寒冷前線通過と気温低下のタイミング

何気なく呟いた「寒冷前線通過と気温低下のタイムラグ」について、皆様が色々なコメントを寄せてくださりました。 非常に勉強になるご意見でしたので、まとめさせていただきました。
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こびわ⚒ @kobiwa_net

関東平野というか太平洋側って、寒冷前線通過と気温低下にタイムラグがあることが多いような気がするけど、今日は前線通過直後から気温が一気に下がった。タイムラグの有無は何が原因なんだろ?

2013-03-10 18:52:35

寒冷前線の移動速度

確かに前線の移動速度が速い=寒気移流が強いって側面もありますからね。

すぅぱぁばいざぁ(M.Shioya)🔨🌋🚗 @supervisor0901

@kobiwa_net 前線の移動速度じゃないの?今回早かった感じがする。

2013-03-10 18:57:31

時間帯→大気境界層の成層状態とか

しおん @shearline

この違いは僕も気になります。 RT @kobiwa_net: 関東平野というか太平洋側って、寒冷前線通過と気温低下にタイムラグがあることが多いような気がするけど、今日は前線通過直後から気温が一気に下がった。タイムラグの有無は何が原因なんだろ?

2013-03-10 18:58:09
しおん @shearline

(こんどはまじめなツイートを非公式RT)

2013-03-10 18:58:38
しおん @shearline

ひとつ寒冷前線が通過する時間帯が関係しているんじゃないかと思うことがあるのだけど、それだけではないはず。

2013-03-10 19:01:27

風速・下降流

起床Lv10 @kishoujin

@shearline @kobiwa_net なるほど、その着眼点がありましたか。確かに今日の気温の下がり方は すごいモノがありましたね。WPNを見ると、熊谷はじめ各地点で午後に下降流が顕著な時間帯が見られます。(続く http://t.co/5MDS2TiyQp

2013-03-10 19:01:10
起床Lv10 @kishoujin

@shearline @kobiwa_net 今回がいつもの前線通過と大きく異なる点の1つとして「風速」が挙げられるかと思います。私個人の見解ですが、傾圧性が異常であったことがこの大きな風速の1つの要因となり、脊梁山脈を超えた北西モンスーンが関東地方平野部特有の・・・ (続く

2013-03-10 19:03:27
起床Lv10 @kishoujin

@shearline @kobiwa_net 空っ風となって吹き下ろしたというのが要因の1つになっているのかもしれません。あくまで自分の見解です。仮説です。 関東地方の前線通過時の事例を全てピックアップして事例解析・比較解析したら面白い結果が得られそうですね!!

2013-03-10 19:05:03
こびわ⚒ @kobiwa_net

@kishoujin @shearline それ、卒論のテーマとして面白そう!

2013-03-10 19:06:18
起床Lv10 @kishoujin

@kobiwa_net ですね!!むしろ時間が許せば自分でもやってみたいです!!

2013-03-10 19:07:19
しおん @shearline

@kishoujin @kobiwa_net なんかわくわくしますね!(将来的にやってみたい気がしなくもないですが、できるのかどうかw)

2013-03-10 19:11:30

前線の構造(アナフロント・カタフロント)

こばこ @kobako

「地上風向の変化=寒冷前線の通過」という判定でOKでしょうか。 そうであるなら、風向の変化が徐々に起こって、気温の変動は(概ね)北風が入ってきてから、というパターンはありますね。(大東の前線を見ての感じですが;続けます) @kobiwa_net

2013-03-10 19:08:29
こばこ @kobako

この違いってのはひとつは前線の「型」によるものでありまして。寒気が比較的速く進むと、暖気は持ち上げられ、激しい降水があり(アナ型)ますが、遅いと、上空の暖気が滑り降りてきて、層状性に近い(カタ型)降水になると http://t.co/YCcaAjRPqg @kobiwa_net

2013-03-10 19:13:26
こばこ @kobako

言う話があるようです。関東の前線にそのまま適用できる話であるかはわからないですが、今回はアナ型に極めて近い前線で、「タイムラグがある」ものはカタ型に近い(ゆえに、風向変化も気温変化も比較的穏やか?)前線なのかもしれません。 @kobiwa_net

2013-03-10 19:15:24
こばこ @kobako

まぁ、この辺は基本的な温帯低気圧の構造の話で、それこそ総観気象学入門なんかにも載っている話なので、多分関東地方特有の何かがあるのだろうとは思いますが、ご参考までに、というところでしょうか…。 統計解析とかしたら面白そうかも、ですね。 @kobiwa_net

2013-03-10 19:17:58

中部山岳の影響etc

お天気屋☆今季終了 @ksono2010

@kobako @kobiwa_net 関東の場合、そもそも 1)中部山岳の影響で700~850hPa付近での前線南下が遅れ、前線構造はカタ型となりやすい。2)前線後面の寒気移流が下降気流となることで昇温し、気温そのものの下降は緩やかになる というのはあるのですが(続く)

2013-03-10 19:36:34
お天気屋☆今季終了 @ksono2010

@kobako @kobiwa_net 今回は前線暖域内でも南西~西南西風が吹き降りて気温上昇していた結果(東京の夏日など)、場の温度傾度と同程度の急な気温下降となったと考えられます。実際、気温は低下したものの、この時間も東海以西と比べるとこの時間も高温傾向です。

2013-03-10 19:39:18
お天気屋☆今季終了 @ksono2010

@Murakumo_Ac @kobako @kobiwa_net あと、今回は前線前後での温度傾度があまりに大きすぎたため、最下層だけ暖気に潜り込む形で、北西風が強く入り込んだようにも見えます。このあたり、熊谷のウインドプロファイラを高度時間断面で追ってみると面白いかもです。

2013-03-10 20:02:14