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山本七平botまとめ/論語は「人望学教科書」/~平等社会での管理職を決める唯一の原則は「人望」~

山本七平著『論語の読み方』/第七章「上達」――人望を得るための条件――社会のリーダーとして信用される人物像とは/人望ーー平等社会での管理職を決める唯一の原則/244頁以降より抜粋引用。
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山本七平bot @yamamoto7hei
①【人望――平等社会での管理職を決める唯一の原則】これが『孟子』のいう「君子無くんば野人を治(おさ)むるなく、野人無くんば君子を養(やしな)うなし」…の状態であろう。<『論語の読み方』
山本七平bot @yamamoto7hei
②この言葉は前に述べたように、井田(せいでん)法を実施せよという主張の中に出てくるのだから、孟子もまた、この意味では平等主義者である。 しかし、彼は許行と違って、 平等社会もなお管理社会、否、平等社会であるがゆえに管理社会となる、 という現実を知っていた。
山本七平bot @yamamoto7hei
③そして、ここで孟子の言う「君子」とは、その社会の管理者のことである。 『論語』における「君子」が、これと同義か否かは相当に問題があるであろうが、趙紀彬(ちょうきひん)氏のように、孔子も井田制の支持者と見るならば、ほぼ同じと見てよいであろう。
山本七平bot @yamamoto7hei
④こうなると『論語』とは「平等社会の管理者はいかにあるべきか」を説いた項目がひじょうに多い書だということになる。 孔子の時代には勿論、キブツのような「選挙」という方式はなかった。 しかし、キブツでも、選出される者は結局「人望のある者」なのである。
山本七平bot @yamamoto7hei
⑤これは、おそらく平等社会において「管理職と被管理者」を分ける唯一の原則であると思われる。 そこで、『論語』を読んでいくと、前記のように、これが一種の「人望学教科書」という気がしてくるのである。

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