
【黄砂?】黄砂と近所の土埃の見分け方【煙霧?】
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kobiwa_net
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黄砂?煙霧?
3/10昼頃に、関東地方の空がにわかに黄色く・薄暗くなり、「黄砂だ、PM2.5だ!」とちょっとした騒ぎになったところ、気象庁が「黄砂ではなく煙霧」という発表をしたと報道されました。

気象通報で「煙霧」が出るのはかなり珍しい、って話を聞いて、整理のためにしらべる。 まず、予報用語としての煙霧の定義は http://t.co/7PyYiLjEnd 「乾いた微粒子により視程が10km未満となっている状態。」と。現業でも、記事ではこの基準で煙霧を取る。
2013-03-10 14:46:32
で、(通報で出る)「天気」としての「煙霧」は http://t.co/7vBVW4l0rE 「気象観測のてびき」基準で、「煙霧,ちり煙霧,黄砂,煙,降灰があって,そのため視程が1㎞未満になっている状態又は視程が1㎞以上であって全天がおおわれている状態」と。確かにこれは珍しい。
2013-03-10 14:50:06
@yuura0526 中国大陸由来の砂が黄砂、今日のは煙霧(そこらの砂埃)ってんで、物理的には大して変わらんのう
2013-03-11 00:09:29あまり大きな粒子はすぐに落ちてしまうので、遠くを飛ぶことは出来ません。また、黄砂で飛んでくるのは石英・長石・などの粒なので、鉱物組成を調べるとあたりが付けられます。日本列島では30μm(0.03mm)以上のものは現地性の可能性が高いようです。
参考:町田ほか2003「第四紀学」(朝倉書店)

@kobiwa_net ありがとうございます。「黄砂ではない」はその辺調べ済みってことでいいんでしょうか?(堆積した黄砂が舞い上がってるとその辺区別つかない気がしますが)
2013-03-11 11:08:27
@mutsuju おそらく、粒径だけで判断していると思われます。ある程度大きな粒径の粒子は、千キロ以上飛ぶとは考えにくいですから。 むろん、黄砂が混じっていたとは思いますが、あの土埃の大部分は近所の土と考えられます。
2013-03-11 11:15:11中国に近い西日本の方が"薄い"のは変な話ですよね。

@kobiwa_net 粒径のほかに、西日本での黄砂の広がり(9日は富山や甲府まで来ていたが視程10キロ以上)とは不連続に関東で発生した経緯から大半が関東起源と判断できようとおもいます
2013-03-11 12:49:32堆積物中のレス(黄砂)を用いて古環境を復元する研究では、石英粒子中の酸素同位体比で大陸起源か近辺のものかを識別するようです。

現地性の砂粒と大陸からのレス(黄砂)の区別について、ちょっと調べてみたら石英の酸素同位体比を用いて区別しているらしい。詳細は成瀬(2003) →PDF http://t.co/rD5lucj4nw @kobiwa_net
2013-03-11 23:22:51