ぴょんて師匠〜コイゴコロシリーズまとめ〜

ぴょんて師匠は移動。 @pinkmonster0203

1. 想い続けてさえいれば、いつかは振り向いてもらえる。 ずっとそう……思ってた。 「あたしね、春に結婚するんだ」 久しぶりに会った君は見たこともない表情をして幸せそうに報告してくれた。 「そう……なんだ、おめでとう」 #SJで妄想

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2. 震えそうになる声を必死で隠して微笑むだけで精一杯な弱い僕。 あの人に恋をして、少しずつ綺麗になっていく君を1番近くで見てきた。 あの日、あの人とケンカをして泣きながら夜中に部屋に訪れた君を抱き締めていたら……。 #SJで妄想

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3. そんなことばかりが頭に浮かんでは消えていく。 この関係が壊れたらと思えば思うほど、臆病になって友だちのフリして自分の気持ちを誤魔化した。 あの日、僕のところに来たのはどーして？ 去っていく君の背中に最後の言葉を投げ掛けて下唇をきつく噛み締めた。 #SJで妄想

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4. 君を想うだけで何も出来なかった僕の恋が終わる。 でも、あと少しだけ…… 君が純白のヴェールに包まれて誓いのキスを交わすその日まで好きでいてもいいですか？ コイゴコロ／そんみん #SJで妄想

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1. 「……さよなら」 耳に小さく響いた言葉。 微かに震えて鼻に掛かった声に胸が詰まる。 こんな言葉を言わせるために俺たち出会ったわけじゃない。 大事にして誰よりも笑わせてやるはずだった。 「……なぁ」 部屋を出ていく随分と細くなった背中に投げ掛けた。 #SJで妄想

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2. いつからお前の背中はこんなに華奢になった？ いつからお前は俺の前で笑わなくなった？ 記憶を探っても浮かぶのは出会った頃の幸せそうなお前の笑顔ばかり。 「俺と……出会って良かった？」 その言葉に帰って来たのは押し殺した嗚咽だけ。 #SJで妄想

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3. 出会ったことさえ後悔させるほど傷付けた。 「俺なんか早く忘れて……幸せになれ」 傷付けるだけ傷付けたくせに、まだお前を抱き締めたいと疼く身勝手な両手をきつく握り締めた。 何を言われても構わない。 最初から傷付けたかったわけじゃない。 #SJで妄想

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4. 俺は確かにあいつに恋をして、誰よりも幸せにしたいと願ってた。 「……行くなよ」 1人になった2人の部屋で小さくそう呟いて滲む視界に堅く目蓋を閉じた。 大切にしたかったのは嘘じゃない。 コイゴコロ／ヒチョル #SJで妄想

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1. 「じゃあ……行くね」 解かれた指先をきつく握り締めて縋り付くようにキツく華奢な体を引き寄せた。 鼓動が聞こえそうなほど近くにいるのに、お前の気持ちは見えないほど遠い。 「もう……俺たち本当に終わりなの？」 「……ごめんね」 #SJで妄想

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2. 小さく呟いて腕の中からすり抜けていくお前。 「優しいとこが大好きだったの……でも、あたしだけにじゃなかったんだね」 視線を伏せたままそう呟いて緩く微笑むお前の向こう側に見えた人影。 その人がお前の特別になったの？ #SJで妄想

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3. 両思いになれて浮かれてハシャいでたのは俺だけだったの？ 「特別だった……誰よりも好きだった」 伝えた言葉にお前を引き留めるだけの力はなくて、離れてく背中を見つめながら何度も小さく名前を呼んだ。 優しい俺が好きだと微笑んでくれたお前はもういない。 #SJで妄想

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4. お前が好きなままの俺でいたかった。 だから誰よりも優しくありたいと頑張った。 ただそれだけだったのに。 俺の特別はお前には届かなかった。 コイゴコロ／ドンへ #SJで妄想

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1. 売り言葉に買い言葉。 お互いに言っちゃいけない言葉をぶつけ合った夜、部屋を飛び出したお前はその日帰って来なかった。 「……行くとこなんかあったんだな」 誰といた？ 「俺の顔見なくてせいせいしたか？」 帰ってくるのずっと待ってた #SJで妄想

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2. 伝えたい言葉が思ってもいない言葉になって唇をすり抜けて行く。 「……追い掛けて来てくれると思ってた」 泣き出したお前を抱き締めたいのに、つまらない意地という鎖で繋がれた足が動かない。 「勝手に出て行ったのはお前だろ」 #SJで妄想

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3. 違う。 こんなの本心じゃない。 探しに行ってる間に帰って来たらと思って行けなかった……そう伝えたいのに俺の唇をすり抜けた言葉はお前を手の届かない場所へと遠ざけた。 あの時の俺にお前を包み込めるだけの強さがあったなら、今でもきっと一緒にいられた。 #SJで妄想

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4. 後悔しても……もう遅い。 だけど、もしまたお前に会えることがあるなら一言だけ伝えたいことがある。 大切に出来なくてごめん。 今の俺ならちゃんと伝えられると思うから。 コイゴコロ／じょんうん #SJで妄想

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1. 好きで好きで大好きで。 一秒でさえ離れたくはなくてずっと触れ合ってたい。 初めてこんな風に思える人に出会った。 お前が俺の運命の人だと信じて疑わなかった。 「どこに行くの？俺がいるのに何で出掛けんの？断ってよ、行かなくていいから」 #SJで妄想

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2. いつしか大きくなり過ぎた気持ちはお前を縛り付けて、大好きな笑顔を曇らせた。 「俺以外いらないよね？ねぇ、俺はお前以外いらないよ。同じ気持ちでしょ？」 笑顔を取り戻したいと焦れば焦るほど、お前を追いつめて壊していった。 「お願い……解放して」 #SJで妄想

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3. 人形のように笑わなくなったお前が呟いた言葉。 それでようやく気付いた。 好きな気持ちを押し付けるだけじゃ何も守れやしないこと。 お互いに気持ちを贈り合うことで初めて恋愛と呼べること。 俺が恋だと呼んでいたのはただのエゴ。 #SJで妄想

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4. 恋をした自分に酔いしれていただけの独りよがり。 お前の愛を受け取ったつもりで壊してた。 別れた後に街で偶然見かけたお前の笑顔。 出来ることなら俺がその笑顔を作りたかった。 コイゴコロ／ひょくちぇ #SJで妄想

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1. そっと眠る彼女の頬に唇を押し付けた。 頬に残った涙のあとが酷く切なくて、視線を外すとクシャクシャと前髪を握り締めた。 「仕事と私どっちが大事なの…？愛されてる感じがしないよ」 久しぶりに訪れた彼女の部屋で投げかけられた言葉。 #SJで妄想

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2. 会えなかった分の寂しさの裏返しだとわかっていたのに、詰め込まれたスケジュール、単独の仕事へのプレッシャーとストレスで心が悲鳴を上げていた。 「こんなに愛してるのに伝わってませんか？」 「思ってるだけじゃやだ…態度で見せてよっ寂しい！」 #SJで妄想

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3. 次々にぶつけられる言葉。 ただ抱き締めていつもみたいに宥めてあげればよかった。 大丈夫。愛してるとキスすれば良かった。 仕事とこれからの自分への不安で余裕がない心は思ってもいない言葉を唇から発した。 #SJで妄想

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4. 「あなたはいつも欲しがってばかりですね。そう言われる度に俺がどんな気持ちになるかなんて考えもしないで…これ以上は無理です…俺たち終わりにしませんか」 一度唇からすり抜けた言葉は2人の距離を引き裂いて、愛しい時間を遥か遠くに遠ざけた。 #SJで妄想

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5. 泣き縋る彼女から視線を逸らしてただ深く俯いた。 ただ寂しかっただけ。 俺も同じ気持ちだったんです。 あなたにだけはそれをわかって欲しかった。 ただ笑顔で迎えて欲しかったんです。 俺の帰る場所はあなただったのに…。 コイゴコロ／シウォン #SJで妄想