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「丸」2013年5月号特集「和製ヤークトティーガー 重砲戦車『ホリⅡ型』」レビュー

軍事雑誌「丸」2013年5月号にあった、収録の一つである『ホリⅡ型』について書かれた話を私がざっと読んでみたまとめ、言ってしまえばただの感想です。 詳細が知りたいなら、このまとめの下の方にある「みんなのおすすめ商品」に掲載してるので買ってみればいいと思うよ!
軍事 戦車 書籍レビュー 旧軍
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這い寄る混沌@C96:月曜西こ-23b @Nyarlathotep_44
今回の目的、丸の特集の一つ「和製ヤークトティーガー 重砲戦車『ホリⅡ型』」読了。今回の執筆者は藤田兵器研究所で有名な藤田昌夫氏。
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全体の内容としては今までの再生産だったが、今回一番目を引いたのは、昭和十九年八月十五日に調整されたらしい「ホリⅡ型」の側面図だろう。二ページ使って大きく表示された図面には、ぱっと見でも今まで配置が分からなかった二十耗双連高射機関砲の位置が明確に図化されている。
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四式基筒双連二十耗高射機関砲は車台後部に剥き出しで設置されていて、とりあえず射手を防護するものは付けられていない。ただ載せただけという感じだ。
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主砲である試製十糎対戦車砲の射界は仰角二十度、俯角十度、左右各十一度とあり、可動範囲はそこそこ大きいことが分かる。もちろん固定戦闘室なので、それ以上の左右射界を設けるには信地旋回による車台ごとの旋回を行う必要がある。
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今回の図面で特筆すべき点は、やはり車長用展望塔だろう。展望塔内部は展視口の他に測量儀が設置されており、直接照準による砲撃の他に車長の観察による長距離射撃が可能だったようだ。
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図によると主砲弾は戦闘室両側面の12発、床面にある弾薬箱に8発ずつ収められた32発の計48発の砲弾が収納されるとわかるが、『日本の戦車』によると計60発らしいので、おそらく研究が進むに連れ調整されたのだろう。
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図面から分かることはそんなところだろうか。次は全体の内容から分かった事について。
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とは言え、内容自体は今までの再生産が多いので言及することはそう多くない。目を引いた内容は試製十糎戦車砲の弾薬は砲弾と装薬が分離されていない完全薬筒方式を採用したことと、副砲である一式三十七耗双連戦車砲の新しい役割ぐらいだろうか。
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副砲である一式三十七耗対戦車砲は今までと同じ小目標への対処用、主砲の装填時間中に使うといった方法の他に(続く
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続き) 試作弾薬である「試製一式目標指示弾」と「試製一式発煙弾」が開発されていた点から「主砲のスポットライフル的運用」「発煙弾による車体隠匿」が当初から考慮されていたのでは、と藤田氏によって予測されている。
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個人的には車体隠匿はいいとしても、弾道特性が同じわけではない砲による目標指示弾でのスポットライフル的な運用については、少し疑問を持たざるをえない。まあ、開発されていたという事実は変わらないので、それを考慮した運用を陸軍が考えていたのは実際にあったのだろう。
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という訳で、今回の丸の特集については初心者の人はあまり買わなくても問題ない程度の内容で締め括られているが、貰ったページ数がページ数なので、全体的な内容については次第点だと私は思う。まあ細かく点在している新しい研究内容とホリⅡの図面が見れる分、グラパ買えるぐらいの人なら買いだろう。
這い寄る混沌@C96:月曜西こ-23b @Nyarlathotep_44
最近の旧軍戦車についての総括の仕方を見る限りではまた一冊にまとめれるぐらいの内容が揃ってきたので、次回の旧軍戦車についての総合特集・一般書籍に期待したいところである。

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