Yes!プリキュア５架空戦記

琵琶さざなみ @Mickey_Trunk

【プリ５架空戦記】１．かの世界の日本は「サンクルミエール学園」やのぞみ達の住む街などに代表される描写からフランスの影響が非常に強い架空の日本であると推察することができます。そこで「Yes!プリキュア５架空戦記」を少しつづってみます。 #precure

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【プリ５架空戦記】２．まず、プリ５架空日本に強い影響を与えたと思われるフランスを分析します。劇中にローゼット伯爵なる人物が登場しています。現在のサンクルミエール学園の敷地内に屋敷があったらしく、むしろサンクルミエール学園が伯爵家の土地だったのかもしれません。 #precure

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【プリ５架空戦記】３．ローゼット伯爵の存在はフランスに貴族制度が残っていたことをうかがわせます。伯爵は恋人の死を嘆いて若くして亡くなっています。よく言えば繊細、悪く言えばひ弱な人物であり、自らの実力で極東の後進国・日本に地歩を築いた人物とは考えづらいです。 #precure

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【プリ５架空戦記】４．ひ弱な伯爵が日本に屋敷に構えることができたのは、貴族制度による世襲の力と考えるのがやはり妥当であると考えられます。同時に彼を送り込んだフランスそのものが日本に強い影響力を持っていたこともうかがわせます。 #precure

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【プリ５架空戦記】５．フランスの貴族制度はフランス革命ののち、帝政期や王政復古期に復活しています。日本が開国した頃はナポレオン３世の第二帝政の時代です。貴族制度が復活しており、フランスは幕府を支援して日本を影響圏に置こうと画策していた時期です。 #precure

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【プリ５架空戦記】６．明治維新の成功でフランスの思惑は外れ、翌1870年の普仏戦争での敗北により第二帝政は終焉を迎えます。幕府を支援するフランスの軍事顧問団の到着は1867年で、若い伯爵が日本に根付くほどにフランスが影響力を得るには期間が短すぎます。 #precure

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【プリ５架空戦記】７．ひ弱な伯爵が極東の後進国に居を構えるほど、貴族としてフランス人として保護される制度が存在していたと考えれば、フランスは第二帝政を史実よりも長い期間維持していた可能性が考えられます。ヨーロッパ史も相当変動していると見るべきでしょう。 #precure

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【プリ５架空戦記】８．次にプリ５日本へのフランスの影響をまとめると、やはり明治維新前後から歴史が変わっていると推察するのがよいと思われます。サンクルミエール大講堂の古さや伯爵がその昔屋敷を構えていたなどの描写から、そんなに浅い歴史ではないと見るからです。 #precure

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【プリ５架空戦記】９．のぞみ達はローゼット伯爵の怪談話に特に違和感を感じた様子はなく、ごく珍しい事例としてフランス貴族の別荘があったという風ではありません。フランスという国が少なくとも過去の日本に大きく食い込んでいたのは常識なのでしょう。 #precure

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【プリ５架空戦記】10．のぞみ達の街が新しい時代に見かけだけを模造したものでないことは、アラクネアが暴れた下水道でわかります。古い石造りの下水道は第二帝政の時代にジョルジュ・オスマンのもとで行われたパリ改造計画での下水道の整備も倣った可能性があります。 #precure

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【プリ５架空戦記】11．かつて仏領インドシナであったベトナムのダラットには今でもフランス風の街並みが残っています。のぞみ達の住む街もまた、そうしたものであったとするならばパリに倣った街づくりはフランスの強い影響を示すものといえるでしょう。 #precure

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【プリ５架空戦記】12．しかし、ダラットが軽井沢のような避暑地であったのに対し、のぞみ達の住む街は東京都練馬区（水無月家の住所から）です。日本の中枢に目と鼻の先にこのような街があることは、あるいはフランスによる支配さえ想起させます。 #precure

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【プリ５架空戦記】13．作中においてフランス語が半ば公用語として使われているのも注目すべき点でしょう。うららのカレーの話で街中にはフランス語（？実はローマ字表記日本語）があふれていました。宗主国の言語が独立後も使われる事例は少なくありません。 #precure

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【プリ５架空戦記】14．以上のことから、プリキュア５は19世紀の内乱を幕府が制したものの、軍事援助をしていたフランスにつけいられ、植民地、少なくとも属国のような状態にあった架空戦記的な世界であると考えることができるのです。 #precure

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【プリ５架空戦記】出典。ローゼット伯爵。５の27話より。現在のサンクルミエール学園の敷地内にお屋敷を持っていた。恋人を亡くして自身も後を追うように亡くなる。妻ではなく、恋人であった点で年若い人物だったと思われる。#precure

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【プリ５架空戦記】出典。サンクルミエール大講堂。５の3話より。うららが憧れる舞台であり、街で一番古い建物。こまちさんちの近くのお寺などがカウントされているのかは不明。サンクルミエールはフランスで「５つの光」。　#precure

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【プリ５架空戦記】出典。古い石造りの下水道。4話より。アラクネアさんが初登場で暴れた学園の広大な地下空間です。ジョルジュ・オスマンの整備した下水道があれほど広いかは判りませんが、採石による巨大地下空間はパリの地下に実在しています。 #precure

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【プリ５架空戦記】出典。のぞみ達の住む街は練馬区。Goの19話。かれんさん宛の両親からの手紙のあて先が〒178-0063 東京都練馬区東大泉２丁目１０−５でした。これは実在する東映アニメーションの住所です。あの世界には東映がないっ！？ #precure

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【プリ５架空戦記】出典。街中にあふれるフランス語表記。５の19話。厳密には「HONJTU　ZENPEN 20％OFF」などのちょっと怪しげなローマ字が。それでも街中に日本語が見当たらず、アルファベットが飛び交っているのが確認できました。 #precure

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【プリ５架空戦記】ナッツはココと違って日本語の名前を名乗っていません。それでも、取材した益子さんが疑問を抱いた様子はありません。うららがハーフだと意識されていなかったことなどから、史実よりも外国人を意識していないと言えそうです。 #precure

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【プリ５架空戦記】26話「プリキュア大都会に現る」怪獣映画のタイトルのようですが、プリ５架空戦記的には重要な情報が散りばめられた回と言えます。何と言っても、東京よりも巨大な都市があるというところは重要ですね。 #precure

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【プリ５架空戦記】プリ５世界で世界経済の中心といわれる大都会。基本は練馬区と同じくフランス風の街並みで、街で一番古い建物、街の始まりが石造りの集会場です。これがフィラデルフィアホールとかそういうノリで完全に日本のものではありません。 #precure

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【プリ５架空戦記】江戸城や各地の寺社仏閣を入念に壊すのも難しいでしょうから、そんな血塗られた歴史があったら街の人々も素直に郷土愛を持つのは難しいでしょう。練馬区に住んでいるかれんさんでさえ、直接赴くのは初めてという場所です。 #precure

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【プリ５架空戦記】すなわち、プリ５世界で世界経済の中心とされる日本の都市は江戸（東京）ではないと推測されます。１９世紀以降に原野から切り開かれた街であるなら、北海道がその候補地として有力であるといえます。 #precure

琵琶さざなみ @Mickey_Trunk

【プリ５架空戦記】これまで見てきたようにフランスの影響が非常に強いプリ５世界の日本。北海道に経済の中心があるというのは、榎本武揚、土方歳三らの函館政府を考えずには居られません。フランスとともに薩長を打倒する函館政府。何と言う架空戦記でしょうか。 #precure