学校では教えない 日本の水産業の実態

世界の、そして日本の水産業は多くの場合誤解されたまま今日に至っている。その理由は、義務教育時の地図帳や教科書を見ると明らかである。大手水産会社で長年、海外買付を担当してきた片野歩さんの記事の要約と、寄せられたコメントをまとめさせていただきました。
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義務教育で使用する地図帳(帝国書院)に「世界から集まる日本の食料」という項目があり、その図は恐らく20年以上更新されてないと思われる部分が含まれる。そもそも魚が獲られている場所も正確に描かれていない。 http://t.co/cVJrE1uNoY 学校で学べない日本の水産業の実態

2013-03-28 19:51:09
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チリのサケやノルウェーのサバの絵もなく、1992年から禁漁となっているカナダのマダラの漁場の絵もそのまま。それでも学校から指摘がないのは試験に出題される内容でもなく、そもそも関心が低いからではないか? http://t.co/RGdEyaGTEp 学校で学べない日本の水産業の実態

2013-03-28 21:16:33
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漁業は時間の経過と共にやがてなくなるという程度の認識が一般的なのでしょう。しかし、世界の水産物の供給は右肩上がりに増加しており、輸入推移等を見れば水産業が一大成長産業であるとわかる。 http://t.co/BI5DBLXAEL 学校で学べない日本の水産業の実態(片野 歩)

2013-03-28 21:20:15
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欧米で水産エコラベルや持続性ある水産物に関心が強いのに対し、日本でその意識が希薄なのは、情報供給と教育に問題があるのではないか。この連載は、情報不足を補うための一手段になればと書いている。 http://t.co/gv6FnJKfrg 学校で学べない日本の水産業の実態(片野 歩)

2013-03-28 21:24:25
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2013年2月、資源量が悪化し漁獲が低迷した陸奥湾のコウナゴ漁が今春から禁漁に。一方、同じイカナゴ漁でも、マリンエコラベルの認証を受けている三河湾は親魚を種火として残し、資源管理のルールを厳格化することで、水揚げが持続している。 http://t.co/k4Y6J6E0KA

2013-03-28 21:33:10
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なぜ同じ魚種なのに、資源回復計画の対応に違いが出てしまうのか?それぞれの地域で、様々な方々が頑張られている自主管理だが、ここに限界を感じざるを得ない。重要なのは、そこに統一した科学的根拠をベースとする資源管理を当てはめること。 http://t.co/Ym3OXRtVBx 片野歩

2013-03-28 21:36:12
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日本には、世界トップレベルの調査能力があるはず。実際にEUや北欧では、より正確なデータを出して欲しいと漁業会社から調査への協力を買って出る。 http://t.co/NZKZiqN3ZJ

2013-03-28 21:42:58
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新潟のホッコクアカエビのような科学的根拠に基づいて漁獲されている水産物を、流通業者が優先的に扱えば、隣県の漁業者も資源管理競争に参画する。それが様々な魚種に波及すれば、資源と水揚げ地である地方が再生していく。 http://t.co/OxHM75a6Mx 片野 歩

2013-03-28 21:46:46
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欧米のスーパーではすでに、資源管理されていない水産物を排除する傾向が年々強まっている。日本は資源管理政策において変わらなければならない時期にきている。 http://t.co/qurEF9mL7u 子どもたちが学校で学べない 日本の水産業の実態 (片野 歩)

2013-03-28 21:48:07

TACを毎年上回る日本のスケトウダラ

図のように漁獲量が右肩下がり続きで、生物学的漁獲許容量(ABC)を、漁獲枠(TAC)が毎年上回ってしまっているような日本のスケトウダラに、残念ながら水産エコラベルが付けられるはずはないのです。当たり前のことなのですが、水産エコラベルをつけられる米国のスケトウダラは、200海里漁業専管海域が設定された1977年以来、TACがABCを上回ることなど一度もありません。

元記事はこちら

リンク WEDGE Infinity(ウェッジ) 子どもたちが学校で学べない日本の水産業の実態 世界の、そして日本の水産業は多くの場合誤解されたまま今日に至っている。その理由は、義務教育時の地図帳や教科書を見ると明らかである。

片野 歩
水産会社 海外買付担当
1963年東京生まれ。早稲田大学商学部卒。マルハニチロ水産・水産第二部副部長兼凍魚課課長。1995~2000年ロンドン駐在。 90年より、最前線で北欧を主体とした水産物の買付業務に携わり現在に至る。特に世界第2位の輸出国として成長を続けているノルウェーには、20年以上、毎年訪問を続け、日本の水産業との違いを目の当たりにしてきた。中国での水産物加工にも携わる。

記事に寄せられたコメント

すしたろう/g-fish/ats @scitaro

子どもたちが学校で学べない日本の水産業の実態 限られた情報と無関心が生む誤解 WEDGE Infinity(ウェッジ) http://t.co/M1jx76zp2t 魚もエコラベルか。

2013-03-27 11:58:03
T.Hoshino(星野 隆) @hossy1987

科学的資源管理がなかなか進まないことが漁業の発展の阻害要因だと思うので、 正確な情報提供が必須だと思います。 子どもたちが学校で学べない日本の水産業の実態 限られた情報と無関心が生む誤解 WEDGE Infinity(ウェッジ) http://t.co/YAVE4gha12

2013-03-27 19:04:08
大豆ミート(カレー) @kawalle

子どもたちに海の魚が減少していることや、絶滅させない方法を教えない日本。このままではダメです。よみました ー> 子どもたちが学校で学べない日本の水産業の実態 限られた情報と無関心が生む誤解 WEDGE Infinity(ウェッジ) http://t.co/cVzp8M3dTX

2013-03-28 01:04:29
Hiroki Maebayashi @hm2314

片野歩氏の投稿。漁業資源保護を教えることに強く賛成する。環境問題を教えるのに資源保護の観点がないのはおかしい。 子どもたちが学校で学べない日本の水産業の実態 限られた情報と無関心が生む誤解 WEDGE Infinity(ウェッジ) http://t.co/OpAa9wZ8O5

2013-03-28 09:39:51
Hideki Ikeda @hydekid3

結局は水産物に対する人の意識をどこまで高められるのかという問題。日本人が一番苦手なことかも: 子どもたちが学校で学べない日本の水産業の実態 限られた情報と無関心が生む誤解 WEDGE Infinity(ウェッジ) http://t.co/zCWkLcnfi7

2013-03-28 12:37:29
なみへい @PAFMIDORI

日本の魚食の現状は?与えられる情報は本当に少ないしオマケに偏向している。それでも「真実」を知りたいと思う。これは、その近道の一つ。【WEDGE-子どもたちが学校で学べない日本の水産業の実態(片野歩)】http://t.co/3ZlU4oWT45 #WEDIGE

2013-03-28 12:59:35
楠木るね @LuneKusunoki

子どもたちが学校で学べない日本の水産業の実態 限られた情報と無関心が生む誤解 WEDGE Infinity(ウェッジ) http://t.co/L1Kg6JUHQY ──ほんと、実態を知らなすぎる!教えないんだもんな-。

2013-03-28 13:32:35
順三朗 @junzabroP

子どもたちが学校で学べない日本の水産業の実態 http://t.co/3LtRNlHKtf 日本は漁業も農業も林業も、一次産業は工夫と高度化が足りないわ。

2013-03-28 16:33:21
@oku67

@osada_tatsuji 子供だけではなく。。。子どもたちが学校で学べない日本の水産業の実態 限られた情報と無関心が生む誤解 WEDGE Infinity(ウェッジ) http://t.co/rHgkmkuq8r http://t.co/CH3WYFEtAG

2013-03-28 17:56:52
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