JASRACがアーティストの足枷になっている事例

CDに変わる音源販売形式として、ダウンロードカードの販売があります。 3DSのゲームは、既にコンビニなどでダウンロードカードが販売されていますよね。 JASRAC管理になっている自分の楽曲を、ダウンロードカードで販売する場合における問題点をまとめました。
ダウンロード JASRAC 著作権 音楽
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天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
著作権というか、JASRACが足枷になっている事例を紹介してしまおうかな。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
Lacroix Despheresの楽曲は全てJASRAC管理楽曲。この場合、ラクロワの曲を演奏、CDリリースするなど、なんらかの形で「使用」するには、使用者はJASRACに著作権使用料を支払います。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
JASRACは音楽を使用した人から支払われた著作権使用料を、6%の手数料を引いてから権利者(ラクロワの場合は作詞作曲をしている翔さん)に支払います。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
CDリリースの場合、定価×プレス枚数×6%が著作権使用料としてJASRACに支払われ、そのうちの6%がJASRAC手数料、残り94%が権利者への分配となります。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
先ほどの足枷の件ですが、ネットラジオの生放送枠で少し話したFizzKicksカードに関連した事例です。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
FizzKicksカードは、裏面にダウンロード用コードが印刷されており、カード購入者はそのコードをWebサイト上で打ち込む事により、楽曲等アーティストが用意したコンテンツをダウンロード出来るものです。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
「CDを買ってiTunesで取り込み、スマホで聴く」という流れの代わりに、「カードを買ってWebでダウンロードし、スマホで聴く」みたいな感じです。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
消費者観点でiTunes Storeやレコチョクなどの音楽配信と違う部分は、①アーティストオリジナルデザインのカードが手に入る(CDみたいな円盤型にも出来るし、グッズの一部にDLコードを印刷して販売も)②音楽だけでなくPVや画像などアーティストが用意したあらゆるコンテンツをDL可
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
音楽配信よりもCDが良いという方の中には、ブックレットや盤面のデザイン、ケースが棚に並んでいるのを見たい、という意見もありますが、CDと同じケースにダウンロードカードが入っていてブックレットも付いていればそう違いは無いような気もしています。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
さて、著作権使用料の方に話を戻します。CDは枚数と定価、曲数に応じた著作権使用料支払いという事は先ほどtweetしました。では、ダウンロードカードの場合はどうでしょうか。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
JASRACでは、インターネット上での音楽利用は「インタラクティブ配信」での利用ということになります。ダウンロードカードもネット上に音楽データを用意して、カード購入者にダウンロードしてもらうから、この点は納得出来ます。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
問題は、著作権使用料の支払い方法です。現状、インタラクティブ配信(DL形式)の場合、月ごとのダウンロード回数に応じた著作権使用料の支払いとなっています。これはネット上でのMIDI配信あたりから始まった流れだと思うのですが、いつでも、誰でも、何度でもDL出来る前提の方式です。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
在庫数というものが存在しておらず、そのサービス(サイト)が継続している限り、オリジナル(サーバ上のデータ)の複製は無限に作られ続けるということなので、月ごとのDL回数に応じた使用料支払いは頷けます。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
しかし、ダウンロードカードの場合はどうでしょうか。カードを1000枚作ったとしたら、ダウンロード出来るのは1000人のみです。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
なので、ダウンロードカードの製作枚数に応じた著作権使用料支払いが妥当だと考えるのですが、そのような契約形態は現状用意されていません。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
これだけだと、月ごとのDL回数で支払えば良いじゃないか、との声もあるかと思いますが、問題は最低料金の規定です。その月のDL回数に応じた使用料が5000円未満の場合、規定により月額5000円は必ず支払わなければならないのです。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
例えば、DLカードを100枚製作、販売したとします。その100人が「1年間すっかりDLするのを忘れてた!」という場合、その12ヶ月間はDL回数0です。なのに、最低料金の規定により5000円×12ヶ月=60000円の支払いが生じます。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
10曲入り定価2000円のCDを100枚プレスした場合、著作権使用料は概算126,00円です。通常の音楽配信サービスの場合でも、1曲200円と考えると情報量200円×7.7%×10曲=154円、1ヶ月に100回DLされて15,400円です。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
DLカードの使用期限を1ヶ月にして、その月内で全員がDLするのならば、前ツイートのように著作権使用料は15,400円でOKです。でもこれってかなり不便ですよね。CDの代わりにはならないですよね。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho
【JASRACの足枷まとめ】DLカードによる音源販売は、JASRACの規定によりDL期限を1ヶ月のみにしないと、最低料金の規定より余分な著作権使用料の支払いが生じる場合がある。しかもその分が権利者に還元されるかどうかは不透明

コメント

鉄⋈C98もケムリで行くマン⋈早矢斗[デレステID:994240190] @cu6gane 2013年3月17日
音楽の提供媒体が変わっていく毎にJASRACもしっかりと形態を変更していくべきなんだけど、こういうモンに限って腰が重いのはハッキリ言って怠慢だよなぁ。
undo(どんまい酒場に行きたい) @tolucky774 2013年3月18日
販売側のデータ配信の利点は在庫を持たないことにあると思うんですが、売れても売れなくても毎月5000円取られるんでは長く置く限り在庫が発生してるのと同じだから、無意味ですよね。だったら数量限定で…ってことになってしまう。そうやってデータではなくCDを売りたいのかもしれないけど
seere626 @seere626 2013年3月18日
文化破壊業カスラック。何も生み出せない無能守銭奴の吹き溜まり
たるたる @heporap 2013年3月18日
CDの場合は販売したタイミングではなく、プレスしたタイミングでの料金計算?100枚プレスして1年かけて販売したら、それでも毎月5000円の管理費は不要ってことですかね?
たるたる @heporap 2013年3月18日
ライブならどうなんでしょうか。前売りチケットを販売した時点では購入者は著作物を享受していませんし、ライブに行かなかったら著作権の享受もありません。チケット発行枚数と享受人数が違いますが、その料金計算は、、、?
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho 2013年3月19日
heporap CDの場合はプレスしたタイミングで、製作枚数に応じた使用料支払いとなります。CDやテープ等の録音物に関しては、「原盤の複製をいくつ製作したか」に着目されており、JASRACとの契約期間や月額最低料金という概念がないので、販売した期間は関係ないのです。DLカードだって、原盤の複製が作られる数=DLカードの枚数なので、同じように考えてくれれば良いのに、現状そのような規定が作られていない状況です。
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho 2013年3月19日
heporap ライブの場合は、ホールでの演奏会とライブハウスで若干の違いはありますが、チケット発行枚数や動員数ではなく、演奏曲数、定員(会場の面積)、チケット代金などによって使用料を計算します。
たるたる @heporap 2013年3月19日
Lacroix_Sho チケット代金で使用料が計算されるなら、ダウンロードカードも「チケット」と同じでいいと思うんですけどね。JASRACにそういう提案、契約内容の変更依頼はされてないんでしょうか?JASRACがチケットとカードの違いをどのように考えてらっしゃるか想像できませんが、私には同じにしか見えません。
たるたる @heporap 2013年3月19日
Lacroix_Sho おそらく無料公演を理由に定員(会場面積)が計算に入っていると思いますが、DLカードでは販売数と定員が一致しますから、計算上は同じで良いと思います。
たるたる @heporap 2013年3月19日
それでは料金が安くなってJASRACが儲からないから却下、と言われるかもしれませんが、まあ、媒体に合わせて契約体系も変更してくれればいいのにという、私なりの提案です。(計算はしてません。高くなるかもしれませんし、安くなるかもしれません)
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho 2013年3月19日
heporap なるほど、「音楽を利用する」という部分では演奏も音源も変わりはないのだから、という事ですね!ただ、演奏する場合には「演奏権」、録音する場合には「録音権」など、利用形態によって関わってくる支分権が異なる事などから、使用料や支払方法もそれぞれ規定が分かれています。(続)
天野翔⊕オーケストラ譜を書くバンドマン社長 @Lacroix_Sho 2013年3月19日
heporap (承前)ネット上での利用の場合は、他にも様々な支分権に関わるので「インタラクティブ配信」という枠組みでの規定なのですが、この場合、現在契約出来る方式は「月のDL回数」に応じた支払いのみなのです。せめて最低使用料の規定さえ無くしてもらえれば、DLカードに使用期限を設定する必要がなくなるのですが…。
nanashi @rhsrtuioijmjerg 2018年6月10日
今は他に管理団体はあるのに、なぜアーティストはまだジャスラックとの契約にこだわるんですかね、ジャスラックをつぶすよりもアーティストがジャスラックと契約しなければいいだけ。
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