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金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
.@kane031 そういうことはありますね。家族間での意見の衝突は根深く刺さりますし。でもやはり、主張を精緻に切り分けて整理したほうが、色んな意味ですっきりするのではないでしょうか。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
.@kane031 ゆっくり、お考えを言葉にしてみてください。その間に、ぼくがどうしてこういう話をしているのか、背景を説明するツイートをポストしてみます。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
どっから説明したもんかなぁ。たぶん、歴史から説明するのがいいんだろうな。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
例えば @kane031 さんは、「共生」という言葉がどういう形で用いられてきたか、ご存知でしょうか。「多文化共生」でもかまいません。「共生」はマイノリティへの差別をやめて、社会に包摂しようという意思を表す言葉として80年代に登場した言葉です。後者はそれから派生した行政用語です。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
理念としては、文化的に異質な集団を異質性を残したまま日本社会に受け入れて仲良くしようという発想をもつ言葉ですし、実際にも、各自治体の多文化共生課では、外国出身の市民がそのエスニシティを否定されることなく地域に定着することを目標にいろいろな支援がなされます。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
ただ、「多文化共生」という名のもとで語られたり行われたりすることには弊害が多いということもよく知られています。例えば、文化的マイノリティを包摂する努力をすることなく、ただマイノリティに同化の努力を強いるような場面で「共生」という言葉が用いられたり、 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
逆に、出身文化に強いアイデンティティを(まだ)感じていない子どもたちを民族交流イベントに無理やり出席させて、○○人役割を強引に演じさせたり。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
生物学の世界では、共生関係というのは、異なる種が絶滅寸前まで抗争しあった末に偶発的に到達する安定状態だとされているらしいですね。いっけん仲がよさそうに見えますが、むしろ相互に痛みを経験したからこそたどり着ける境地といったほうがいい。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
しかし、異文化接触に伴う痛みを知らずにただ仲良くやろうというような安直な文脈で用いられたとき、「共生」という言葉は、痛みの発生源であるマイノリティに対してある種の暴力として機能する場合があるわけです。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
じゃあ、「共生」という言葉や、その言葉を用いた包摂の取り組みはやらない方がいいのか。というと、そうではありませんよね。むしろ、「共生」という理念の安易な適用が発揮しうる暴力性を忘れないようにしながら、さらに包摂の取り組みを実践していくべきでしょう。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
いま、「共生」という言葉を例に出しましたが、他にも類例はたくさんあります。ある運動の理念や目標や手段が批判されたからといって、やらない方がいいということにはなりません。むしろ、批判を受け止めたうえで成長しなければ、独りよがりの暴力に堕してしまう危険性があります。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
そうはいっても、いっけん矛盾する命題を統合する形で成長しないと(暴力と化してしまうかも)というのは、ずいぶん難しい要求であるように感じられるかもしれません。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
そこで具体例を考えてみましょう。大野さんのツイートをとらえて、ぼくは「目の前の差別に感じた憤りを声にする」ことと、「差別者としての当事者意識をもつ」ことは両立する、と書きました。これ、どうやって両立したらいいかわかりますか? @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
この二つを両立するロジックはいくつかあると思いますが、もっとも簡単なのは、目の前の差別に反対を述べる短期的な運動に加えて、その差別を発生させている社会に責任を持つマジョリティとして自らの特権性を問い直す長期的な運動も同時に担う、ということでしょう。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
大野さんは、この二つを両立させるロジックとして、どういうものを想定しましたか? これよりももっと有効で重要だと思われるものを思いつきましたか? ぼくの想像では、これ以上に有効で重要なロジックは、おそらく考え付かなかったのではないでしょうか? @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
どうしてそういう想像が成り立つかというと、この問いは、在日の運動界隈ではもう半世紀近くも問い直されてきた伝統的な問答で、今のところ、このロジックより有力なものをみたことがないからです。歴史に学ぶというのは、やはり重要なのだと思います。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
「共生」の例題。ある文化によって差別されている集団があるとしましょう。その文化を残したまま差別をなくして共に生きていこうという理念はいいのですが、そのためには、すでにその文化を失った人たちにも差別される文化を強要してしまう側面もある。どう両立したらいいでしょう? @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
文化によって差別されている社会構造の解体を究極の目標としながら、それを実現するためにはその文化を前面に押し出さざるをえない。それは時として暴力になりうる。なら、個々のメンバーの状況を丁寧に見ながら個々に判断するしかない、が一つの有力な回答です。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
これは他にもいくつか有力な回答がありますし、さらに有力な回答を求めてたくさんの人たちが議論しています。が、重要なのは一つの「正解」ではありません。たくさん批判を受けて、たくさん留保をつけながらでないと、社会運動は暴力になりかねないという理解こそが重要なのですね。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
「目の前で起こっている差別に憤って当然だし、加害をやめさせたり被害を回復させたりしようとするのも当然だ」には誰も文句はないと思います。緊急性に鑑みて「まずはやらせてくれ」というのも説得力があるとぼくは思う。でも、批判を嫌がるようなら、その運動の先行きは危ない。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
どんな手法を選択しようと、おそらく永遠に批判はなくなりません。完璧な社会運動というのは原理的に存在しないからです。ある要望や批判は聞き入れ、別の要望や批判は受け入れられないということが必ず起こる。そこで選択するものによって運動の真価が問われるとぼくは思います。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
ということで、批判されることそのものを嫌がって議論しているうちは、運動の入り口にも立っていないとぼくは思っています。むしろ、自分が変わることを嫌がる人たちが「共生」を口にすることのおぞましさを、多くの民族的マイノリティが知っている以上、批判は増すばかり。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
一つの運動のやり方を選択したら、それに敵対するものを攻撃するのは政治手法としてあっていいと思います。ただ、どうも今は、むしろ運動を支持しているけれども懸念はあると言ってくれている人たちを敵対勢力だとカテゴライズしているだけなのではないかと思えて仕方がありません。 @kane031
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
ぼくはかつて、レイシストしばき隊(への批判)を念頭に、こう書きました。 http://t.co/u4fvgF24wb けど、エルボーが入ったらふつーに痛いですよ。「痛い」と声をあげても「こっちが先や!」とかいって気にもしない人がいたら、そりゃ、懸念はよせられますよね。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
以上の話を整理すると、大野さんが差別に感じた憤りはとても大切だと思いますし、そのために運動に参加するという気持ちと行動をぼくは支持します。ただ、 @kane031
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コメント

野間易通 @kdxn 2013年3月25日
批判に対する反批判を「批判を封じ込める]と表現するのは、金明秀言うところの「告発の無力化」の一例にすぎない。この陳腐で思考停止した結論にいたるために、なんと無駄な文字数を費やしていることか。
笛吹斑(うすい まだら) @chervbim 2013年3月25日
kdxn 何を批判されているのかさえ理解できてないんですね。可哀想な人だ。
野間易通 @kdxn 2013年3月25日
「可哀想な人だ」→これも「告発の無力化」かな。こうした古典的な人身攻撃に甘んじつづけた結果、反批判に耐えられない脆弱な「批判」が量産される状況になったのだと思う。すべてにおいて、ナイーヴ。
笛吹斑(うすい まだら) @chervbim 2013年3月25日
kdxn やっぱりわかってない。口を開くたびに馬脚を現す。
鈴木良太 @zoroist 2013年7月9日
何を言っているのか良く分からないし、結局は@han_orgは古臭い左派の在日イデオロギー・ナショナリストの「同化主義云々」分離主義者なんだよなぁ…この人は日本人と関わること自体が嫌らしいが、それを直接的には表さないからモゴモゴして曖昧になる。しかし、それはただの古臭い左派在日イデオロギー。本物の左派はもちろん共生を進める。
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