《検査は無駄じゃない》

大人も高齢者も含めて、甲状腺エコー検査は有効です。経過観察が役に立つこともあります。他の検査も含めて、できることからはじめましょう。 そこに残った人も、避難した人も、避難から戻る人も。子どもも妊婦も大人も高齢者も、年1ミリを越える地域の人は、全員ストレスがかかるんですから、検査しましょう。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「検査しても治らない?」いやあ、わからないことに口を出すというのは、怖いことだなあ。明日も私は歯医者に行くんだけど、歯そのものに関しては再生技術が現在ないので、虫歯は治療した後、人工物を代わりに入れるしかない。元には戻らない。だけど、歯医者に行くことで痛みは取れるし、食べられる。

2013-03-16 00:13:45
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

だから、検査して治療するのは、厳密な意味で「治る」とは限らない。甲状腺の場合も同じ。摘出しないと転移してしまう癌なら、摘出して、ホルモン剤を服薬することで、完全に以前と同じではないけれどある程度のQOL(生活の質)を維持して生きていける。

2013-03-16 00:17:11
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

逆に、「完全に元通りにならないから」と検査しないでいた場合、甲状腺がんの場合、ある程度の確立で転移する。放射線による甲状腺がんの場合、他の例よりも早く転移する可能性が高いという知見がある。だから私は甲状腺エコー検査を、半年程度の感覚で受け続けることを推奨する。

2013-03-16 00:19:31
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

それは何も、子どものことだけではない。青年層も、中高年層も、被曝の可能性がある人は甲状腺エコー検査を受けてほしい。心電図検査も年1回は受けてほしい。血液検査が嫌いな人以外は、血液検査も半年に一度は受けてほしい。被曝した過去は変えられないが、未来は変えられる。

2013-03-16 00:22:33
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

もう一度。過去は変えられないが、未来は変えられる。必要な医療的検査で変えられる。検査が定期的に、安定して受けられる環境があれば、変えることができる可能性は上がる。

2013-03-16 00:26:06
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

外部被曝が心配な人は、汚染から遠ざかれば防ぐことができる。内部被曝が心配な人は、まず口に入れるものを検査すれば防げる。既に取り込んだものが心配な人は、尿中のセシウムを計測できる。

2013-03-16 00:27:29
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

事故発生から2年経過し、現在でも大気中に毎時1千万ベクレルの放射性セシウムが放出され、海にはどれだけの量のどんな核種がもれているのかわからない日本だけど、できることがないわけではない。できることは、それぞれ違うけれど。

2013-03-16 00:29:51
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

私は避難することを選んだ。選ぶことができた。だから、避難できることを示し続け、できるだけ検査や医療の整備ができるように発言する。保養の機会を確保できるように声を上げる。外から事態の推移を見て、不必要な被曝をする人が増えないように、マスコミや「専門家」と協力したり監視したりする。

2013-03-16 00:35:09
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

避難を選ばなかった人、選べなかった人にもできることが、その立場ごとにあるはず。まずは、不必要な被曝を避けるように、自分にも周囲の人にも、配慮することはできるはず。ベラルーシでどういうことをしてるかという情報は入っているはず。防護の参考にできることは、実行できる。

2013-03-16 00:37:51
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

今、福島県産の食品は、放射性物質の計測をしている分だけ、近県の食品よりも信頼性が増しているものもある。それをアピールすることで、近県だって計測を始めたほうが信頼性が上がることを理解してもらえるようになるだろう。もう少し、時間はかかるかもしれないけれど、必要になると思う。

2013-03-16 00:40:15
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

避難せずに住んでいる以上は、検査や医療は丁寧に実施してもらうべきだ。それは、子どもや妊婦だけじゃなく、男性も大人も高齢者も、だ。特に、血液検査、心電図検査、がん検診は、最低年に1回、できれば2回受信できる体制がほしい。

2013-03-16 00:43:10
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

ベラルーシでは、子どもに関して1年に一定の日数、保養が義務付けられている。日本がベラルーシよりも豊かな国であるのなら、子どもは当然同じように。そして、子ども以外も検査の為に、宿泊付きの検査に年2回程度は行かせてほしい。そういう要請は、悪くないと思う。ストレスがかかるんだから。

2013-03-16 00:46:06
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

その保養と検査の範囲に、原発事故子ども被災者支援法の枠を使ってほしい。基準は、年1ミリの場所を含む自治体までは、全額補助。それ以外の地域の人には、半額以上の補助。原発を国策で作った国の責任で、検査と医療を実施する。

2013-03-16 00:48:57
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

支援法で要求できることとして、既に関東各地から要望が出ている除染は、当然実施しないといけない。ただし、除染で出す廃棄物はできるだけ量が少なく、そして有効に除染する方法の確定は急がないと、処分の方法が困難になる。広く一律に削るのではなく、γカメラなどを使っていくしかない。

2013-03-16 00:52:09
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

こっから先は、たとえば、の話。あまり利用者が訪れなくなった温泉地がある。その中に、宿泊施設付きの検査施設を作る。検査に来る人々は、温泉付きのホテルに宿泊できる。そこには、医療施設も充実した形で併設する。医療システムもある程度集中するので、研究も進みやすくなる。

2013-03-16 00:55:46
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

で、本筋に戻る。検査は有効。切る切らないの話は微妙だけど、それは何も甲状腺がん特有のものではない。他の健康異常だって、どういう治療方針を組むかは、医者と患者の相談で決めるしかない。特にガンは、もともとそういう種類の疾病だ。インフォームドコンセントを真に一般化する機会でもある。

2013-03-16 00:58:52
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

最後にもう一度、繰り返す。放射性物質に汚染された過去は、変えることができない。だけど、未来は変えることができる。心配なら、体も飲食物も検査できる体制を整えれば良い。心配なのは、福島県の人と飲食物には限らない状態だ。広範囲で検査と対策ができるようにすれば良い。(終り)

2013-03-16 01:01:24