(oto)'s#twnovel03(2013.01〜03)

3ヶ月に一回ついのべをまとめようと思います。 後で読み返すと恥ずかしくなりますね。 分けわかんないとか間違えてるとか。
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(oto) @iphirotone04s

#twnovel 交差点左折時、バックミラーに下げてある交通安全お守りに重なり人が見えなかった。慌ててブレーキを踏みハンドル切った。危うく電柱にぶつかるところだった。何が交通安全お守りだ、とぼやき走り去った。 巻き込まれそうになっていた少女が助かり、ホッとした数名が駆け寄った。

2013-01-04 14:50:13
(oto) @iphirotone04s

#twnovel 珈琲を飲んだばかりなのに眠いって?おかしな奴だな。 僕の星ではカフェインで酔っ払って眠くなるんだ。 言い切ってしまってからハッとした。 なーんてね。昨日遅かったから。 (コイツだ!)夜更かししたならもう一杯おごるよ。 もういいよ。 (見つけた。尾行を開始する。)

2013-01-04 15:47:34
(oto) @iphirotone04s

#twnovel 私の字は読まれた事がない。どんなに丁寧に文字を書いても精密画に見えるのだ。しかし不思議と内容が伝わる。日本語を書いているつもりだが、画として認識されるので外国人にも伝わる。パソコン上で文字が打てても日本語のみだが、直筆だとマルチリンガルである。何とも複雑な気分。

2013-01-08 20:11:24
(oto) @iphirotone04s

#twnvday 弟「大人しいってどういう意味?」 母「静かって意味かな、もともとは大人みたいということね」 姉「でも大人しい大人っていないよね」 母「いなくはないけど…そうねぇ」 姉「音無しいってどう?」 母「上手いこと言うわね」 二人の会話続く 弟「…弟しいってどうかな」

2013-01-14 09:12:14
(oto) @iphirotone04s

お前を幸せにすると言って夫婦になったはずだった。しかし時が経ち力む程に幸せから遠ざかった。無力感に苛まれ相手も自分も責めた。 幸せにするという事はおこがましい事で、私自身が幸せになるために結婚したのでなければならなかったのだ。そう思った時から夫婦の幸せが叶った。#twnvday

2013-02-14 02:26:08
(oto) @iphirotone04s

四畳半の生活。離婚の調停。闘病生活。婚約指輪の紛失。不妊治療の末生まれた子。その子の孫。還暦祝いの旅行。それらを回想した男はぽつりとひと言、安らかに眠る妻に言った。 「色々あったな。」 今度は妻の役をやろうかと思いついた時、男は添い遂げるという意味を知った。 #twnvday

2013-02-14 18:03:11
(oto) @iphirotone04s

私もいずれ行きますから先にお休み下さい。と言って白い髭が短く生えた冷んやりとした頬を撫でた。私がそちらに行く時くらい優しく手を取って下さいね。苦しかった生活から解放されたはずの私がまだ貴方を慕う気持ちを持っていると気付いた時、添い遂げるという意味を知りました。 #twnvday

2013-02-14 18:03:19
(oto) @iphirotone04s

幼い子が喧嘩をしている。叩き合い泣きわめき離れて行く。気がつくと二人がまた一緒にいる。さっきはゴメンねなんて言葉をさらりと言い何事もなかったかのようにまた遊ぶ。それに比べ大人の喧嘩のなんと醜いことか。仲直りの下手な大人が子どもの喧嘩に介入したところで何になる。 #twnovel

2013-02-14 18:13:34
(oto) @iphirotone04s

バスの窓が曇っている。冬はいつもこうだ。ハートに塗り潰して外を見た。偶然ピンクの看板と重なりハートが色付いた。翌日も窓にピンクのハートが現れた。奇跡が6日も立て続いた。7日目の朝、ハートの中に現れたのは女性の顔だった。僕は次のバス停で飛び降り全速力で駆け出した。 #twnovel

2013-02-14 18:58:40
(oto) @iphirotone04s

マウスにそっと手を乗せる。その手を自分で見る方向から見る手の形が好き。そう言ったのを覚えていた彼女が覆いかぶさってきて、マウスに手をやり、こうでしょ?なんて言う。 あーもう、手の形なんてどうでもいいです。 #twnovel

2013-02-14 19:35:05
(oto) @iphirotone04s

#twnvday 男はひたすら東を目指した。砂漠を横断し大平原を渡って竜の棲む森林を抜けた。東には妻が待つ。最果ての地にたどり着いた男はやっと妻に巡り合った。 そなたに会うのは二度目だ。我らは夫婦と呼べるのか。 たとえ今日が最期となろうとも想い合った仲ならば貴方を夫と認めます。

2013-02-15 00:31:17
(oto) @iphirotone04s

ぼぐは、今・日、楽しい、こと、が、あ"り、ま、した、だっ、、みよこ、ちゃんが、来,た、から、一緒、に遊ん、だよ、はじ、めは、おま、まご、ど、し、て、遊ん、だ、けど、あき、だから,太'の、さんぼ、し、たよ、ぞして、、、、、【点で話にならない 】#twnovel

2013-02-27 02:36:36
(oto) @iphirotone04s

…くんがね、ぼくの。ミニカーとったの、えーん、それでね。とりかえ。そうとおもったら、たたいたのいたかったー、いたいーここー、わぁぁんまーくんとったー、まーくんむりやり。とるんだもんミニカー、そしてちょっぷしたの、わぁぁぁん、そしてね、、【まるで終わらない】 #twnovel

2013-02-27 02:37:32
(oto) @iphirotone04s

殿様飛蝗は蟻ときりぎりすの話を聞き改心した。巣を掘り餌を運んだ。不要になった自慢の後脚と翅はもぎ取った。ところが餌を運べど干草と黴を増やすのみ。殿様は愚行を認め、再び君子豹変するも時すでに遅し。もはや芋虫と成り果てた体を百舌に見つかり木の枝に串刺されたのだった。 #twnovel

2013-02-28 02:19:51
(oto) @iphirotone04s

職場のコピー機で掌をコピーした。出て来たのは私の履歴書だった。5年後に私は退職することになっている。自動車普通免許だけのはずの資格の欄には、TOEIC850点、危険物取扱者甲種、行政書士、食品衛生管理者、マンション管理士、ウェブデザイン・・・何がしたい未来の私 #twnovel

2013-02-28 02:53:04
(oto) @iphirotone04s

ゴーストライターは苦悩する。私の書いたものがこんなに売れるのだったら始めから名を明かせばよかった。名を汚されるのを恥じて自ら影に潜んだのだ。今さら表に出ても一からのスタートだ。いや今からでも名乗るべきか。ゆらゆらと惑うばかり。彼は地に足が付いていないのだ。#twnovel

2013-02-28 02:57:38
(oto) @iphirotone04s

パパ、人は死んだらどうなるの? 人が死んだら主語の世界に行くんだよ。一人称界では一人ぼっちさ。生きていても孤独が過ぎると死んでしまうだろう。人は一人では生きられないと悟ると二人称界へ行く。あなたとの会話が弾むと三人称界に行くんだよ。そして四人称界で神と対話する。 #twnovel

2013-02-28 03:17:46
(oto) @iphirotone04s

iPS細胞を使って私の涙腺の一部に酒造細胞を作った。悲しみの涙からは辛口の悲しい酒ができる。嬉し涙は甘口の酒。妻が亡くなった日、葬式 に出す酒には困らなかった。しかしそれ以後涙は枯れた。死ぬ前の妻の細胞は保存してある。iPS細胞の技術で、再び甘口の酒が飲めるか。 #twnovel

2013-02-28 03:24:46
(oto) @iphirotone04s

この人は二日酔いで結婚式を遅刻しました。子が生まれた日には急性アル中で入院していました。自転車の酒気帯び運転で7回捕まりました。車の免許は取れませんでした。喧嘩したときの傷も残っています。文字通りの酒浸りの人生でした。これはそんな経歴のある人のアルコール標本です。#twnovel

2013-02-28 03:33:46
(oto) @iphirotone04s

コンセントレーションを高めている。いつでも準備OKだ。私の役割は気まぐれな電子達の機嫌を取り留めておく事だ。これには集中力がいる。時に私の準備中にショートさせる奴がいて困る。私の上司ヒューズはキレやすい正確で瞬く間に私に雷を落す。おいそこの小僧あっちへ行け。 #twnovel

2013-02-28 16:52:28
(oto) @iphirotone04s

この国に夏が無くなって5年が経った時、雪下開発構想が起こり3年後に着工した。雪下農場の開発から始まり今では雪下都市と言っても良いほどに成長した。雪天蓋の大規模な崩落があった頃は太陽を拝みたいという人が大勢いたが、今は空に舞う雪を見たことがある人の方が少ない。#twnovel

2013-02-28 16:53:46
(oto) @iphirotone04s

5人目の犠牲者が出た。原因不明の高熱が一週間続いた後、四肢が短小化しアゴが異常に腫れ上がり尾が生えるという症状の重症熱性troll化現象症候群である。ウイルスが原因と見られていたが、血液検査の結果、ムーミンダニを媒介とするスナフ菌が原因であることがわかった。#twnovel

2013-02-28 16:53:55
(oto) @iphirotone04s

廃屋の床板の木目が俯いた女に見えたので写真を撮った。翌晩、木目の女は正面を向いていた。驚いて写真を撮るとフラッシュで板が光ったので撮り直した。翌朝、女は顔を覆っていた。 1年後、廃屋から男の死体と同じ写真が350枚以上発見された。 木目は寄り添った男女に見えた。 #twnovel

2013-02-28 16:53:59
(oto) @iphirotone04s

雑オ林?目が霞む。再び活字に目を戻すと誤植だと思った字が直っていた。雑木林。疲れを実感し本を閉じて横になった。( お前今、人間にバレなかったか!?本閉じてからにしろよ!)ハライがこたえる。(なぁに、気のせいだとでも思ったろうさ。このスリルがたまんねぇんだよ。) #twnovel

2013-03-04 06:12:46
(oto) @iphirotone04s

これがドラゴン?小さいね。そう、これが本当の姿なんだよ。ドラゴンの身の守り方はね、相手に幻覚を見せてひるませるんだ。世界中に広まってるイメージはドラゴンが見せた幻覚なんだよ。あまりに恐ろしいので昔からずっと伝わってきたんだ。だから怒らせちゃだめだよ。そーっとね。 #twnovel

2013-03-04 06:14:38