって有利」。

2013-02-17 23:16:16
HEAT @HEAT2009

報道2001。榊原英資「東アジアが経済統合を事実上している。日本と中国も経済的に深くなっている。しかも東アジア或いはアジアがこれからの成長のエンジンになる。TPPは米豪がそこに入りたいと、俺たちも入れてくれと、そういう側面がある。こう考えると日本が飛び乗るような交渉ではない」。

2013-02-17 23:17:12
HEAT @HEAT2009

続き。榊原英資「日本は大様(鷹揚)に構えていればいい。別に反対する必要もないが、大様(鷹揚)に構えていればいい。そういうこと」。

2013-02-17 23:17:29
HEAT @HEAT2009

報道2001。小池百合子「APPというのが昔あった。ブッシュ政権のとき私は環境相だったのだが、京都議定書に反対する米国がイニシアチブをとるために米国・ヨーロッパ・その他の国々を入れて、日本を外して、やろうとした。韓国のカウンターパートから『日本、入ってませんよ』と教えてもらった」

2013-02-17 23:18:12
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