明治維新とともに始まった東アジア侵略の日本の歴史は、米国の先住民虐殺による建国の歴史と並べて論じてもおかしくない事象ではないだろうか。自らの存立や繁栄の基盤に関わる「原罪」を構成している意味において。
2013-02-14 01:27:21嫌韓、嫌中を強調する在特会やネトウヨは旧来の右翼とは別物と言う人がいるが、嫌韓、嫌中は明治からの日本の伝統。福沢諭吉がその元祖。曰く、「朝鮮人…頑迷固陋」「支那人は…無学の国民」「朝鮮…妖魔悪鬼の地獄図」「チャイニーズ…乞食穢多」と在特会顔負けの暴言ぶり。すべて全集で確認できる。
2013-02-14 00:23:38「我は心に於て亜細亜東方の悪友を謝絶するものなり」といった常識的な内容、語調ではない、単なる侮蔑、罵倒の信じられないほどの乱発。「チャンチャン(中国人)、ボウフラ、豚犬、乞食」等々、ひたすら口汚い福沢諭吉。
2013-02-12 01:34:00何だ、よく知られたことなのか。 / “福沢諭吉の「脱亜論」凄すぎwww|ぴろり速報2ちゃんねる” http://t.co/kd01YvcO
2013-02-14 00:46:27問題は、一般的には福沢諭吉がそんな人物だったと認識されていないことだろう。文明開化、啓蒙主義の大スターってことになっているものな。お札の肖像にもなってしまうし。
2013-02-14 00:31:50文禄の乱(壬辰倭乱)・慶長の役(丁酉倭乱)は秀吉の死で終わり、明は弱体化、清になり、李氏朝鮮との間では和平、日本は徳川時代に入って鎖国するが、徳川が三百年後に滅ぶと、再び朝鮮を侵略、日清戦争に突入する。戦争の背景は違うが、海を隔てた隣国に兵で攻め入るのはこの国の本質なのだろうか。
2013-02-17 12:01:39「昭和史」。天皇制ファシズム軍国主義に突っ走った昭和を描いた同書は、たしかに名著だけれど、素人は「それじゃあ明治大正は平和だったのね」と思ってしまうじゃないか。 だが侵略の出発点となった江華島事件が起きたのは明治八年(1875年)だ。http://t.co/vjvO5NMN
2013-02-18 00:05:43司馬遼太郎のように満州事変〜敗戦までを「異胎」と特別視するのは楽だろう。「あの時だけ」と弁明できるから。だが徳川が倒れるとともに侵略が始まったのだと認識したらそれは3百年前の秀吉の朝鮮侵略への連想となり、日本人は元来、好戦的で野蛮な民族なのではないかという根本的な疑念に到達する。
2013-02-18 01:16:28朝鮮侵略の端緒となった1875年の江華島事件は、軍艦雲揚が飲料水を探している最中に砲撃されて応戦したことになっているが、飲料水が理由なら国際法違反にならないのを利用したウソ。本当は、相手に攻撃させて戦闘に持ち込むための挑発だったことが防衛省戦史部図書館資料で明らかになっている。
2013-02-24 11:01:061894年日清戦争の引き金になった朝鮮王宮占領にしても、朝鮮守備兵が発砲したことが発端とされているが、実は、外相・陸奥宗光の作戦の下、綿密に錬られた占領計画があったことが明らかになっている。だが日本外交歴史上の陸奥の評価は極めて高い。外務省で胸像として鎮座するのは陸奥外相のみだ。
2013-02-24 11:18:55「江華島事件は、近代日本が朝鮮に対して実弾を撃ち込んだ最初の事件でした。朝鮮侵略の第一歩から、近代日本の政府は、自分のした事実を隠し、ウソの「物語」をつくりあげて内外に公表、流布させたのです。この事実を私たちは決して忘れてはなりません」。(中塚明「現代日本の歴史認識」)
2013-02-24 11:31:46明治政府が江華島事件や王宮占領の史実を隠してウソの報告をしたのは、対外的な反響の大きさを恐れてのこと。だが、井上少佐(のち元帥)や陸奥外相の回顧録を読むと、後悔するどころか悪びれず自慢げ。従軍慰安婦問題などをめぐる安倍政府の対応もこれと同じ。つまり明治から一貫して変わっていない。
2013-02-24 12:57:47政権の朝鮮制裁の呼びかけや週刊誌の「北朝鮮の核ミサイル」の煽り、朝鮮学校への無償化打ち切りなど一連のできごとを結びつけて考えたら、新大久保や鶴橋の排斥行動はあまたある差別の中の一つと解釈すると見誤る気がする。明治以来保持されてきた植民地主義意識の発動と位置づけるほうが腑に落ちる。
2013-02-25 22:47:20チャンネル権がなくて観たことがないから大きなことは言えないが、「八重の桜」を観て楽しんだり涙ぐむような、明治に対する甘い歴史認識では、在特会のような連中はいつまでも跋扈し続けると思う。
2013-02-25 23:50:11征韓論の西郷隆盛だけじゃなく、大久保利通も木戸孝允も皆、息を吸うように朝鮮侵略を目指したが、それへの批判が巻き起こったことは一度もない(意識さえされていない)。そういう「基礎」がないのだから今、朝鮮韓国への排撃や在日朝鮮人排斥が起きても、それを押し返す国民的な力は生じようがない。
2013-02-26 00:47:33明治の元勲たちは、米国でいえばワシントンやジェファーソンのような「建国の父」という位置づけをあたえられているから伝説化され、無謬性を帯び、厳しい批判を免れてきたのか?
2013-02-26 23:39:19在特会のような排外差別主義と、右翼・民族派・ナショナリストとの本質的な違いはどこにあるのか?実は、ずっと分からない。排外差別の言辞を実際に口にするかしないか、といった程度の違いでしかないのではないか?
2013-03-01 00:04:46「在日朝鮮人は通名を使える」と在日特権を信じるリプ、植民地化の事実を無視、「いかに日本は朝鮮のインフラに金をかけたと思っているのか」というリプライをもらい、対応を迷っている。徹底的に論駁するべきか放置すべきか。いわゆる悪党とは違う、おれと変わらないどこにでも居そうな人たちなのに。
2013-03-01 23:34:59そのような歴史修正主義者とふつうにツイッターで出会って罵倒されると、安倍が首相、下村博文が文科相、稲田朋美が行革相という極右政権は、小選挙区制ゆえの自民の僥倖とはあまり関係がないと感じる。現代日本の特徴的な面を、正確に反映した結果だと思う。
2013-03-01 23:41:10在特会は霞ヶ関の脱原発デモのカウンターにも登場し、政府の朝鮮制裁の動きに呼応するように鶴橋で排斥行動を行い、権力の隠された本音の代弁者の役を果たしている。「日本の排外主義の高まりの象徴」と受け止める以前に、事実上、「権力の手駒」として存在し、機能していることは念頭に置きたい。
2013-02-25 23:10:26差別するがゆえに抵抗を警戒、日本は朝鮮人を徴兵の対象からはずしていたが、戦火が激しくなった1944年から徴兵することになる。その時のパンフ「朝鮮同胞はいまだ大和民族と相当開きがあり、やまと民族と同一になるにはこの大東亜戦争をいかに戦い抜き、いかに一切をささげるかが試金石である。」
2013-03-06 01:30:06日本が明治から列強の台頭に怯えつつ朝鮮を踏み台に発展し、在日朝鮮人を一度も人間的に扱ったことがないのを確認するにつけ「単一民族幻想ゆえに差別する」という理解がいかに浅いか分かった。日本人が罪を意識せざるを得ないゆえ、存在そのものを消し去りたいという暗い欲望から朝鮮を差別するのだ。
2013-03-07 23:42:53近代日本を始めるに当たって犠牲にしてしまった朝鮮という「原罪」意識。それに耐えられない人が「罪」そのものを末梢しようとする。
2013-03-08 00:05:35このむき出しで野蛮な帝国主義と対置したとき、天皇制の二面性(竹内好)—「暴力」と「仁慈」のうちの後者—慰撫したり称揚したり労ったりという「仁慈」の存在を実感し得るのではないか。(仮説)。
2013-03-08 00:14:38