現代への扉 実験工房展@神奈川県立近代美術館の感想メモ

2013年3月に鎌倉の神奈川県立近代美術館 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/ に『現代への扉 実験工房展』 http://jikkenkoboinkamakura2013.blogspot.jp/ を観にいきました。自分用に感想メモをまとめたいと思いまして。 巡回情報 http://www.museum.or.jp/modules/jyunkai/index.php?page=article&storyid=99 2013年1月12日(土)~3月24日(日) 神奈川県立近代美術館 鎌倉 4月20日(土)~6月2日(日) いわき市立美術館 続きを読む
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栗原裕一郎 @y_kurihara

面白い。有名な話なのかな。ウルトラマンの怪獣シーボーズをデザインした高山良策は、日本のシュールレアリスムの元祖福沢一郎の弟子で、シーボーズのアイディアも福沢の絵(「牛」)から来ているそうだ>シュルレアリスムと「福沢一郎絵画研究所 展」 http://t.co/mZWP4VVZ

2012-10-01 08:10:22
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

唐突に昨年の栗原さんのツイートがRTされてきたのだが、ちょうど明日あたり実験工房展を観にいこうと思っていたので、日本のシュルの系譜という点で個人的にタイムリー>公式RT

2013-03-13 16:17:05
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

ウルトラマンの系譜はシュルとダダの系譜。

2013-03-13 16:18:46
奥原佳津夫 @KatsuoOkuhara

@hi_doi @TerukookureT 神奈川県立近代美術館『実験工房展』で上映されていた短編アートフィルムは、特撮監督に円谷英二氏が参加されたもので、完全にそっちの、懐かしい世界でした。 こういう系譜もあるのか、と妙に納得致しました。

2013-03-13 21:06:33
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

@KatsuoOkuhara @TerukookureT まさしくこれから実験工房展を観にいこうと思っていたタイミングで怪獣シーボーズとシュルレアリスムの関連に関するツイート https://t.co/t6cPb6muDK RTされてきて連想が働いたのですが、さらに具体的な関連!

2013-03-14 00:34:38
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

実験工房展の感想は帰宅後に。いろいろ考えちゃいました。

2013-03-14 17:55:06
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

サイコパス始まる前に『実験工房展』の感想です(少し長くなるかも)。 そも私は”瀧口修造と武満徹”を入り口に実験工房の在り様に関心を持ったモノなので、今までその美術作品の多数を鑑賞しておらず、今回は作家個人ではなくグループとして(同時代の同士的作品群として)観られる良い機会(続く)

2013-03-15 00:12:14
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)と思い、鎌倉に足を運びました。やはり原画や現物の”力”を感じたいのです。しかし…美術に関して見識が高いとは言えない私の感覚ですが、美術作品のいくつかが”時間”に屈してしまったように感じ…そのうち「(やばい!ココはモルグだ!)」と感じてしまい逃げ出したくなったりも…(続く)

2013-03-15 00:16:11
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)むろん”力”を感じる作品もたくさんありましたが、”青春の残骸”のように感じてしまう作品の切なさがたまりませんでした。ただ、それは当時の”気概”の裏返しでもあるのでそれを今感じてしまうのも実は悪いことではないと思うのです。その意味において、やはり観てよかったです(続く)

2013-03-15 00:19:45
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)音楽に関しては、当時の演奏会のプログラムを流れで観ることによっていくつかの再確認が出来ました。実験工房の演奏会では武満徹氏や湯浅譲二氏の作品とならび、メシアン、ミヨーらの近代フランス作品が常に演奏されているのです。それは武満らの師匠である清瀬保二氏の影響と思われます(続く

2013-03-15 00:22:22
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)メシアンに対し手紙を書いたり等を裏付ける書簡も展示されており、実験工房自体、フランス的な作曲法を自身の寄り代とした清瀬保二と瀧口修造のシュル=フランスの流れが合流して成立していたように思えました(特に武満は双方の影響を受けています)そして同時に選ばれた作曲家が(続く

2013-03-15 00:28:36
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)シェーンベルクとジョン・ケージというのも面白い取り合わせです。アメリカに飛びます。ケージという選択が面白く、後に実験工房→フルクサスという流れが発生します。ここで小杉武久さんが登場するわけですが…つまりこの実験工房展をはみ出した部分で 間章 に話を繋げることが(続く)

2013-03-15 00:33:30
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)間章に関心があるなら”前夜”としての実験工房展は一見の価値があります。間章が「何と」闘おうとしていたのかが実感できるでしょう。今年になってアップリンクでケージや間章のイベントが立て続けに行なわれてますが、それと同時期に実験工房展が行なわれているのが面白い。なぜ”今”(続く

2013-03-15 00:38:11
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)ケージと間章が語られるのか…実験工房の在り様を見る事によってその”今”へのリンクを想像すると面白いのです。全て現代の問題なのです(続く)

2013-03-15 00:41:18
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)昨夜や、以前もツイートしたように、ウルトラマンの系譜には(シーボーズ/ダダ等)明らかにシュルの流れがあり、それは”時代”でもありましたが、直接のつながりという点では(続く)

2013-03-15 00:45:38
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

まさしく”そっち”でした!RT @KatsuoOkuhara 『実験工房展』で上映されていた短編アートフィルムは、特撮監督に円谷英二氏が参加されたもので、完全にそっちの、懐かしい世界でした。 こういう系譜もあるのか、と妙に納得致しました @TerukookureT

2013-03-15 00:45:42
奥原佳津夫 @KatsuoOkuhara

@hi_doi 感想拝読しました。…私は現代音楽方面無知で(舞台芸術方面から実験工房に関心を持ちました)、ご指摘の作曲法の影響関係など、プログラムや手紙などの展示資料からは、まったく読み取ることができていませんでした(恥)!…ありがとうございます! @TerukookureT

2013-03-15 01:05:03
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

@KatsuoOkuhara コチラは音楽から入ったもので、『月に憑かれたピエロ』等の舞台美術関連展示は(そちらは当方完全に素人目線で)非常に興味深く楽しみました!しかし『銀輪』の雰囲気はよかったですねー @TerukookureT

2013-03-15 01:15:33
奥原佳津夫 @KatsuoOkuhara

@hi_doi さすがにジャンル横断したグループ展だけに、観覧者それぞれの身の置き所で、見えてくるものが全然ちがいますよね(笑) 『銀輪』、なんとも懐かしかったです。ちょっとメルヘン風味もあった昔のウルトラ・シリーズそのままで…。 @TerukookureT

2013-03-15 01:26:53
奥原佳津夫 @KatsuoOkuhara

…そうか…そうだよな…。作品(演奏・上演)制作過程の資料や、プログラムなどの記録類からでも、音楽家さんは作曲法の影響関係にまで遡る視点があり、美術家さんなら、また違った発見をすることだろう。…『実験工房展』という、あの資料の集積、きっと全貌を把握できる個人はいないんじゃないか…?

2013-03-15 01:48:37
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(実験工房展:続き)というワケで、ウルトラマン=円谷特撮とのつながりは映像を実際に観られて良かったです!あと佐藤慶次郎 『エレクトリックラーガ』(電気楽器/取説付)の展示が!特に今回展示されていた(いわばブッダマシーンサイズの小型モデル)は画像検索してもヒットしない名品!(続く)

2013-03-15 01:49:02
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)しかし前述の理由で図説の購入は…と思い、そのまま帰ってしまったのですが、テキスト資料としての価値は高そうなのでやはり欲しくなってきました図説。美術館では終了した展示の図録も販売していたので、鎌倉散歩に行った時に買うのも悪くないかも。というわけでまた一旦(終)

2013-03-15 01:53:12
奥原佳津夫 @KatsuoOkuhara

@hi_doi これから各地の巡回展もあるようです。 4/20~いわき市立美術館 7/13~富山県立近代美術館 10/5~北九州市立美術館 11/23~世田谷美術館

2013-03-15 02:06:28
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

@KatsuoOkuhara 11月の世田美まで待つのも良さそうですね!

2013-03-15 02:09:03