梶原一騎、荒木飛呂彦、少年ジャンプ

荒木飛呂彦、梶原一騎好きなんだ-から派生した諸々。
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市川大賀 @ArbUrtla

野村克也は、子どもの頃『あぶさん』で読んでた時は人格者だと思い込んでいたのだけれど、実は『侍ジャイアンツ』のハラキリシュート編での日本シリーズでの描写の方が実像に近かったという衝撃を知ったのは思春期以降(笑)

2013-03-23 16:30:08
古賀(笛育市) @kokogaga

水島新司系と梶原一騎系だとわりに違うでしょうね。野球選手の人格。大体味方の常連キャラよりも敵側の方がリアルに描きやすいですし(笑)QT @ArbUrtla 実は『侍ジャイアンツ』のハラキリシュート編での日本シリーズでの描写の方が実像に近かったという衝撃を知ったのは思春期以降(笑)

2013-03-23 16:42:51
市川大賀 @ArbUrtla

@kokogaga 水島先生の野村監督好きは「まぁしゃあないわな」と「特別枠」ですね。同じ『あぶさん』でも阪急の今井とかは当時僕も遊んでもらってたのですが凄くリアリティありました。むしろ内容的にはトンデモな梶原漫画が野球やプロレスでモデルのあるキャラが意外とリアルだという点です。

2013-03-23 16:45:46
古賀(笛育市) @kokogaga

ボクシングは何ともいえませんが、野球やプロレスは実在のキャラの肉付けを丹念にやることにより、荒唐無稽にも説得力を与えようとしていた感じですね、梶原漫画。QT @ArbUrtla むしろ内容的にはトンデモな梶原漫画が野球やプロレスでモデルのあるキャラが意外とリアルだという点です。

2013-03-23 16:51:31
市川大賀 @ArbUrtla

@kokogaga けどもその肉付けの一方で、僕が子どもの頃から気付いていた「魔球の撃ち方を特訓して『出来た!』って、それは今の瞬間たまたまで、実際の試合で撃てる保障なんかないじゃん。『フォークの打ち方』一つにしたって皆訓練してるけどフォークがきたからって必ずホームランを(続)

2013-03-23 16:57:57
市川大賀 @ArbUrtla

@kokogaga (続)打てる打者なんていないんだから、仮に一階ホームランを打たれたからって、その他の打者には有効な訳だし、少しタイミングがずれれば普通に外野フライに終わることも多いだろうし、どうしてそこまで?」は愚問だったんだなというのは大人になってから気付きました(笑)

2013-03-23 16:58:07
古賀(笛育市) @kokogaga

@ArbUrtla どうも「必殺技は無敵でなければならない」は梶原漫画の基本テーゼみたいで、大リーグボールなんかは1度やぶれると何のかんの理屈をつけてなしくずしに用済みにされてしまうんですよね。梶原マンガの系譜を継いでいる刃牙シリーズの板垣先生なんかはそのへんいい加減ですが。

2013-03-23 17:07:02
市川大賀 @ArbUrtla

@kokogaga 僕はスポ根ブームには若干遅れた世代だったっていうのもあって、世代的には『侍ジャイアンツ』なんですが。大回転魔球とか「打てる方法を見つけた!」とかはしゃぐのはいいけど、実際打てるのは特訓重ねたお前だけで、チーム的には無理ゲーすぎるだろと思うんですよね(笑)

2013-03-23 17:10:08
古賀(笛育市) @kokogaga

わりと野球を格闘技的に描いてますよね、梶原漫画。そこが味ですが。QT @ArbUrtla 実際打てるのは特訓重ねたお前だけで、チーム的には無理ゲーすぎるだろと思うんですよね(笑)

2013-03-23 17:17:31
市川大賀 @ArbUrtla

@kokogaga 僕もたまに作家論で「好きなジャンル」と「特異なジャンル」が食い違った人の悲劇を扱いますが、今の古賀氏のリプでなるほどと思ったのは、梶原氏は野球やプロレスが好きだったんだろうけど、一番向いていたのはやっぱりボクシングだったんだろうなと。『あしたのジョー』が(続)

2013-03-23 17:20:44
市川大賀 @ArbUrtla

@kokogaga (続)なぜ一つ頭抜きんでて金字塔扱いをされているのかといえば「クロスカウンター」という「魔球的必殺技」を取り入れながら、ボクシングという「なぐり合うだけの格闘技」が、一番梶原節を絵空事っぽく見せなかったスポーツだったからというのもあるのではないかと。

2013-03-23 17:20:51
古賀(笛育市) @kokogaga

梶原漫画じゃないけど、『アストロ球団』で武道の総帥がまわりを9人の敵に囲まれながら脱出する技を見せたのを「これは野球の守備を破るのと同じ!」と感心されるのがあったけど、いやいやそれはいくら何でも違うやろと思った…。

2013-03-23 17:23:41
古賀(笛育市) @kokogaga

『あしたのジョー』だけ必殺技の扱いが『巨人の星』『タイガーマスク』『柔道一直線』等の他の作品と違うんですよね。QT @ArbUrtla ボクシングという「なぐり合うだけの格闘技」が、一番梶原節を絵空事っぽく見せなかったスポーツだったからというのもあるのではないかと。

2013-03-23 17:28:24
市川大賀 @ArbUrtla

@kokogaga まぁ「そこ」を他作品と同じノリでやったらどうなるかが車田正美の『リングにかけろ!』でその辺りはまだ微笑ましかったのですが『聖闘士星矢』の唯一と言って良い「テーマを語るシーン」が、唐沢レベルの丸ごとジョーのパクリだったんですけど、アレ問題にならなかったんですか?

2013-03-23 17:32:09
古賀(笛育市) @kokogaga

@ArbUrtla たぶんちば先生と梶原先生の作家性がいい方向に作用したんだと思いますが、梶原漫画の荒唐無稽さがちば先生の描写とうまいこと相殺されてリアルながらも迫力がある作品になってますよね。

2013-03-23 17:33:28
市川大賀 @ArbUrtla

@kokogaga 『あしたのジョー』における梶原先生とちば先生の関係は、最初の『機動戦士ガンダム(79年)』における富野監督と安彦氏の関係を思わせますね。

2013-03-23 17:39:26
古賀(笛育市) @kokogaga

@ArbUrtla 格闘マンガは意識的無意識的パクリが横行してますから結構難しいですよね。特に昔は誰もかれもそれほど気にしなかっただろうし(笑)。パクリじゃないけど、同じ(ような)必殺技が同時期のマンガにあっという間に蔓延する現象もありますね。

2013-03-23 17:40:18
市川大賀 @ArbUrtla

@kokogaga 「主人公と、戦わないヒロイン」が「どうしてそこまで戦うの?皆青春を謳歌してるのに」「俺も謳歌してるよ。戦う事でね」みたいな会話がジョーそのまんまだったんですよ、確かどっちも橋の上のシーンだったような気もするし。結局ジョーの正当な後継漫画は『はじめの一歩』ですね

2013-03-23 17:43:29
古賀(笛育市) @kokogaga

何となく覚えはあるんです。ジョーでいえばノリちゃんの立ち位置の子ですよね。QT @ArbUrtla @kokogaga 「主人公と、戦わないヒロイン」が「どうしてそこまで戦うの?皆青春を謳歌してるのに」「俺も謳歌してるよ。戦う事でね」みたいな会話がジョーそのまんまだったんですよ

2013-03-23 17:47:59
古賀(笛育市) @kokogaga

そういえば星矢の沙織お嬢さまも海原遊山なみに、最初の単なる嫌な性格が後の人格者補正でなかったことになっていた…。

2013-03-23 17:50:25
古賀(笛育市) @kokogaga

本来テーマで描く人じゃないですからね。パクっちゃうのはいただけませんが。『リングにかけろ』でもジョーの影響はあちこちに見られますね。QT @ArbUrtla 作品内で唯一テーマを語る(美穂ちゃんとの会話シーン)が丸ごと『あしたのジョー』パクリだった時には心底がっかりした。

2013-03-23 18:05:43
市川大賀 @ArbUrtla

@kokogaga まぁ「隻眼の中年アル中オヤジ」を「お姉ちゃん」に変えただけで、基本当初の構成は一緒でしたからね。けなしてるように見えるけど、そもそも車田氏は『侍ジャイアンツ』の井上コオ氏のアシスタント出身でもあるし、『リングにかけろ!』も中盤過ぎまでは凄く好きだったんですよ。

2013-03-23 18:09:42
古賀(笛育市) @kokogaga

@ArbUrtla いや、私も基本的には梶原漫画も車田漫画も好きなんですが、「ここはいただけないな」というところは勿論結構あります(笑)。

2013-03-23 18:26:50
市川大賀 @ArbUrtla

@kokogaga 梶原先生の一番尊敬するところは『巨人の星』だけ観ると右傾保守系文化人に見えて、『あしたのジョー』だけ観ると典型的左傾文化人に見えて、実際はただの「ヤクザのような漫画原作者」でしかない辺りが究極にストイックなんですよ(笑)

2013-03-23 18:29:03
古賀(笛育市) @kokogaga

ヤクザでも不良でも悪役でも「人にどう見られても俺はそれだけはやらない」という良心の問題を扱ってる人ですからね。荒木飛呂彦先生がそのへんは影響を受けています。QT @ArbUrtla 実際はただの「ヤクザのような漫画原作者」でしかない辺りが究極にストイックなんですよ(笑)

2013-03-23 18:37:41
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