130305 ［IWJ日米地位協定スペシャルNo.1］『日米地位協定入門』著者 前泊博盛氏インタビュー（実況まとめ）

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1.3月5日（火）『本当は憲法より大切な日米地位協定入門』著者、前泊博盛氏インタビューの模様を実況いたします。#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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2.岩上「本日は、発売されたばかりの『日米地位協定入門』をめぐってお話をうかがいます。著者の前泊博盛さんをお招きしました。前泊さんが琉球新報にいらした時にお会いして以来です」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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3.岩上「この本の装丁、孫崎享さんの『戦後史の正体』に似ていますね。創元社の戦後再発見双書の第2弾です。昨年は孫崎さんの年だったと言っても過言ではない。ことしは前泊さんの年になるのではないでしょうか（笑）」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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4.岩上「そもそも、日米地位協定とは何なんでしょうか」前泊氏「戦後、講和を結んだ段階で占領は終わる。しかし米軍を駐留させて占領を継続するために結んだのが日米安保条約。日米安保をオーソライズするのが日米地位協定」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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5.前泊氏「日米地位協定は協定なので国会を通っていない。つまり民主主義のプロセスを踏んでいない。しかしこの地位協定が日本国憲法よりも上位に来ている」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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6.前泊氏「オスプレイだけでなく、駐留米軍の戦闘機、例えばF15やホーネットなど、日本国内の航空法を逸脱して飛行訓練している。日本中で飛んでいる。アメリカ国内でオスプレイは危険過ぎて飛ばすことは出来ない」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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7.前泊氏「なぜ、このように日本中を網羅して飛び回っているのか。それは、日本を支配していることをアピールする狙いがあるのではないか」岩上「アメリカによる示威行為だと」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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8.前泊氏「北朝鮮がミサイルを撃った時。その情報はまずワシントンにいく。それを日本政府が教えてもらう。教えてもらえないこともしばしば。田中眞紀子さんが先走って話してしまい、アメリカにひどく怒られたこともありました」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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9.前泊氏「講和条約、まずは英語で渡された。アメリカ側は安保条約の不平等性を認識していた。この条約にサインしたのは誰か…。それは是非、この本を読んでください」岩上「戦後保守は米国に従属することを選んだ勢力」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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10.前泊氏「抑止力とは何か。例えば尖閣問題について、沖縄にオスプレイや海兵隊がいても中国の船は出没する。抑止力など効いていないでははいですか。オスプレイは自国民を脱出させる輸送機。どこが抑止力？」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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11.前泊氏「ラムズフェルドが言い出した普天間移設。まずは辺野古に新しい基地を作ることが先にあった。その理由を作る為に『普天間は危険』と言い出した」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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12.前泊氏「辺野古の新基地が出来ても普天間は返されない。那覇軍港も、暫定使用というかたちで米軍は40年使い続けている」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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13.岩上「無茶苦茶な話。その根拠が日米地位協定だと」前泊氏「低空飛行、基地間移動、入国管理の免除、公務中であれば犯罪を犯しても日本が裁判できない、などなど。すべて地位協定で決められている」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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14.前泊氏「日本が第一次裁判権の譲渡を拒否するとどうなるか。アメリカは出て行く。例えばイラクは第一次裁判権を守った。その結果、アメリカは出て行った」岩上「イラクはあれだけ国を滅茶苦茶にされてもそこは守った、と」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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15.前泊氏「嘉手納には豊かな水の地下資源がある。アメリカはペリーの来航の時からそのことを把握していた。ペリー来航記には琉球に関する記述が非常に多い。その頃からアメリカはそこに基地を作ろうとしていた」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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16.前泊氏「沖縄国際大学に米軍ヘリが落下した事件。アメリカの財産はアメリカが管理すると地位協定にある。それに従ってアメリカは警戒線を張り、現場統制をした。民主党の地位協定改定案はその是正を提案していたが」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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17.前泊氏「民主党地位協定改定案は画期的な内容。攻めに攻めている。しかし政権を取った時には忘れられていた。民主党幹部は共通了解があったはずなのだが」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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18.前泊氏「砂川事件について。アメリカ側が日本の最高裁長官を呼び出して『なんとかしろ』と。アメリカによる司法権への介入」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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19.岩上「日本の裁判すべてにアメリカが介入するわけではない。アメリカの利益に関する裁判については介入してくる。2009年に民主党が成立したとき、日米関係を対等にしようとした小沢一郎を陸山会事件により狙い撃ちした可能性も」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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20.前泊氏「沖縄返還がなぜ1972年だったのか。西山太吉さんの説。当時の佐藤栄作総理は何も成果が無かった。自らの成果として沖縄返還を実現するために数々の密約を結んでいった。裏金の動きも分かってきた」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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21.前泊氏「横田ラプコンで首都圏の空は米軍に支配されている。横田の返還を掲げて都知事になった石原氏もアンタッチャブル。しかし沖縄は嘉手納ラプコンを返還させた」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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22.前泊氏「しかし今も運用は変わっていない。現状は何も変わらない」岩上「沖縄の住民が運動をしても、日本政府は何も動かないと」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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23.岩上「世界中に米軍基地がある。ドイツやイタリア、韓国などの米軍基地と日本の米軍基地は何が違うのか」前泊氏「イタリアでは事故があって国民が怒った。その結果、危険な訓練は行われなくなった」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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24.岩上「なぜ日本はアメリカに強く主張出来ないのか。どうすれば良いのか」前泊氏「皆が現実を知らないというのが原因。無知と無関心がこの問題の解決を遅らせている」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

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25.岩上「日本は、基地問題、ひいては日米関係を沖縄の問題として矮小化してきた」前泊氏「田中角栄、鳩山由紀夫、防衛省の守屋武昌、みんなアメリカにつぶされてしまった」#iwakamiyasumi @iwakamiyasumi