僕たちは目の前の差別に単純に怒りを感じてはいけないのか?
オレが差別に対して初めて声をあげたのは高校生のとき。相手は親父。特定の民族を指し、理由をつけて怠惰と罵る親父に「それは差別だッ」と叫んで食卓をぶっ叩き、「親に向かってその態度はなんだッ」という弟と激しい怒鳴り合いになった。
2013-03-08 23:02:32そのころのオレは近代史も現代史も知らず、被差別者の実像にも接したことがなく、差別がどう定義されるものかも知らなかった。実は今でもよく知らんのよ。だから「感情だけの反差別」じゃないかと自覚はしてる。でも、それはいかんことなの?
2013-03-08 23:03:38オレたちは、目の前の差別に憤りを感じちゃいかんの?その憤りを声にしちゃいかんの?態度に見せちゃいかんの?「歴史を学べ」「差別者としての当事者意識をもて」「どう見えるか考えろ」「正義に酔ってるだけ」といった批判を目にするたびに思うよ。「じゃ、いったい誰が差別と戦うの? 」
2013-03-08 23:04:52戦うのは憤りを感じるオレたちだよ。「しばき隊」「プラカード隊」「友だち守る団」は、たくさんの憤りの「声」や「態度」をヘイトの前に並べて見せる「装置」だ(と思う)よ。参加者が暴力に見舞われないよう、参加者が暴力的にならないよう、けっこう気配りのきいた優秀な装置。
2013-03-08 23:05:42オレはマジョリティだからマイノリティの気持ちはわからんよ。歴史や制度に無知だし、あらためて勉強する気もないし、自分にも酔うよ。だけどいかんの?こういう無知なひとりひとりが無知なままヘイトに対抗しちゃいかんの?
2013-03-08 23:06:33オレが「しばき隊」「プラカード隊」「友だち守る団」を素晴らしいと思うのは、思うだけで終わっていた「反差別」の意志を行動で高らかに示してくれるからだよ。勇気を出せば、そこに加われる仕組を用意してくれたからだよ。だから批判に負けるな、続けてくれ、応援するぞって、これからも叫ぶよ。
2013-03-08 23:07:31しばき隊が登場してから自分の立ち位置が変わりました。それまではヘイトの連中をネットでバカにしてるだけだった。でも、それじゃいけないんですよね。プラカ隊、友だち守る団が現れて、オレも当事者なんだってことを、つくづく見せつけられた。この気持ちをもち続けたいです。@rinda0818
2013-03-08 23:42:06大野金繁さんの本