映画「エル・スール」えだまめレポ

超越頭脳明晰優秀学生きなこ @edamamekinako

映画「エル・スール」（ヴィクトル・エリセ監督）を観ました。政治的意見の衝突から郷里を追放された父の、数年を経ても未だ断ち切れぬ南（＝エル・スール）への密かな思いを、娘の視点から鮮やかに描き出す。とてつもない名作でした！！！

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監督の前作「ミツバチのささやき」にいたく感銘を受けていたのですが、本作はそれをも上回るほど感激したかもしれません。というか、「ミツバチのささやき」と「エル・スール」がつながってる！！！ ということに気づいて震えが止まりません！！！

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物語は、娘のエストレリャが父の遺した振り子を眺めながら涙をこぼして回想するところから始まる。父との思い出、そして父の秘めたる思い。小さな波紋が最終的にとある事件につながったことが明かされる。そして回想から戻り、エストレリャの涙の意味が分かるのである。この構造だけでもすごく巧い。

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ラストの風見鶏が南を向いているところは実に象徴的。父の想いは最終的にはエル・スールへ届いたのかもしれない。

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映像も超美麗でした。城壁に囲まれた街、湖の風景とか。どこだろう……？ 聖地巡礼しなきゃだ

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ヴィクトル・エリセ監督の作品、「ミツバチのささやき」と「エル・スール」はどちらも内戦という大きなテーマを描きつつも、決して押し付けがましくない。観る者に想像の根を下ろさせてくれるのだ。そして苦境の中にありながらも依然として純粋な子どもたちの瞳の輝きが美しい。

超越頭脳明晰優秀学生きなこ @edamamekinako

「ミツバチのささやき」と「エル・スール」はきれいに対称的な作品だと思います

超越頭脳明晰優秀学生きなこ @edamamekinako

ところで聖体拝受ってどういう儀式なんでしょう？