「とある魔術の禁書目録(一期)」の敵キャラ中心で思い返してみる
これの続き。というかこれの前の話。つまり一期の段階について考えてみる RT 「とある魔術の禁書目録II」の敵キャラは「たった1度の失敗」を許せない人々【ネタバレ】 http://togetter.com/li/45563
2010-09-03 04:35:06まず禁書一期の段階で「上条に攻撃を仕掛けてくる人」を纏めてみると、御坂・インデックス・ステイル・神裂・アウレオルス・一方通行・ミーシャ・土御門・偽海原・シェリーが挙げられる。天井も入れるか。
2010-09-03 04:36:46美琴とインデックスを換算するかという話なんだけど、この人達は「上条の敵」では決してないんだけど、日常的に上条に対して攻撃を仕掛けてる人々なので付けくわえておく。
2010-09-03 04:37:32美琴は「一部の例外(ぶっちゃけ上条と佐天)を除いたレベル0」という脱落者に対して侮蔑を剥けていた。少なくともそういう時期が初期にあった。ついでに言えば超電磁砲はその時期に縛られてた。初期のお話に過ぎない。
2010-09-03 04:39:22そんな美琴に「人を見下すの止めた方がいいぞ」と軽く説教するのはそんなに批判される事でもない。むしろ後述のステイル・神裂へのろくでもない説教と、美琴に対する常識的な説教を混同するのが問題。
2010-09-03 04:40:22最初期の上条・・・1巻当初orアニメ2話~5話までの上条が対立していたステイル&神裂。だけどこの二人と上条が戦う理由はそれほどない。まだ「あんたがムカつくから悪いのよ!」というジャイアニズムで襲ってくる御坂の方がステイル・神裂より「上条に喧嘩を売る動機」は強いとすら思う。
2010-09-03 04:42:26ただ上条がステイル・神裂を敵として認識していたのは、すごく簡単に言えばインデックスのせいなんですね。インデックスが「魔術師は敵」と言ったから上条はそれを鵜呑みにした。
2010-09-03 04:43:51だから上条がステイル・神裂に対して語る説教にはあまり中身が伴わない。魔術師=恐ろしい連中とインデックスに言われたのを信じるしかなかった。
2010-09-03 04:44:34インデックスの言い分を信じるまま上条はステイルを殴り飛ばした。でもその次に襲ってくる神裂によって実はインデックスの仲間だった事が判明する。
2010-09-03 04:46:24結論から言えばインデックスが上条に懐いてる理由ってのは上条がインデックスを助けるのに「成功したから」でしかなくて、失敗した人間には見向きもしない。とりわけ後述のアウレオルスが決定的に崩壊した原因にはインデックスのシステムが関わる。
2010-09-03 04:48:23当時の美琴がレベル0を見下していたように、当時のインデックスも失敗者に対して残酷だった。まあこれは初期もいい所で上条との接点で少しはマシになってくる訳だけど。
2010-09-03 04:49:53インデックスという1年周期で記憶を失う悲劇の少女が居る。その少女を救えるか否かが原作禁書1巻~2巻、あるいはアニメ版2話~9話までの内容。
2010-09-03 04:51:31この時期まで上条の敵として立ちはだかる人々は要するに「インデックスに捨てられてしまった失敗者」なんだよ。あ、御坂さんは違うよー。
2010-09-03 04:52:25ただインデックスに悪意はない。彼女は失敗者であるステイル・神裂・アウレオルスを憎んではいない。強いて言うなら成功者である上条に対して攻撃的な所に対して怒りを見せるくらいだ。
2010-09-03 04:53:24そうそう。いい忘れてた前提だけど、インデックスは上条と出会う前にアウレオルスに可愛がられていた時期もあったし、同年代のステイルと幼馴染っぽかった時期もあったろう(ステイルはあんなんでも14歳、美琴=中学生と同年代)。
2010-09-03 04:55:48ステイル&神裂もアウレオルスもインデックスを助ける為に頑張った。頑張ったんですよ。でも失敗した。「誰かを助ける」かどうたらの価値観はこの際置いといて、とにかく失敗した。そしてインデックスは彼らに見向きもしなくなった。
2010-09-03 04:57:11ただインデックスを助ける事しか頭になかった上条だけど、彼のそげぶは「インデックス(を操っていたシステム)によって見捨てられた人」であるステイルや神裂もまた解放したという事でもある。
2010-09-03 04:59:27ステイルはインデックスに対する恋愛感情はまだあるから上条に対して気に入らん所もあるんだろうけど、神裂さんはそういった物もなければ真面目な人なんでどんどん借りを感じて行くと。
2010-09-03 05:00:22神裂さんのテーマは「本当は強いのに臆病さゆえのかつての仲間から逃げ出してしまった」という弱さの克服にあるので、その役回りがインデックスだけじゃなくて天草式もあったという流れになっていく。まあこれは二期のお話ね。
2010-09-03 05:01:14少なくともインデックスはステイルと神裂の事を「とうまの味方」くらいには認識するだろう。神裂はそれでも十分すぎる借りが出来てて、それに加えて天草式の件もある。
2010-09-03 05:02:47逆に救われなかったのが次に対峙したアウレオルスであった。彼は遅すぎた。全てを投げ打って多くの人を犠牲にしてしまった、でも上条に先を越されインデックスに見放され、その怒りをまき散らそうとしたら上条のハッタリで踏みにじられてしまった。
2010-09-03 05:05:30