ソフトウェア工学は失敗だったという論評について

にし先生がソフトウェア工学とアジャイルの関係について語られました。今後のために残しておきます。
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Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

アジャイルはソフトウェア工学の正統な進化形である、というのが僕の立ち位置だ。だから、アジャイルがでてきた今ソフトウェア工学は失敗だった、という論評を読むと、TPSが出てきたからベルトコンベアは無意味だった、というような論評に思える。生産的ではないし、レトリックとしても品が無い。

2013-03-24 17:47:31
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

最近は主にアジャイル、その昔もOOやCMM、構造か分析などもそうだったと思うが、ある技術が完璧に使えないとdisるという人たちは、生産的では無い。あらゆる技術は未来永劫完璧であることは無いし、多くの場合は現時点でも完璧ではない。

2013-03-24 17:50:44
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

つまり技術というのは全て進化の過程にあるもので、有用なところもあればダメなところもあるものだ。それを進化させながら使っていくのが技術者の矜持というものだと思う。

2013-03-24 17:53:14
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

だからある技術を他の技術との対立構造でdisったり、一部が使えないからといってdisったりするのは、未来をつくることを否定しているように思えてしまう。それって、技術者として寂しいんじゃないかな。技術を消費するのではなくて、技術を進化させる側に回る方が素直にカッコいいと思う。

2013-03-24 17:55:45
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

CMMをdisってアジャイルをカツぐ人は、CMMの本質が分かってないと思う。ある程度大きな組織で組織的に開発力を向上させるためにヘビーウェイトさを受け入れたのがCMM。そこそこ小さめの組織で向上のスピードを重視したのがアジャイル。両者の違いは、本質的にはバランスだと思う。

2013-03-24 17:58:00
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

このことは、自組織に技術向上をしてもらうような取り組みを本気でデザインしたことがあれば、気付くと思う。両立しにくいパラメータをどちらに振るかによって、自分たちの取り組みをCMMっぽく進めるかアジャイルっぽく進めるかを変えられるから。

2013-03-24 18:00:03
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

まぁそんなわけで、私のツイートをフォローして下さっているソフトウェア関係者の皆さんは、技術をdisる時にこうすればもっとよくなる、という視点で具体的な話をしていただけると、技術者としてカッコよくなるかな、と思います。 (^_^)

2013-03-24 18:05:36
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

まぁでも、使えない研究をしているソフトウェア工学の研究者がいるのは否定しませんがね。でもそういう研究者だって、世の中をよくしようと全く思っていないわけではなくて、例えば研究者評価の仕組みの問題とか、現場とのコラボレーションの方法を知らないとか、いろいろ原因があるわけです。

2013-03-24 18:07:52
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

だからダメな研究をしている研究者がいたら、その人が本当はどんなことを考えているのか、を聞いてみて下さい。そして、一緒にコラボレーションできないかを持ちかけてみて下さい。そこまでしてダメなら、本当にエンジニアリングには興味が無いサイエンティストなので、そっとしておいてあげて下さい。

2013-03-24 18:14:52
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

なんだ、釣りだったのか。

2013-03-25 21:32:36

コメント

ITDOREIKUN @ItDoreikun 2013年3月25日
ソフトウェア工学の存在自体を知らない技術者もいっぱいいるので今一番何とかしたいのはソフトウェア工学ってのがあってさー、ってとこだったりするのですがそんな暇があったら仕様書を書くのが現実なのがかなしい。あ、全力WFです。やっとV字からW字を一部採り入れつつある感じです。
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保下 多良央(たろう) @Bacalhau5 2013年3月25日
技術でなんとかなる技術ってのはコード界隈が自ずと限界なのに、その辺を識別出来なきゃ成果は上がらないと思うんだけど、皆気にしないのは不思議。アジャイルが上手くいくことがあるのは、「小さなチーム」が対象だから。CMMの規模になると相手は「社会」。技術と違う要素が大きすぎ。 そこらあたりへの対策希望
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