日本文化政策学会

Arts_Policyさんのメモ。
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BofE @BofE2019

ひさびさにシンポジウムの実況をやります。日本文化政策学会。

2013-03-09 15:14:05
BofE @BofE2019

講演会・シンポジウム「文化政策は地域に貢献できるか」開会挨拶が終わってこれから基調講演と事例紹介。 #jacpr06

2013-03-09 15:15:31
BofE @BofE2019

藤野「都市部ではなく、人口減少が甚だしい地域や若者が流出している地域、産業が衰退している地域に焦点を当てて、文化政策にできることは何か、地域活性に何ができるかを検討する。ドイツでも同じことが起きている。」 #jacpr06

2013-03-09 15:16:56
BofE @BofE2019

藤野「ドイツの政策の枠組みや取組を、ヴォルフガング・シュナイダー先生(ヒルデスハイム大学文化政策研究所所長)と、同大助教のドレーン・ゲツキー氏にお話いただく。シュナイダー先生は児童演劇が専門で来日は7回目。通訳は愛弟子の秋野さん」 #jacpr06

2013-03-09 15:18:52
BofE @BofE2019

藤野「シュナイダー先生の近著は、『文化的な人格形成』、『劇場と多文化主義』、『子供のための文化政策』。ゲツキーさんは地域文化政策が専門でアートマネジメントの実務経験も有り、僻地の地域文化政策についても造形が深い」 #jacpr06

2013-03-09 15:20:18
BofE @BofE2019

藤野「日本の自治体文化政策のジレンマについては御存知の通り。法整備は進むが行財政改革で文化の切り捨ても進む。一方でドイツでは文化政策が徹底的に地域主権型になっているのが特徴で、自治体の自治権の中核ともされる(ドイツ地方自治法)。ナチスへの反省から文化分権主義に」 #jacpr06

2013-03-09 15:22:30
BofE @BofE2019

藤野「補完性原理(EUの理念にも波及した原理)行政事務はできるだけ市民に近い自治体で進行し、不可能な場合に限って州や連邦政府が補完する。また国家と個人をつなぐ中間団体であるNPO的な民間・市民組織の存在を重視して市民社会を機能させる」 #jacpr06

2013-03-09 15:24:12
BofE @BofE2019

シュナイダー「今日はドイツと日本の文化政策についてたくさんの情報交換をしたいと思っています。日本文化政策学会の理事の皆さん、藤野先生に感謝したい」 #jacpr06

2013-03-09 15:25:45
BofE @BofE2019

シュナイダー「"アートが変える社会 社会が変えるアート 人口動態の変化は文化政策にいかなる課題をもたらすか"というのが本日の基調講演のテーマ」 #jacpr06

2013-03-09 15:27:05
BofE @BofE2019

シュナイダー「芸術や文化が個人や社会に与える意義、それを後押しする文化政策が求められている。しかしそれは簡単なことではない。」 #jacpr06

2013-03-09 15:28:14
BofE @BofE2019

シュナイダー「それでもメディアを通じて触れたとき、人々にとって芸術が間接的な意義をもつ。芸術を媒介とすることで個人と社会の間が主題化される。」 #jacpr06

2013-03-09 15:30:28
BofE @BofE2019

シュナイダー「欧州文化首都2010ルールのモットー「アートが変える社会、社会が変えるアート」は、カール・エルンスト・オストハウス(1896年にフォルクヴァンク近代美術館創設者)の言葉である」 #jacpr06

2013-03-09 15:32:58
BofE @BofE2019

シュナイダー「芸術と文化が社会を支えるという考え、芸術が社会を変え、そして社会が芸術を変えていくという理想的な循環を、カール・エルンスト・オストハウスは考えていた」 #jacpr06

2013-03-09 15:34:01
BofE @BofE2019

シュナイダー「そこに社会を眼差す思想がある。文化的な事柄への参加と普及。フォルクヴァンク近代美術館は、春の女神フレイアをお祝いする場というコンセプトに着想を得ている。建築とコラボレーションするアートも意図していた。」 #jacpr06

2013-03-09 15:35:31
BofE @BofE2019

シュナイダー「社会学が我々の社会の多様化と人口減少を証明している。その中で移民も入ってくるが、良いこととはみなされておらず、依然として課題である」 #jacpr06

2013-03-09 15:37:23
BofE @BofE2019

シュナイダー「喜劇王カール・ヴァレンティンの言葉に、よそ者はよそ者の中にいる限りよそ者とみなされる、という言葉遊びがある。これは未だに深刻である。労働者として来た人は外国人労働者のレッテルを貼られ、いまだにゲットー化している。」 #jacpr06

2013-03-09 15:38:56
BofE @BofE2019

シュナイダー「公的に支援される文化の中で彼らがどう扱われるかというところも未だに課題である。2012年に第一次ドイツインターカルチャー指標調査が行われ、改革への着手がはじまった。文化研究センターの調査だがヒルデスハイム大学文化政策研究所も協力した」 #jacpr06

2013-03-09 15:40:44
BofE @BofE2019

シュナイダー「ヒルデスハイム大学ではアートマネジメントの専門家もおり、昨年4月にはシンポジウムを行った。インターカルチャー指標調査の目的は人口移動に着目しながら文化的活動への参加度やアイデンティティについて調べるため」 #jacpr06

2013-03-09 15:41:51
BofE @BofE2019

シュナイダー「この調査の最も重要な結果は、文化的活動への参加が社会包摂への鍵となるということが実証されたこと。このことが今まで軽視されてきたと、いま文化大臣になっている人もそう述べている」 #jacpr06

2013-03-09 15:43:23
BofE @BofE2019

シュナイダー「17歳のムラッド・Rは、劇場フォーラムへ当てた手紙に「劇場へなんか行きたくもない」と書いた。「だって僕はもっとすてきなことで忙しいから」。少年たちにとって劇場に連れて行かれるのは面倒。移民の背景をもつ住民は実演芸術に興味を示さない傾向があった」 #jacpr06

2013-03-09 15:45:09
BofE @BofE2019

シュナイダー「どうやら常に称賛されてきたドイツの劇場環境は、居住者に対しては適切な対応を欠いてきたようだ。公共劇場は人生の写し鏡でありたいと言ってきたはずなのに。分権しているはずなのに劇場は均一的。スタッフをみても。」 #jacpr06

2013-03-09 15:46:26
BofE @BofE2019

シュナイダー「ドイツでは政策的課題としての文化的多様性が認識されている。2005年の33回ユネスコ総会での「文化的表現の多様性の保護及び促進に関する条約」の言葉が重要である。文化政策は文化的差異のもとでの認識の促進といった社会のプロセスに役立つはず」 #jacpr06

2013-03-09 15:48:29
BofE @BofE2019

シュナイダー「文化政策によって、アイデンティティの形成はもちろん、美的空間を通じた差異の認識によって批判的な精神も育つ。」 #jacpr06

2013-03-09 15:49:33
BofE @BofE2019

シュナイダー「だからこそ芸術活動の教育普及や媒介を行なうことは、公的施設だけではなく私的な施設にとっても目標となりうる。文化国家としてのドイツが危機に貧していることとも無縁ではない。公的助成の9割が文化に割かれ都市文化の9割が文化施設で行われるが、利用者は1割」 #jacpr06

2013-03-09 15:51:19
BofE @BofE2019

シュナイダー「一方でドイツの芸術の自由が危機に貧していると考える人もいる。インターカルチャーという言葉は文化政策を現代化する契機として、一方で文化政策による社会的包摂を促進する言葉として使われている。」 #jacpr06

2013-03-09 15:53:21
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