study2007さんが経験から語る「経過観察」の意味と意義

まとめました
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studying @kotoetomomioto

【経過観察】①抗がん剤治療は3週間隔で4〜5コースを基本とし ②その後休薬し3〜6ヶ月後に別のクスリで同様の治療を繰り返します。これら投与と投与の間の期間を「経過観察」と言います。 http://t.co/2UmsxBjyu8

2013-03-29 21:13:07
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【経過観察】教科書通りの投与量・間隔でいけるのはせいぜい最初の1回か2回。あとは手探り状態が続きます。この図は私の一例で、通算8コース〜12コースぐらいの推移です。思う様に体力が回復せず死にかけています。 http://t.co/0Fg8D4BU5q

2013-03-29 21:17:39
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【経過観察】青棒がシスプラチン、赤がジェムザールというクスリです。効果と副作用の死なないギリギリのレベルを探しあて、なんとか今も生きてるわけですが。これは量も間隔も微妙にコントロールした結果です。 http://t.co/3hrVcGvgCZ

2013-03-29 21:26:32
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【経過観察】この「答え」を決めたのはは主治医でも私でもなく「データ」から逆算して決まりました。これまでの経過を観察した結果自分の癌が大きくなる(or小さくなる)速度、血液が回復する速度vsドーズなどを測って知っています。8コース目の失敗を補正に加え、残り3コースを決めました。

2013-03-29 21:32:03
studying @kotoetomomioto

【経過観察】つまり「治療のスペックを決めるデータを取得する」のに経過を観察するのは不可欠であり、これが1つ目の意味。

2013-03-29 21:36:31
studying @kotoetomomioto

【経過観察】もう1つの意味は「体力の回復」です。肝機能や腎機能、心臓などがダメージを負うと入れたクスリの排泄が追いつかず結果として十分な治療効果は得られません。

2013-03-29 21:38:44
studying @kotoetomomioto

【経過観察】人間は機械の部品交換の様にはいきませんので、クスリを分配する、機能させる、排泄する、のサイクルが高いレベルで維持されて始めて治療が成立します。つまり経過観察(休薬期間)中に体調を維持、回復させるのは治療そのものでもあります。

2013-03-29 21:42:29
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【経過観察】これらデータ取得や体調の維持にとって重要な「経過観察」は、もしも腫瘍が疑われたならば、その日からスタートします。

2013-03-29 21:46:04
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【経過観察】例えば触診でしこりがあってもエコーの像などを野口病院や伊藤病院ぐらいで診てもらい、もし急ぐ必要がないと助言されれば、経過を観察することで大きくなるかならないか?変化があるとすればどのくらいか?判りますし、そのまま変化がなければ引き続き監視で十分な場合もあると思います

2013-03-29 21:49:33
studying @kotoetomomioto

【経過観察】逆にしこりは変化なくても、機能低下や亢進で体調が悪くなれば、相談したり次の検査に繋がったりもします。

2013-03-29 21:53:36
studying @kotoetomomioto

【経過観察】いまスクリーニングをしてる群は恐らく殆どが「特に治療が必要ない」と信じます。それ故、全体的には治療の一環という表現を用いていますが「今後何か治療する」人にとっては最初のエコー、最初の採血は既に治療開始と考えデータ等を保存する事を推奨します。 以上

2013-03-29 22:13:16