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\きん!/\よう!/\び!/ \みなさん!/\こんにちは!/ \NHKラジオ第1『私も一言!夕方ニュース』のスタッフです!/\(ひ)です!/ \番組はきょうも国会中継終了後、午後5時~6時50分の放送予定です!/\よろしく!/\お願いします!/
2013-03-08 13:58:07◆3月 8日「シリーズ震災から2年(5) 福島 内部被ばくの影響は?求められる取り組みは?」
復興庁によりますと、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、福島では、15万前後の人が、県内外での避難生活を余儀なくされています。
40年に及ぶとされる廃炉作業が進む第一原発の周辺では、いまも高い放射線量に曝され、事故後も、福島県内で生活する人たちの健康への影響が懸念されています。
このため、自治体などの中では、体内の放射性物質の量を調べる「ホールボディーカウンター」と呼ばれる専用の測定機器を導入するなどして、検査を行っています。
これまでに、行われた内部被ばくの検査は、福島県が実施した件数はおよそ10万件、各自治体や私立の病院でび実施分は13万件、あわせて23万件に上ります。
ある病院では、日に対応できる110人ほどが検査を受けに来ていましたが、去年秋位から受診率の低下が始まり、現在では、10人前後までに落ち込んでいるなど、まもなく2年が経とうとしている中で、新たな課題が浮かび上がってきています。
今もなお原発事故の影響が残る福島の現状をどう思いますか?
また、内部被ばくなどの検査について、課題はどういった点があると思いますか?
「夕方特集 私も一言!」では、皆さんからの一言をお待ちしています
ゲスト:
坪倉 正治さん(南相馬市立総合病院非常勤医師)(電話)
【きょう(8日)の「夕方特集 私も一言!」】 「シリーズ 震災から2年(5) 福島 内部被ばくの影響は?求められる取り組みは?」。新たな課題が浮かび上がってきています。 ご意見は番組HP→ http://t.co/dEHLg8mnND へ。
2013-03-08 15:39:37来週11日、東日本大震災から2年を迎えます。今週の「夕方特集・私も一言!」は、「シリーズ・震災から2年」と題して、被災地の現状と課題について、お伝えしていきます。5回目のきょうのテーマは「福島 内部被ばくの影響は?求められる取り組みは?」です。
2013-03-08 17:02:50原発事故の影響で、福島の人たちは、いまだ、放射線への不安を抱えて暮らすことを余儀なくされています。きょうは、南相馬市立総合病院の非常勤医師として、内部被ばくの検査などの医療支援に従事している、坪倉正治さんにお話しをうかがいます。
2013-03-08 17:03:28復興庁によりますと、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、福島では、先月7日の時点で、15万4157人が県内外で避難生活を余儀なくされています。
2013-03-08 17:23:20被災者の中には、原発事故が健康に影響しているのではないかと不安の声も上がっています。自治体などの中では、そうした不安を解消する様々な取り組みもこれまで行われてきました。しかし、まもなく2年が経とうとしている中で、被ばくへの取り組みには、新たな課題も浮かび上がっています。
2013-03-08 17:23:31東京大学医科学研究所の医師、坪倉正治さんに電話でお話しをうかがいます。坪倉さんは福島県南相馬市立総合病院で、非常勤の医師として、内部被ばくの検査にあたってきました。
2013-03-08 17:23:45坪倉「今回の事故でいろんな放射性物質が飛び散った影響で、体のDNAなどが損傷する。人体にはもともと治す力があるが、何回かに一回エラーを起こす。それがたまることで発ガンのリスクが高まるといわれている」
2013-03-08 17:28:11坪倉「放射線を直接浴びてしまう外部被ばくはガラスバッジ、放射性物質を取り込んでしまう内部被ばくは、ホールボディーカウンターなどの検査がある」
2013-03-08 17:28:25南相馬市は、去年4月から9月末までの半年間に行った市民の内部被ばくの検査結果を去年11月に発表しています。検査を受けた8656人のうち、93.5%にあたる8095人で、放射性物質は検出されなかったということです。
2013-03-08 17:33:19また、検査を受けた人のうち、中学生は444人、高校生は135人で、放射性物質は検出されなかった割合は他の年代に比べて大きく下回っていることもわかりました。
2013-03-08 17:37:16坪倉「今回測定しているのはセシウム。量が多く、今現在の空間線量、内部被ばくの主な原因と考えられている。セシウムは体内から徐々に排泄される。大人であれば4か月くらいで半分に」
2013-03-08 17:38:56坪倉「今現在の福島県内での日常生活では、内部被ばくを大量にする状況ではなくなっているということがわかる」「事故直後の被ばくの影響を保証するものではないが」「ただし、全員がゼロですという話しではないが、レベルとしてはかなり低いレベルに抑えられている」
2013-03-08 17:39:03坪倉「少なくとも4か月前はこれ以下、その4か月前はこれ以下だった、と計算することはできる。ほとんどの大人は1mSv以下だったと考えられる」
2013-03-08 17:39:09坪倉「ヨウ素に関してはこの検査ではわからない」「1歳・2歳・3歳くらいの子どもを安定的に測るホールボディーカウンターはない」
2013-03-08 17:41:47坪倉「この検査をやっている主体が、バラバラ。南相馬では市の委託、相馬も。平田病院は私立、いろいろな系列の検査が入り乱れているのが実情」「(各自治体によって若干の違いがある?)そうですね」「(無料?)自治体で、いつでも、どこでも、誰でも、ということかと聞かれると、ノーですね」
2013-03-08 17:46:23坪倉「時期を追うごとに検出しなくなるというのは、その通りだが、今でも、1000人~10000人に1人の割合で、セシウム134,137あわせて2万Bq/ボディを検出することがある」
2013-03-08 17:46:52坪倉「高いとわかっているものを、流通に乗っていない未検査のものを、日常的に食べているという三つの条件の方がほとんどですね」
2013-03-08 17:47:37