- Yukarin_7TP
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戦車が登場したのは、第一次世界大戦のときでした。装甲に覆われた戦車という移動砲台に対して、歩兵は対抗する手段を持ちませんでした。
2013-03-03 19:24:57最初の頃の対戦車戦闘というのは、野砲を対戦車砲として使用したり、対戦車ライフルを用いたりする、というものでした。初期の戦車は装甲も薄く、大口径高初速のライフルで装甲を撃ち抜くことが出来ました。 http://t.co/GddaV0EPNR
2013-03-03 19:27:26先ほどの写真はボーイズ対戦車ライフル。みなさんには『ストライクウィッチーズ』のリネットさんの愛銃としておなじみかもしれませんね。
2013-03-03 19:29:58対戦車ライフルはその後「対物ライフル」として別の道をたどることになります。具体的には超長距離狙撃をするための狙撃銃ですね。バレットなんかがその例です。 http://t.co/HcMQTE7MxF
2013-03-03 19:34:32対戦車ライフルと同時に有効だったのが火炎瓶。ガラスの瓶に可燃性の液体を詰めて口に布を詰めただけのこの簡易型焼夷弾は、戦車にとってとてもやっかいなものでした。エンジンルームの開口部に当たると、火災が発生して行動不能になるからです。
2013-03-03 19:36:50ちなみに、現代の日本において火炎瓶の使用は違法です。間違ってもまねしないようにしてくださいね。詳しくは『火炎びんの使用等の処罰に関する法律』をしらべてみてください。
2013-03-03 19:40:34第二次世界大戦においては、各国軍に対戦車砲が配備されるようになりました。当初は小口径の火砲でしたが、戦車の装甲が厚くなると、それに対抗して対戦車砲も大型化していきます。その一方で、対戦車ライフルは戦車の装甲の高度化について行けずに陳腐化しました。まあ、狙撃銃として使われますが。
2013-03-03 19:43:10そして、第二次大戦中には成形炸薬弾(HEAT)が実用化されます。この画期的な弾頭によって、個人用対戦車兵器は大きな転換点を迎えることになります。
2013-03-03 19:46:14成形炸薬弾は、運動エネルギー弾のAP(徹甲弾)と違い、初速による威力の違いがありません。つまり、低初速の無反動砲などでも十分戦車を破壊することが出来るようになった、ということです。
2013-03-03 19:48:56無反動砲だけで無く小銃擲弾(ライフルグレネード)などにもHEATは使用されました。 http://t.co/aJw4iI1FcG
2013-03-03 19:55:16また、パンツァーファウストなどの携帯性の高い個人対戦車兵器も現れました。RPG-7などにもHEATが使用されるようになり、歩兵でも戦車に対抗することが可能な時代に入りました。 http://t.co/zE5itBFJm0
2013-03-03 20:01:01さらに時代が進むと、対戦車ロケットに誘導機能をつけた対戦車ミサイルが登場します。初期の対戦車ミサイルは、大型でかつ誘導に熟練を要するものでしたが、時代を経るに従い、誘導が容易で、小型のものが登場するようになりました。 http://t.co/5yTAIjhMtR
2013-03-03 20:04:15現在では、歩兵が一人で携帯出来るサイズの対戦車誘導弾すら登場しています。単に目標を直撃するだけでなく、上空から装甲の薄い上面を狙い撃つようなことも可能になっています。 http://t.co/UVlHhlPW3N
2013-03-03 20:07:34対戦車ライフルや火炎瓶から始まって、個人でも確実に戦車を撃破出来る携帯型の対戦車ミサイルの登場までをざっとなぞってみました。もちろん、戦車の側もだまってやられているばかりではありません。様々な対抗手段を用意してこれらを迎え撃ちますが、それについてはまたいずれ。
2013-03-03 20:10:34