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添田孝史さんが語る福島第一事故における電事連の責任

サイエンスライター添田孝史(@sayawudon)さんが語る福島第一原発事故に対する電気事業連合会の責任
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添田孝史 @sayawudon

朝日新聞デジタル:密室の電事連マネー 使途は非公表「任意団体なので」 http://t.co/q1OdvhjW6q 電事連の存在は、福島第一事故でも大きな要因となっている。電事連がここまで力を持っていなければ事故は起きなかっただろう。いくつか具体的な証拠をあげていく。

2013-03-31 20:09:20
リンク 朝日新聞デジタル 密室の電事連マネー 使途は非公表「任意団体なので」 【大谷聡、野口陽】原発事故直後にもかかわらず東京電力が18億円もの不透明な拠出をしていた電気事業連合会。一貫して原発推進を唱えているが、資金の使途や具体的な活動内容は一切明らかにしていない。■決算も
添田孝史 @sayawudon

今回の事故の根源的原因のうち地震及び津波対策の未実施、シビアアクシデント(SA)対策の不備については、電事連がその責任の一端を負っている。電気事業者は耐震安全性の評価に係るバックフィット、SA対策等の規制強化につながる動きをかたくなに拒み続けてきた。(国会事故調報告P42)

2013-03-31 20:14:22
添田孝史 @sayawudon

その結果、事故リスク提言に必要な規制の導入が進まず、5層の深層防護の思想を満たさない点で世界標準から遅れを取た。既設炉の安全性、過去の規制の正当性を否定するような意見が回避、緩和、先送りできるように、主に電事連を通じて、学界及び規制当局など各方面への働きかけを行ってきた。P42

2013-03-31 20:18:36
添田孝史 @sayawudon

2001年の耐震指針改定前に、電事連を中心にして原案作りが周到に準備されてきた。非公開の場で電力会社との事前検討会に参加していた学識経験者の大部分は耐震指針検討分科会(公開)の構成員でもあり、委員選定の透明性に係る疑念はぬぐえない。P.507

2013-03-31 20:28:11
添田孝史 @sayawudon

耐震設計審査指針への対応について電事連資料には以下のように記載されている。「特定委員をサポートし、(活断層の評価期間が)5万年で十分であることを主張していただくが(電力意見は先生からのコメントとして分科会提示予定)、あわせて、現実の活断層のうち、調査・評価のプラクティスを無視

2013-03-31 20:31:10
添田孝史 @sayawudon

続)している「13万年」案の代案として、現実に運用可能で、合理的評価により既存発電所への影響も少ない代案を検討し、同様に特定委員から分科会で提示いただく予定。」 電事連が原子力安全委員会で耐震指針を検討していた特定の委員をコントロールしていた事実がわかる。P.511

2013-03-31 20:33:14
添田孝史 @sayawudon

2004年6月には、電事連は安全委事務局に耐震バックチェックに関する意見を提示した。これは既設炉に対して早急にバックチェックをかけようとした安全委に対し「ある程度の猶予期間をもって要請する旨の文書にしていただきたい」という内容だった。P.511

2013-03-31 20:37:56
添田孝史 @sayawudon

この結果、2006年に耐震指針が改定されたにもかかわらず、新指針にもとづく耐震バックチェックは2011年段階で福島第一では終わっていなかった。

2013-03-31 20:43:27
添田孝史 @sayawudon

シビアアクシデント(SA)対策規制化を遅らせたことでも、電事連の果たした役割は大きい。2010年の電事連の原子力秋発対策委員会では、「現状のAM整備は諸外国とひかくしても遜色無く、追加設備などは必要ない」とした。

2013-03-31 20:46:25
添田孝史 @sayawudon

電事連の原対三役(主要電気事業者の原子力部門担当副社長)は「SA規制化に対する事業者としての対応方針」を基に保安院長や次長らと意見交換を行った。「国際基準との整合性も大事であるが訴訟上のリスクにケアすることの方が重要である」と説明した。これに対する保安院長のコメントが情けない。

2013-03-31 20:49:06
添田孝史 @sayawudon

「事業者の立場や事実関係は承知している。現実に既存炉が到達できないことを要求するつもりはない。お互い、訴訟リスクを考慮に入れて慎重に考えていきたい。基本は、耐震指針改定のときと同じように対応できればいいと思っている。耐震指針のときもかなり心配したが、結果的に、既存炉を評価結果が

2013-03-31 20:50:31
添田孝史 @sayawudon

出るまでとめておくべきだという人はあまり出てこなかった。耐震は裕度的な説明だから、それなりに納得感、説得感があったが、SAは違うかもしれない。出し方を誤ると、そもそも、できていないんでしょ、というようなところから始まる話なので不用意に出て行くと反撃をくらうリスクありと思っている。

2013-03-31 20:52:03
添田孝史 @sayawudon

出し方については安全委員会とも話をしているが、既存炉についてリスクがあると思っている。悩みどころは一致していると感じた。……年明けから公式な検討会を設置するかもしれない。その前に、お互いに着地点を見出したい。」いったいどっちを向いて規制していたのだろう。

2013-03-31 20:53:40
添田孝史 @sayawudon

津波についても、電事連は安全切り下げにとても重要な役割を果たした。今回の事故に直接結びつくのは2000年に電事連が実施した津波影響評価だ。学界では当時、津波想定の誤差は「倍半分」と言われていた。電事連はどのくらいまで誤差が生じると原発に影響が出るか調べた。

2013-03-31 20:58:23
添田孝史 @sayawudon

その結果、当時の津波想定に誤差が1.2倍生じると、福島第一原発はポンプがやられて冷却できなくなることがわかった(国会事故調参考資料1.2.1)。津波に対して余裕がほとんどなかったのである。それに対して、電事連は何をしたか。

2013-03-31 21:01:51
添田孝史 @sayawudon

土木学会が津波想定の手法を決めた際、安全率をどれだけ見込むか議論となった(第6回津波評価部会、2000年11月3日)。このとき、東北大の今村文彦教授は「安全率は危機管理上重要で1以上が必要との意識があった」と証言している。(政府事故調中間p381)

2013-03-31 21:11:37
添田孝史 @sayawudon

ところが電事連は、あらかじめ安全率1.2倍以上となると福島第一のポンプは想定を超えてしまうことを計算していたから、安全率を上げるのを嫌った。電中研を中心とする幹事団は「安全率1」(要するに想定の誤差を考えず)を主張、それが通った。

2013-03-31 21:15:12
添田孝史 @sayawudon

電事連は、2000年に想定の誤差が2倍になったらどうなるか、まで予測していた。福島第一と島根(中国電力)が津波に対する余裕がもっとも小さいことも知ってた。ところが安全率を設けなかった土木学会の津波評価技術を、根拠もなく「保守的である」と主張し続けていく(国会事故調P87)

2013-03-31 21:20:27
添田孝史 @sayawudon

というふうに、電事連は原発の安全性を落とすろくでもないロビー活動に熱心に励み続けていた。経団連ビルのぴかぴかのフロアーに入っているが、早く取り潰した方がいい。そのまえにロビー活動の記録を一式押収してほしい。あそこは出向者が多く文書管理がずさんなので結構昔のまで残っている。

2013-03-31 21:24:33
添田孝史 @sayawudon

電事連が原発の安全性向上の足を引っ張り続けたことは明確だ。検察はどうしてロビー活動記録を押収しないのだろう。自民議員の名前がごろごろ出てくるので困るんだろうか。一部は国会事故調がとったコピーが国会図書館に保存されているが、これも公開の手続きさえ決まっていない。

2013-03-31 21:38:51

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