第17回全障研 学生発達保障セミナー2013*全体会I

【学セミ速報】全体会I*「子どもの思いにこころをよせて」西川由紀子先生のお話をTogetterにまとめました。
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学生発達保障セミナー @gakusemi

【明日*10:15〜】全体講演「子どもの思いにこころをよせて」西川由紀子先生**「なぜ?」がいっぱいの子どもの世界、一緒にのぞいてみませんか?発達研究・保育現場の視点から、「子どもの心の動きに思いを寄せ、発達を見守る大切さ」について。 http://t.co/qCaWseKF

2013-03-01 11:21:30
学生発達保障セミナー @gakusemi

全体会Ⅰ、西川由紀子先生(京都華頂大学)の講演が始まりました。講演タイトル「子どもの思いにこころをよせて」。 #学セミ2013

2013-03-02 10:09:48
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「今は発達研究をしている。保育園をフィールドに保育士養成や子どもの発達について。特に、言語発達について。子どもがことばがうまく使えなくて、かみつきをしてしまったり。自称詞(おれ・わたし)をどのように使うようになるかといった研究をしている。」#学セミ2013

2013-03-02 10:12:33
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「学生時代、これから何を学んでいこうかと悩んでいた。そのとき、先輩たちに誘われて観たのが『夜明け前の子どもたち』という映画だった。大学1回生の時の私が観て、脳裏に焼きついて離れなかったシーンを紹介します。」#学セミ2013

2013-03-02 10:17:25
学生発達保障セミナー @gakusemi

重症心身障害児といわれる子どもたちへの実践記録『夜明け前の子どもたち』を観ています。 #学セミ2013

2013-03-02 10:19:12
学生発達保障セミナー @gakusemi

映画ナレーション「シモちゃんが笑った。笑顔と見るのは言い過ぎかもしれない。しかし先生たちの中に、たしかに笑顔は蓄えられた。」#学セミ2013

2013-03-02 10:25:00
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「この映画を見た時点で、私のやりたいことが見つかったわけではない。しかしこの映画のことが、大学生活で私の中にずっと残っていた。そこから、私のやりたいこと探しが始まっていった。」#学セミ2013

2013-03-02 10:26:08
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「私の中で、ずっと残っていることばがある。『人は誰でも、発達したいという願いをもっているし、どんな状況にあっても、発達する可能性をもっている存在である』ということば。このことばは、どんなことを学んでいる人たちも同じ価値観としてもっていた。」#学セミ2013

2013-03-02 10:28:41
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「発達診断法という講義で、こういう場合は+、こういう場合はーという発達検査の方法を学んだ。『子鈴と瓶』では、3ヶ月児では○○、7ヶ月では○○というように。発達診断の本には、何ヶ月には○○ができますというように書かれていた。そのことは手引書に書いてある。」#学セミ2013

2013-03-02 10:32:03
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「ところが、『発達検査の+やーでは測れないことがある』ということを大学で学んだ。」#学セミ2013

2013-03-02 10:32:51
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「たとえば『子鈴と瓶』の4ヶ月児だと、検査項目の注視や手を出すか否かだけではなく、子鈴を見せられて、机の下にある指が動いているかどうか。机の上に手は出せなくても、『あ、子鈴がある』と心が動いて、指を動かそうとしているか。をみる必要がある。」#学セミ2013

2013-03-02 10:34:52
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「シモちゃんのような障害のある子どもは、ちょっとずつ変化していく。そのちょっとした変化の違いを見分ける目をもたなければならない。発達検査の項目で+はつかなくても、その+とーの間にある『子どもの思い』を捉えていくことが大切だと思っている。」#学セミ2013

2013-03-02 10:37:13
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「シモちゃんは、表情が変わらないように見える。お風呂に入れても『良い顔』をしない。だから、効果がないので置いておこうではなくて。じゃあ、上向きだけではない、うつぶせなど姿勢を変えてみよう、と考えていく。」#学セミ2013

2013-03-02 10:38:49
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「シモちゃんのように、重症心身障害のある子どもはうつぶせにしたら、窒息してしまう危険性もある。でも、うつぶせにして発達の抵抗を加える。生活の中で『まどろみの時間』も必要だけど、『挑む時間』も必要だと思う。」#学セミ2013

2013-03-02 10:40:42
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「うつぶせで『挑む時間』もある中で、身体をマッサージしてもらう『快の時間』もある。その中で、シモちゃんが笑った。生活の中で、その人自身が変わっていくためのキーを見つけていくことが大切。」#学セミ2013

2013-03-02 10:42:18
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「今日は、私の修論を紹介します。みなさんのためには、本当は卒論の方が良かったのですが(笑)タイトルは『幼児の物語産出における「語り」の様式』。文字を伏せた絵本を提示して、子どもに「おはなし」をつくるように促す実験をしました。絵本は「はじめてのおつかい」。」#学セミ2013

2013-03-02 10:46:04
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「まず絵だけを子どもに最初から最後まで見てもらい、その後に子どもたちに「じゃあ、お話をつくって」と聞きました。私の問いは、どのくらいになれば子どもたちは大人のように物語をつくれるようになるか、というものでした。しかし、子どもの反応は実に多彩だった。」#学セミ2013

2013-03-02 10:47:33
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「たとえば、主人公のみいちゃんがこけたシーンでの子どもの反応は『みいちゃんがこけました(物語体)』や『みいちゃん、こけはった(日常体)』、『こけた(簡略体)』など。」#学セミ2013

2013-03-02 10:49:55
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「先行研究の英語論文では、この3つに違いをつけていなかった。でも、私の中には『違う』と思った。私が見てみたい『子どもの真実』を見れていないのではないかと感じた。そこで、この3つの語りの様式があるとまとめようとしました。しかし、その最中でも事件が…」#学セミ2013

2013-03-02 10:53:03
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「前日、物語体だった子どもが、翌日は日常体を使っていた。当初、この3つの語りは能力差で、1人には1つの語りの方法だと思っていた。しかし、子どもたちは物語体・日常対・簡略体の3つを気持ちの動きによって使い分けていることが分かった。」#学セミ2013

2013-03-02 10:59:11
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「自分の仮説にそって研究していると、子どもの真実から離れていくのではないか。私も1人1回しか実験していたら、子どもの真実は見れていなかった。」#学セミ2013

2013-03-02 11:00:56
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「子どもの能力を評価する時に、データをとっている自分の直観はとても大切。『なんかこれって、あるんちゃう』っていう実感のところはすごく大事だろうと思っている。データを自分で起こしている時に感じられるもの。そこに、子どもがもっている力があるんじゃないか。」#学セミ2013

2013-03-02 11:02:51
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「もうひとつ。最近やっている自称詞の研究を。タイトルは『子どもの自称詞の使い分け:「オレ」という自称詞に着目して』というもの。」#学セミ2013

2013-03-02 11:04:06
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「ずっと関わっている5歳児が「それおれのおもちゃやし」と友達同士で言っていた。しかし、観察していた私に気づいて「○○ちゃん(自分の名前)な、竹馬のれるようになってん」と話しかけてきた。自称詞を子どもは使い分けている。その時、出している自我が異なるのでは。」#学セミ2013

2013-03-02 11:06:43
学生発達保障セミナー @gakusemi

西川先生「その気づきをもとに、おうちでの自称詞(おれ・わたしなど)の使い方を保護者にアンケートで調査した。また、家族に対してだけではなく、お友達にはどのような自称詞を使っているのかを調査した。」#学セミ2013

2013-03-02 11:08:12