ぴょんて師匠〜ウネと三角関係【eternal】まとめ〜

ドンへとヒョクチェの間でゆれる。
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【ウネと三角関係】 『俺の気持ち……気付いてるんでしょ?』車を降りようとしたら腕を掴まれて引き戻される。「何のこと?」平静を装う私に切なげな彼の視線。『俺のこと少しでも好きなら帰らないで』口付けてくるヒョクチェ。バッグの中でケータイがドンへからの着信を知らせていた。 #SJで妄想

2012-08-11 23:20:40
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鳴り止まないドンへからの着信。強引に口付けてくるヒョクチェの体を押し返して通話ボタンを押した。「もしもし?んーん。平気……今日ね、仕事で帰れそうにないの」初めて彼に嘘を付いた。ケータイを切ると泣きそうな顔したヒョクチェにきつく抱きしめられる。 #SJで妄想

2012-08-11 23:30:11
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『いいの?』さっきまでの強引な態度とは裏腹に弱々しい声。「聞くぐらいならキスなんかしないで……」私の言葉に一瞬俯いたヒョクチェが車のエンジンを切った。『部屋……行ってもいいよね』無言のままエレベーターに乗り込むと遅れて後を付いてくる。 #SJで妄想

2012-08-11 23:44:02
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ドンへが来るはずだった部屋。2人の写真を見つめていたヒョクチェに無理矢理にソファに体を押し倒された。「ちょっと待って!シャワーぐらい浴びさせて」押し返す手を頭上に固定されてきつく見下ろされる。『待てないよ……ずっとこうしたかった。ドンへより俺が先に好きになったのに』 #SJで妄想

2012-08-11 23:50:17
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「何も言わなかったくせに……」本当はずっと気付いてた。ヒョクチェが私を想ってくれてること。でも、ドンへがあの日……私に想いを告げてくれた日。照れるドンへの後ろで何も言わずに背を向けた。私の恋はあの日終わったはずだったのに……。 #SJで妄想

2012-08-12 00:26:05
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何かを言い掛けた唇が私に触れて深いキスになる。ゆっくりと露わにされていく肌、ドンへとは違う骨張って少し華奢なヒョクチェの指先。胸の膨らみに触れる指先から伝わる微かな震えにそっと手のひらを重ねた。「怖い?」その問い掛けに微笑んだヒョクチェ。 #SJで妄想

2012-08-12 00:42:14
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怖くないはずないのに、微笑んだヒョクチェが愛しくて……ただ愛しくて引き寄せて深くキスをする。「……っ……」体をきつく抱かれたまま中に感じるヒョクチェの昂ぶり。何度も名前を囁く声に涙が溢れる。その声はあまりに切なくて胸が締め付けられた。 #SJで妄想

2012-08-12 00:48:12
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「アッ……ッ……」ヒョクチェの熱を中で受け止めたのと同時に果てて体を大きく仰け反らせた。目蓋を閉じて余韻に体を震わせていると顔中に注がれるキスの雨。「ヒョク……」頬に触れようとした私の手を掴んで唇を手首に押し付けるヒョクチェ。その眼は酷く悲しそうで……。 #SJで妄想

2012-08-12 01:03:28
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ねぇ、何考えてるの?聞こうと唇を開いた私の耳に届く聞き慣れた着信音。甘く熱っぽかった空気が一気に冷めていく。「出なきゃ……」腕の中から抜け出して慌ててケータイを手に取った私を掴むヒョクチェの両腕。『出ないで……今だけでいいから……あいつのこと忘れてよ』 #SJで妄想

2012-08-12 01:09:25
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「でも……」躊躇っていると深く口付けられる。そのまま、またソファに引き戻されて体を重ねる。床に落ちたケータイが静かに鳴り止んだのも気付かないほどにただ夢中で抱き合っていた。『じゃあ……帰るね』明け方部屋を出ていったヒョクチェ。 #SJで妄想

2012-08-12 11:37:49
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床に落ちていたケータイを拾い上げて留守電を再生した。『もしもし、まだ仕事中?体、大丈夫?』電話から優しいドンへの声。『会いたいよ。次はいつ会える?』幾つも入ってる留守電を再生しながらズルズルと座り込んで膝を抱えた。ドンへの優しさが苦しい。 #SJで妄想

2012-08-12 11:37:51
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膝を抱えた私の手の中で音を立てるケータイ。表示された名前に通話ボタンを押した。『もしもし?あ……もしかして起こした?ごめん。どーしても声が聴きたくて』鼓膜を刺激する優しい声に溢れる涙。「……大丈……夫」平静を装っても微かに震える声。『……泣いてるの?』 #SJで妄想

2012-08-12 11:43:21
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「何でもっ……いから」それだけを伝えてケータイを切る。自分が流す涙の意味がわからなくて混乱していた。私は誰のために泣いてるの?同じ考えばかりが頭の中に浮かんでは消えていく。どれぐらいそうしていたのか、泣き疲れて眠っていた私の耳に響くインターホン。 #SJで妄想

2012-08-12 11:47:50
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ドアを開けると流れ込んできた朝の空気と一緒にきつく抱き締められる。「ドンへ!?」『ごめん。俺も仕事で……来るの遅くなっちゃった!もう泣いてない?大丈夫?』頭を優しく撫でる手のひらにまた涙が溢れる。優しくしないで。今はその優しさが辛い。 #SJで妄想

2012-08-12 11:52:36
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『何があったの?』泣きながら首を振る私の頭に何度も押し当てられる唇。『話したくないなら話さなくていいけど……俺がいないとこで泣かないで』「何で……そんなに優しいの」涙で濡れた私の頬を包んで微笑むドンへ。『だって守るって約束したから……覚えてる?』 #SJで妄想

2012-08-12 12:13:08
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覚えてるよ……私の誕生日に照れながら指に通してくれたリング。『俺がずっとそばにいて守るから』まるでプロポーズみたいな言葉をくれて、私より先に幸せだと泣いたドンへ。全部覚えてる。それなのに……今日私はそれを裏切った。左手の薬指が酷く痛む。まるで私を責めるように。 #SJで妄想

2012-08-12 12:21:59
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「ドンへ……」『ん?』首を傾げたドンへのTシャツをきつく握り締める。「……抱いて……」『え?』驚くドンへの顔を見上げてもう一度。「お願い……抱いて」何も言わないまま、そっと抱き上げて寝室へと連れて行かれる。優しく触れられる唇。ヒョクチェとは違う逞しい腕。 #SJで妄想

2012-08-12 12:36:25
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指先から愛しさが伝わるドンへの触れ方。大切に大切にされてきた。ねぇ、ドンへ……今はそんな優しい抱き方しないで。もっと激しくしてカラダに残るヒョクチェの感触を消して。揺らぐ気持ちを繋ぎとめて。「ドンへっ……」両手を伸ばした私に微笑んできつく抱き締めてくれる。 #SJで妄想

2012-08-12 12:41:06
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『愛してる……』快感に顔を歪めながら何度も囁いてくれるドンへに伝えられる言葉が見つからない。真っ直ぐな愛に応えられるほど、私は綺麗じゃないから。「ドンへッ……」ドンへの熱を受け止めたまま意識を手放した私に夢の狭間で優しいドンへのキスが降り注ぐ。 #SJで妄想

2012-08-12 12:46:58
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目を覚ますとドンへの腕の中きつく抱きしめられていた。そっと頬に触れると甘えるようにすり寄ってくる。腕を回すと安心したようにまた深い眠りに堕ちていく。人一倍優しいドンへ。でも、その裏には見せない寂しさがあることを私は知ってる。独りを嫌う理由を知ってる。 #SJで妄想

2012-08-12 13:06:54
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ドンへが優しいのは失う怖さを知ってるから。わかってるはずなのに、私はそれを裏切った。眠ったドンへの腕の中から抜け出して向かったリビング。テーブルの下に落ちていたヒョクチェの腕時計を拾い上げて胸に抱き締める。「……っ」こんなに苦しいのなら2人と出会わなければ良かった。 #SJで妄想

2012-08-12 13:12:37
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何も考えずに3人で笑い合えてた頃に戻りたい。そう思うほどに2人の存在は大きくて。『おはよう』後ろから聞こえた声に思わず手から滑り落ちる腕時計。それを拾い上げるドンへ。腕時計を見つめていたドンへの視線が何かを悟って悲しく揺れる。『また……泣いてるの?』 #SJで妄想

2012-08-12 13:39:42
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「ドンへ……」『俺へのプレゼント?……じゃないか……誰かの忘れ物?朝ごはん食べに行こっか』小さく笑ってテーブルに腕時計を置いて車のキーを手に取ったドンへの背中に言葉を投げ付ける。「何で何も聞かないの!?」気付いてるでしょ?だってその腕時計は……。 #SJで妄想

2012-08-12 13:56:00
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ヒョクチェの誕生日に2人でプレゼントした腕時計。ドンへがきっとヒョクチェに似合うからって選んだプレゼント。『何を……聞いたらいいの?それがここにある理由?それとも……泣いてる理由?』振り返ったドンへの眼は真っ赤に充血して涙を堪えていた。 #SJで妄想

2012-08-12 14:00:44
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『そんな理由なんかどーでもいい……今ここに俺と一緒にいてくれてる……それだけでいいよ』耐えきれずに一筋溢れた涙を慌てて手の甲で拭って背を向けたドンへの肩が小刻みに震えていた。広い背中が心細いと震えていた。責められないことがこんなに辛いなんて知らなかった。 #SJで妄想

2012-08-12 14:07:48