戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

天変地異に端を発する第４次世界大戦を契機に、強大国が弱小国を搾取するという、19世紀を思わせる弱肉強食の世界が訪れた。後に新帝国主義時代と呼ばれるこの時代にあって、人類の叡智と善性を信じて戦う組織があった。　＃戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

国際海洋防衛部隊、通称“シービュー”である。彼らは自由貿易こそ繁栄への道であると信じ、ブロック化経済に反発する企業家や新帝国主義を快く思わない篤志家が結成した、国際自由貿易機構に属する実力行使組織だ。　＃戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

シービューに課せられた任務は、自由貿易を促す海洋交易路の安全維持と、それを脅かす存在の排除である。あるときは超自然現象であり、またあるときは、高度に武装した海賊を敵として、彼ら、否、彼女たちは戦う。　＃戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

国際自由貿易機構には、シービュー職員を養成するための教育機関がある。当然、ムツウラの乗組員たちも、この機関（関係者は単にスクールと呼ぶ）の卒業生だ。世界規模の天変地異とWW４によって男性人口は激減しており、必然的に女性が多数を占める。　＃戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

シービューやその母体である国際自由貿易機構（I.F.T.O）は、海上交通路の独占を目論む覇権主義国家にはよく思われておらず、たびたび角を突き合わせている。　＃戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

各国の海軍には様々な人間がいる。うら若き少女たちが乗り組んでいるツムウラを不快に思う者、立場上、敵対せざるを得ないが心情的にはシンパな者等々…。　＃戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

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ツムウラのクルーは、人類の未来を切り開くことこそ、己が任務と心得ている。彼女たちは少女らしいしなやかさで、人の未来に立ち塞がる脅威と戦うのだ。粉砕すれば勝利、などという単純な思考とは無縁なのである。　＃戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

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世界地図を見ると、上海を含む周辺の三省は海と化している。また、日本列島も三浦半島ではなく三浦島になっているなど、戦前に起きた天変地異の大きさを理解出来る。　＃戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

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限定的に核兵器が用いられた第三次世界大戦（アジア大戦）と違い、欧州が主戦場となった第四次世界大戦では核は使用されなかった。が、宇宙からの質量爆弾という、より兇悪な兵器が投入された。これがツムウラに軌道迎撃が与えられた一因。　＃戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

ツムウラをはじめ、シービュー関係施設で飲めるコーヒーはとても美味しい。これは良質なコーヒー豆の産地を持つ小国が、その背後に支援者として控えていることを意味する。彼らは資源争奪戦に加われないがゆえに、I.F.T,Oを支持しているのだ。　＃戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

ツムウラの飛行長は、先の大戦で名を馳せた女性名パイロットで、サングラスの似合うクールビューティーが良いなぁ。でも、その威厳に反して体格は小柄という、アンバランスなキャラ。　＃戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

戦時中、某大国が投入した戦闘用海洋生命体が登場。終戦時に脱走し、南洋に棲み着き平和に暮らしていた。だが別の大国の海軍が、軍事利用を目的に幼体を捕獲しようと艦隊を派遣。ツムウラはそれを阻止せんと立ち塞がる。　＃戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

シービューの母体であるI.F.T.Oの理事暗殺計画が始動する。それは、国際会議に出席するために現地に向かう専用機を、軌道戦闘機で襲撃するというものだった。軌道戦闘機とはWW4時に開発された亜宇宙戦闘機で、普段は母機であるWRに→　＃戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

→繋留されている。命令が下ると分離、朝高々度から目標に向かって襲いかかるのである。当時は軌道迎撃機が実用化されていなかったため、これと戦える機体は存在しなかった。　＃戦えスーパーシップムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

ＷＷ３（限定核戦争）の主役のひとりだったアジアの超大国Ｃ国は、終戦を待たずして自壊してしまった。その後、各地の自治政府の群雄割拠が続き、ＷＷ４を経た時代においては、いくつかの中規模国家に纏まり、ある程度の安定を見せている。　＃ムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

旧Ｃ国の政治的経済的中枢だった沿海州は、ＷＷ４のきっかけになった天変地異の結果、海中に没した。現在は水没した資源を巡り、かつてＣ国を構成した自治国家が争奪戦を繰り広げている。　＃ムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

ＷＷ３以前に石油と原子力に別れを告げていた日本は、ＷＷ４の時代において国際社会で非常に重要な地位にある。というのは、彼らが開発した発動機関連の技術なくして、海洋時代である現代は成り立たないからだ。　＃ムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

WW4後の時代、仮にAWEとする。海面が上昇し、沿海部の都市が多数水没した時代ならではの職業に、エクスプローラーが挙げられる。彼らは国家に属さない民間のサルベージ事業者で、水中に沈んだ品々を回収することを生業にしている。　＃ムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

WW3以前の世界、俗にOld Earth Era（O.E.E）と呼ばれる時代の教訓が生きたのか、日本はWW3でのダメージは受けたものの、その後の大異変によるそれは極めて少なかった。　＃ムツウラについてのメモ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

三浦半島が本土から切り離されるなどの混乱はあったものの、世界規模で視れば「軽微」と言えるレベルだったのである。　＃ムツウラについてのメモ

迂闊十臓🔞(NSFW)『フルチン済監督』 @ukatujyu

@F4EJ2Phantom 　もう、三浦島になっていると！！スゲカッコイイ！です

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

@ukatujyu 恥ずかしながら『オービタルレディ』から引っ張らせて頂きました。

迂闊十臓🔞(NSFW)『フルチン済監督』 @ukatujyu

@F4EJ2Phantom 　いいですか！出版された作品から頂いても、すごく嬉しいですが！

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

@ukatujyu 成仏してない不憫な子なので、どこぞで活かすことができれば…と思ってたんでｗ

囚人番号６ @F4EJ2Phantom

決して平穏とは言えないAWEのアジアだが、WW4の舞台になった欧州に比べれば、遙かにマシだった。大異変とWW4のダブルパンチは、欧州が古代ローマ以来、OEEに営々と築き上げてきたパラダイムを粉みじんに砕いてしまったのだ。　＃ムツウラについてのメモ