丸山天寿先生の「少し怪しい、仮面・覆面ヒーロー」

『本日は「月光仮面の日」』
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丸山天寿 @tenjumaruyama

さて日曜日のお遊び。本日は「月光仮面の日」である。1958年のこの日、ラジオ東京(現在のTBS)で国産初のテレビ映画「月光仮面」の放送が始まった。突っ込み所満載の番組だった。そこで本日のお題「少し怪しい、仮面・覆面ヒーロー」全ての叱責、異論、追加を認めます。文中敬称略→

2013-02-24 07:53:06
丸山天寿 @tenjumaruyama

「月光仮面」-川内康範の原作を桑田次郎他が漫画化。桑田のシャープな描線が印象的。あれは「仮面」ではなく「覆面」、往復30分以内の事件しか解決できないという指摘もあるが、ガキの頃は友達の家のテレビで夢中で見ていた。月光仮面の真似をした高所から飛び下り、怪我をする友人が何人もいた。→

2013-02-24 07:54:48
丸山天寿 @tenjumaruyama

「月光仮面」-「スーパーマンは眼鏡を外すだけで、誰なのか分らなくなるのだから某国人はアホだ」と思っていたが「風呂敷を被ると正体が分らなくなる日本の警察官も負けないくらいアホだ」と思うようになった。「彼の正体が祝十郎であるのを知っている俺達の方がまし」と真面目に思っていた。→

2013-02-24 07:56:36
丸山天寿 @tenjumaruyama

「愛の戦士レインボーマン」-川内康範原作、小島利明画。日本人皆殺しをたくらむ「死ね死ね団」と戦う。テレビでは挿入歌などが話題になり「トンデモ作品」として有名たが、漫画はそれに輪をかけた怪作。無理やり正義の味方にされたヤマトタケシの絶望的な戦いの日々。ヒーローが全く笑わない→

2013-02-24 07:57:57
丸山天寿 @tenjumaruyama

「ナショナル・キッド」-貴瀬川実原作、一峰大二画。その名の通り、テレビではメーカーの回し者(番組に登場する電気製品は全てナショナル)だが、飛行シーンなどは素敵だった。ただし、コミックの方はヒーロー物というよりギャグに近い作品。悪者にも、事件にも緊張感が感じられなかった。→

2013-02-24 07:59:29
丸山天寿 @tenjumaruyama

「飛騨の赤影」-横山光輝画。伊賀の影丸の後に連載開始。特撮テレビドラマ「仮面の忍者赤影」として実写化された。原作は正統派の忍者漫画だが、テレビではなんでもありのトンデモ作品(だからこそ面白いのだが)。仮面は飛騨忍者の頭領の証。だが、本人は恥ずかしくて顔を隠していた(と思う→

2013-02-24 08:02:17
丸山天寿 @tenjumaruyama

「仮面ライダー」―「石ノ森章太郎」-テレビでは特撮変身物の元祖的ヒーロー。テレビと同時に「ぼくらマガジン」に連載されたココミックはテレビよりハードで凄まじく魅力的。あまり書くとネタばれになるが、物語の展開もショツカーの正体もラストもあっと驚くもの。是非一読をお勧めする。→

2013-02-24 08:03:51
丸山天寿 @tenjumaruyama

「究極!変態仮面」―あんど慶周画。ドMの刑事とSM女王の間に生れた高校生が、覆面をつけようとして間違って女性用下着を被ってしまったのをきつかけに変態仮面に。よく分らない事情だが、気持は分る。恥ずかしいからに違いない。最近実写化されたが、映画会社の勇気に拍手を送りたい。→

2013-02-24 08:05:59
丸山天寿 @tenjumaruyama

「けっこう仮面」-永井豪画。顔を隠して体を隠さない美少女が活躍するパロディの傑作。学園内で助平な悪事を繰り返す「サタンの足の爪」と戦う。登場する人物のネーミングも素敵。けっこう仮面の正体も明かされず(ヒントは出される)ミステリーの一面もある。「まぼろしパンティ」も読もう→

2013-02-24 08:09:07
丸山天寿 @tenjumaruyama

日本には仮面・覆面をしているヒーローが多い。数えきれないほどいる。覆面は正体を知られると都合の悪いか恥かしい時。仮面をつけるのは普通とは違う新たな力をつける(変身も含めて)場合と私は勝手に分けて考えている。日本人は基本的にシャイなのだと思う。心優しくシャイな者達よ頑張れ 了

2013-02-24 08:13:42