【捏造擬人化】ベルリン誕2013

ベル @berlin_g

【おしらせ】これより、イベントを始めます。しばしの間、お付き合いください。一連のツイートはまとめる予定です。

ベル @berlin_g

アルト＝ベルリン「今年もやってきたな、この日が…世界一可愛い娘と出会った記念すべき日ｇ ケルン「何キャラに似合わないことをやってるんだ」 ア「最初くらいカッコよく始めさせろよ」 ケ「誰も求めてないと思うぞ」

ベル @berlin_g

ケ「…気を取り直して。今日はベルリンの誕生日だ。確かに、俺達にとっても特別な日なわけだが…毎年のごとく意外だな。ブランデンブルクが出てこないというのは」 ア「こんな時まで出しゃばられてたまるか」

ベル @berlin_g

ケ「あいつもあいつなりに、気を遣ってるんだと思うぞ。今日くらいは私怨は忘れろ」 ア「……そうだな。今日はめでたい日だしな。悪かった」 ケ「よし」

ベル @berlin_g

ア「しかし…今でもはっきり覚えてるな。1307年の今日、街であの子を見つけたんだ。俺を見上げて、『だあれ？』って。可愛かったなあ…」 ケ「お前はそればっかりだな」 ア「なんだよ、じゃあお前は可愛いと思わなかったのか？」 ケ「……まあ、確かに」

ベル @berlin_g

ア「でも、お前ってあの子に結構厳しくしてたよな」 ケ「それはお前がとことん甘かったからだ」 ア「俺そんなに甘かったか？」 ケ「甘かった。あの子の将来が心配になるくらいには甘かった」

ベル @berlin_g

ケ「だが、俺だって、そういつも厳しかったわけじゃないぞ」 ア「だろうな。あの子の中身はお前に似たから」 ケ「まだ気にしてるのかそれ」 ア「別に？ 顔は俺に似てるし」 ケ「お前に似てるってことは俺にも似てるってことなんだが。双子なの忘れたか」

ベル @berlin_g

ケ「そういえば、あの子の……」 ア「ん？」 ケ「……いや、やめておく」 ア「なんだよ、そこで止められると気になるだろ」 ケ「言ったらお前が発狂しそうだからやめる」 ア「なんだそれ。ブランデンブルク関係か？」 ケ「いや、違う」 ア「ならいい」 ケ（あの子の初恋は俺だ、とは言えんな）

ベル @berlin_g

ケ「ブランデンブルクのことにしても、ベルリンは最初こそ怖がっていたが、そのうち打ち解けていったしな。後々のことを思えば、あれでよかったんじゃないかと思うぞ、俺は。国と首都が不仲というのは、あまり関心すべきことじゃない」 ア「コンビを組んでた時代を見ずに済んだのが、唯一の救いだよ」

ベル @berlin_g

ア「一度消えて、まさかもう一度あの子の父として存在できるなんて思ってなかったから、それは神に感謝した。けど、同時にあの子が傷つく姿を目の当たりにしなければならなかったのは、神を呪うしかなかったな」 ケ「その時にはもう、俺達にはあの子を支えることしかできなかったからな」

ベル @berlin_g

ケ「それを乗り越えての、今だ。過去はどうあれ、今、あの子は生きてる。俺はそれだけで、他に何もいらないと思ってるんだが、お前はどうだ？」 ア「……まったく。いいところを全部持っていくなよな」

ベル @berlin_g

ア「お前の言う通りだな。……ただし、ブランデンブルクは認めん。断じて認めん！」 ケ「私怨は忘れろって言ったばかりだろうが」 ア「私怨じゃないぞ。大選帝侯くらい大きな男でないと、ベルリンの相手と認めるつもりはなかった」 ケ「そういないぞ、あんな器の持ち主」

ベル @berlin_g

ア「わかってる。だから安心なんだ」 ケ「最悪の父親だなお前（……そのうち娘に愛想つかされたりしてな）」 ア「ブランデンブルクじゃなけりゃよかったんだがなあ…よりによってあいつかよ」

ベル @berlin_g

ケ「わかったわかった、愚痴は後でな。今日はベルリンが待ってるんだぞ」 ア「はっ！！ お祝いだったな！」 ケ「思い出したなら、その仏頂面をなんとかしろ」 ア「……よし。行くぞ」

ベル @berlin_g

【おしらせ】以上で、イベントを終わります。お付き合いありがとうございました。