たった今、シリアのアレッポからトルコ側に抜けました。現地はクレージーでした。平和はいいですね。ネットもつながるので、シリア情勢について、つぶやきます。
2013-03-07 23:00:09トルコのキリスいう街で、国境を超える。シリアは今、食料も石油も医薬品も不足している。このトラックが無事に、アレッポやホムスに到着できますように。今回は、堂々と(笑)この国境を越える。自由シリア軍の支配地域が増えたためだ。 http://t.co/I48Ebi3Omc
2013-03-08 00:32:41キリスの国境を越えて、車をすっ飛ばせば3時間でアレッポだ。自由シリア軍の司令官にインタビュー。終了後にドカーンと爆音。ロケット弾が向かいのビルに飛び込んだ。半年前よりマシかな、と思っていたが、やはりアレッポはアレッポだ。ハウワーンというイラン製のロケット弾で、幸い怪我人はなかった
2013-03-08 00:37:37司令官の信頼を得て、今回も自由シリア軍と行動をともにする。アレッポの街を対空砲を乗せたトラックで移動。「日本人だろ、飛行機を撃ち落とせるスカッドミサイルを援助してくれ」。何人もの兵士からスカッドミサイルを要求される。 http://t.co/dshef6J0SR
2013-03-08 00:40:14アレッポの市街地のほとんどは自由シリア軍が支配している。恐ろしいのは空爆とスカッドミサイル。何しろ直撃されれば100人単位で人が死ぬ。「スティンガーミサイル」(飛行機を撃ち落とす)を要望する気持ちも分からないでもないが…。(さっきのはスティンガーの間違いです)
2013-03-08 00:42:46兵士たちと前線へ。500㍍先が、世界遺産に指定されたアレッポ城。今やこの城こそが、アサド軍の牙城。ズーム付きカメラでアレッポ城を撮影。モスクの穴の空いた壁から隠れて撮るが、生きた心地しない。城には200人ほどのアサド軍兵士とシャビーハと呼ばれる民兵がいる。
2013-03-08 00:45:46アレッポの状況を簡単に説明すると、地上戦では圧倒的に自由シリア軍が優勢。なので、じりじりと支配地域を増やしていくが、空爆で反撃され、地域を取り戻されている。アレッポ空港からミグが飛んでくるのと、城からロケット弾が山のように降ってくる。
2013-03-08 00:47:27アレッポ空港を何としても死守したいアサド軍は、空港周辺の街をスカッドミサイルで粉々に破壊している。一発で150人以上が死んだ現場。血のついた赤い毛布がガレキの中に見えている。まだこの下には多数の死体がある。 http://t.co/ck2766Z03s
2013-03-08 00:49:20アレッポ空港を何としても死守したいアサド軍は、空港周辺の街をスカッドミサイルで粉々に破壊している。一発で150人以上が死んだ現場。血のついた赤い毛布がガレキの中に見えている。まだこの下には多数の死体がある。 http://t.co/Dp5MBxznGv
2013-03-08 00:50:40スカッドミサイルで破壊された街を撮影していたら、またまたドッカーンと爆音。ロケット弾がビルに当たり、煙が出ている。人々は何事もなかったように歩き続ける。当たれば仕方がないとあきらめているようだ。私も2回目なので、だいぶ慣れてきたが、当たれば即死。破片が身体に突き刺されば重症
2013-03-08 00:54:04だから医薬品が絶対に必要。抗生物質、手術用の麻酔、包帯、ガーゼ、メス…。これらをトラックにつめてアレッポに送ったのだが、トルコの国境でスタックして、まだ届かない。国境で見た長蛇のトラックを思い出す。人道支援物資はすぐに通すべきなのに…。
2013-03-08 00:57:12トルコに無事帰還。夕食を食べてホテルに戻ると、車椅子のおじさんと付き添いの青年。アレッポで電気工事技師をしていたが、銃で顔を撃たれ、左半身不随、しゃべれない。私の隣の部屋に泊まっている。トルコの病院で手術したが、手術代がかさむ。一所懸命筆談で訴えてくれた。思わず手術費をカンパ
2013-03-08 04:44:21無事帰ってきたトルコのホテルで、隣に泊まっている人が、アレッポの戦争犠牲者とは。偶然だが、それだけ被害者があふれているということ。カンナースという最新の銃で撃たれて、銃弾は顔から首に抜けてくれたので、助かったものの、神経がやられて、おそらくずっと障害が残る。手術費もバカにならない
2013-03-08 04:46:56シリアの悲劇を言葉で表すのは難しい。たまたま泊まったホテルの隣に泊まっている人が、シリアでは手術できないので、トルコに逃げてきた人だった。この事実だけでも、大変な事態だということがお分かりになるだろうか
2013-03-08 04:48:44アレッポの若者は自由シリア軍に共感し最前列に行く。相手側のカンナース(銃)に当たれば死ぬか、一生障害を持つ。しかし、若者ほど前線に行きたがる。少年兵がいかに純粋で、かつ戦闘的か。日本の特攻部隊もそうだったんだろうな。 http://t.co/jluSE79VxW
2013-03-08 07:28:32「アラー、アクバル!」叫びながら、高校生ぐらいの若者がアサド軍のいるアレッポ城に向かってカラシニコフ銃を撃つ。撃ってる間は、体をお城に向けているので、撃たれるかもしれない。しかし若者は撃ちまくる。ゲームのように。俺は後ろからその姿を撮影する。彼は死ぬかもしれない。
2013-03-08 07:37:08俺は安全地帯にいる。彼(16歳くらい)は、一瞬一瞬が生死の勝負。戦争って、そんなものなんだと思う。年寄りが命令し、若者が命をかける。アレッポ城から反撃の銃弾。「危ない!」と身構えるが、俺に当たる確率が1%だとすると彼に当たる確率は90%以上。こんなことを毎日繰り返している
2013-03-08 07:41:16ひとしきり銃撃戦を取材して、路地に入り、若者たちにインタビュー。毎日、朝、晩、この銃撃戦を繰り返している。仲間も多数、傷つき、死んだ。彼らは全て20代から下の若者。おそらく城の向こうにいる「狙撃者」たちも若者なんだろうな
2013-03-08 07:45:58イラクで恐ろしかったのは米軍の空爆と武装勢力のロケット弾攻撃。だがバクダッドでは、米軍に近づかなければ危険を回避できた。ここシリアは、どこからロケット弾が飛んでくるか分からない。米軍対民衆、よりも「民衆対民衆」の内戦の方が、ずっと恐ろしい。
2013-03-08 08:04:11トルコから番組の宣伝。明日、「イラク戦争はいったい何だったか」をテーマに、ラジオフォーラム、オンエアされます。ゲストは今井青年です。 詳しくはこちらを。http://t.co/ygFSzaUvLz
2013-03-08 16:35:47一昨日撮影した映像から写真にした。アレッポ城に向かって銃を撃つ兵士。相手とこちらは500㍍しか離れていない。結構怖かったよ。 http://t.co/dTdSaAaMqP
2013-03-08 20:11:50アッラーアクバル!(神は偉大なり)と叫びながら、カラシニコフ銃を乱射する。相手も撃ってくるので、壁に当たった銃弾の跳ね返りが怖い。 http://t.co/XJqfn1ju0C
2013-03-08 20:15:19銃撃戦の合間に弾の詰め替え。まだ幼い兵士が前線へ行く。見たところ15〜16歳くらい。俺の息子より若いな。 http://t.co/9swwaYxs4c
2013-03-08 20:17:16こんな子どもを見ていると、銃がなければいいのにな、と思う。足に流れ弾が当たった。 http://t.co/xAhrRSB3s7
2013-03-08 20:33:29