第5回ダイアログセミナー1日目のまとめ、ラストのロシャールさんご発言分

和訳を試みました。抜け、誤訳あるかもしれません。 関連: 第5回ICRPダイアログセミナー(伊達市・2013/03/02) http://togetter.com/li/464662 ダイアログセミナー収集中 http://togetter.com/li/464800 第5回ダイアログセミナー1日目のまとめ、ラストのロシャールさんご発言(くろ版) http://togetter.com/li/472350
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buvery @buvery

先日の第5回ダイアログ、一日目の総合討論のビデオが追加されています。エートスの機材班の方は、主音源から直接拾っているので、オリジナル音声そのままなのですが、実は最後のロシャールさんの英語の話がびっくりする。http://t.co/hHE301oNg5

2013-03-14 09:53:49
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hiroki @hirokiharoki

(1/5)質問の答え2つ。チェルノブイリでのメンタルヘルス関連の情報。そして、ICRPのポジション。問題。巨大。複雑。困難。福島原発事故にも通じる問題。政府当局、行政機構、民衆。それぞれに巨大なギャップ。ソ連崩壊後のCIS独立国家共同体。日本のような民主国家ではない。事故後。

2013-03-14 19:14:04

(誤)経済的→(正)社会的危機

hiroki @hirokiharoki

(2/5)ゆっくりと、深刻な経済的危機が進行。民衆:政府や行政がすべき仕事をしていない。状況がどんどん悪化してる。   政府と行政:民衆は状況を理解していない。過大に見ている。 そしてその真ん中のギャップを埋めるように、非常に奇妙な理論が叫ばれるようになった。放射能嫌悪症。

2013-03-14 19:14:05

(誤)放射線嫌悪症 → (正)放射線恐怖症(不安症) のようです。何にしても、嫌悪はちょっと違うのかな。

hiroki @hirokiharoki

(3/5)政府や多くの専門家が、放射線嫌悪症について語りだした。人々が放射線を嫌悪する、新しい精神疾患ということだ。対策としてユネスコは多額の資金を投入した。治療しようとして、メンタルリハビリセンターを作った。ところが実際は、リサーチャーや精神科医が現地に行ってみたところ、

2013-03-14 19:14:05
hiroki @hirokiharoki

(4/5)そのような精神疾患は存在しなかった。そういうことではなかった。民衆は、状況をコントロールできず、自己統御感を失っていた。数々の疑問。心配。多数の人々が状況を怖がり、不安になっていた。けれど、今は皆が理解しているように「人は不安に思っても良いのだ。

2013-03-14 19:14:06
くろぽん @kurodasan

(訂正)(4/5)そのような精神疾患は存在しなかった。そういうことではなかった。民衆は、状況をコントロールできず、自己統御感を失っていた。(⇒「自己統御感」については触れていないので、消去してもいいかも? そのような〜コントロールできず。までは必要)@hirokiharoki

2013-03-15 21:58:12
hiroki @hirokiharoki

(5/5)心配になり関心を持つ権利があるのだ」 これが、初めて、原子力関連の事故でのメンタルヘルス関連の影響が確認された時の事象だ。

2013-03-14 19:14:07
hiroki @hirokiharoki

(1/3)ではICRPはどうしていたのか。チェルノブイリ事故の時は完全に沈黙を保っていた。2000年まで。ICRPは汚染地域の人々を守るための活動を2000年から開始した。その活動報告はpub2007に。そしてpub111には、

2013-03-14 19:37:22

(誤)pub2007→(正)pub103 (2007年発行)

hiroki @hirokiharoki

(2/3)長期汚染地域に住む人々を防護するための勧告が書かれた。このpub111は、福島第一原発事故の起こる少し前、つまり直前に作られていた。だからこの事故の発生時点はpub111の内容がまだ、世界中の人々に理解、浸透してない時期だった。pub111には、

2013-03-14 19:37:22
hiroki @hirokiharoki

(3/3)各個人が自分の被曝量を計り、実践的な放射線防御カルチャーを作ってゆくためのポイントが書かれている。だが福島第一原発事故が起こった時点で、pub111の内容をすぐ使おうとする者は、まだ誰もいなかった。

2013-03-14 19:37:23
hiroki @hirokiharoki

(1/5)メンタルヘルスの話に戻る。以下はチェルノブイリでの時ほどには重要な注目点ではないかもしれないが、私が日本を2011年に初めて訪問した時のことだ。あちこちの人々のところや、行政機関などを訪れた時に、あのギャップを感じた。

2013-03-14 19:58:03
hiroki @hirokiharoki

(2/5)チェルノブイリの時に頻繁に感じたギャップと同じものだ。人々と、政府/行政機関とのギャップ。確かに、日本にもあった。そんなに巨大なギャップではなかったが。人々が「依頼しても政府が動いてくれない。間違った指示を出している。

2013-03-14 19:58:04
hiroki @hirokiharoki

(3/5)適切なところに資金を使っていない…」逆に行政は「人々がリスクについて理解してくれない。正確な視点でリスク判断してくれない。リスクを過大評価している。悪いニュース、危険だという報道だけを信じている。いいニュースは信じない。」と言い始まっていた。ただしかし、

2013-03-14 19:58:05
hiroki @hirokiharoki

(4/5)放射能嫌悪症という言葉を使っている人々はあまり多くはなかった。 私は、うわーっ、また放射能嫌悪症だ、と思った。昔見たこととそっくり同じ事が日本でも起こってると感じた。ありがたいことに、放射能嫌悪症という言葉は日本では廃れていったようだ。2011年の後半までで、

2013-03-14 19:58:06
hiroki @hirokiharoki

(5/5)聞かなくかった。

2013-03-14 19:58:07
hiroki @hirokiharoki

(1/4)だが今、多くのリサーチャーが福島第一原発事故の影響を調査している。例えば今週はじめ(2013.2月末)に、福島県立医科大学で国際会議が行われた。ここで多くのメンタルな影響に関するディスカッションが行われた。PTSDなどといった影響に関するものだ。私は、

2013-03-14 20:23:07
hiroki @hirokiharoki

(2/4)そういう心理的な影響が全くない、というつもりはない。非常に大きい不安に襲われてPTSDなどになる人もいると思う。けれど、それが普遍的な全体像というわけではないと、私は思う。このような精神疾患になった人の人数をカウントし、「見てください、

2013-03-14 20:23:09
hiroki @hirokiharoki

(3/4)こんなにも精神的な影響が出ています」と言うことが最も大事なわけではなく、なぜ不安になるのかを知ることが大事なのだと思う。不安になるのには、相応な理由があると思う。私はそれが、状況がつかめなくなって全てがあやふや、つまり状況をぎゅっとつかめていないからだと思う。

2013-03-14 20:23:10
hiroki @hirokiharoki

(4/4)自分自身のこと、自分の生きている生活のことなのに、自分でコントロールできなくなっているからだと思う。問題、それは、メンタルヘルスのことに入ってゆくことではなく、問題は、避けること、そして、問題、人々の関心が高まっている。(←※ここの訳、特に自信がありません)

2013-03-14 20:23:10
くろぽん @kurodasan

(4/4)…それは、メンタルヘルスのことに入ってゆくことではなく、問題は、避けること、そして、問題、人々の関心が高まっている。(←※ここの訳、特に自信がありません)  ⇒問題は、これをメンタルヘルスとして捉えるか否かではなく、人々の間で高まる心配や不安を無視するということだ。

2013-03-15 19:48:16
hiroki @hirokiharoki

(1/3)ここから、ICRPのポジションについて。精神的な影響、メンタルヘルスに関してはメインコミッションで慎重に、影響を検証している段階。個人的な見解としては、メンタルヘルスは袋小路だと思っている。原子力関連の事故では、人間のディメンションがとてもとても重要だと思っている。

2013-03-14 21:07:02
hiroki @hirokiharoki

(2/3)今日のICRPダイアログでの数々のセッションに、はっきりとそれが出ている。ダイアログを聞いた人には、わかってもらえると思う。人間のかかえる問題、人間が気にしていること、人間の困難、などをメンタルヘルスの問題として受け止めようとすることは、危険なことだと、

2013-03-14 21:07:03