beni-uoさん@beniuoの「偽りなき者を鑑賞してきた。」

beni-uo @beniuo

偽りなき者を鑑賞してきた。 http://t.co/iOksVfqC24 一言でいうと、児童虐待版の『それでもボクはやってない』だ。 デンマークの田舎町を舞台に、幼稚園の教師が、子供のささいな嘘から児童虐待の疑いをかけられる。

beni-uo @beniuo

パンフによると、1997年にデンマークで男性の幼稚園の教師が20名以上の児童にわいせつな行為を行った事件があるらしい。そういった背景もあり、それまで親しかった友人を含めて町全体から主人公は制裁を受ける。

beni-uo @beniuo

この制裁がまた強烈だ。我々は正義なりと信ずる善良な市民による、児童虐待者という悪魔に対する調伏である。まさに魔女狩りだ（原題は「狩り」を意味するJagten）

beni-uo @beniuo

「めまい、吐き気、悪夢」をもって児童虐待が行われた症例と見なす描写が恐ろしい。ほかの原因でも起こりえる症状だが、そのような冷静な判断をくだせる雰囲気ではない。まさに流れに乗って、主人公の悪魔化が進んでゆく。

beni-uo @beniuo

主人公の悪魔化の流れに怯えた児童が「そんな事実はなかった」と言いだしても「それは不幸な記憶を抑圧してなかったことにしているんだよ」という"解釈"を行い、その流れは止まることはない。

beni-uo @beniuo

自公政権が児童ポルノの単純所持を禁止しよう、さらには創作物をも法で禁止される範疇に入れようとされている現状（創作物であれ、児童ポルノを持っている人間は児童虐待を行っている社会不適合者であると非難する社会が推進派の理想だ）、誰にでもありうる事例として、決して見て損ではない映画だ。

beni-uo @beniuo

パンフの解説を書いているのは斎藤環先生だよ！

beni-uo @beniuo

一番最初に主人公を信じるのをやめるのが「虐待された」児童の母親なんだけど、その名前がアグネスというあまりにも直球ストレートな名前で、映画に集中しきれなかった部分はあるw

beni-uo @beniuo

@Su37J 本日公開の映画です。地域によって上映日程が異なりますので、公式サイト（ http://t.co/VVARbrRC9o ）をご確認ください。