漢字くんの「熟語構成」講座

エイプリルフール明けに本気出してみました(。・ω・。)ゞ
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漢字くん @kanji_kun0

というわけで今日は熟語の成り立ちのお話です(。・ω・。)ゞ 張り切っていきましょう( *・ω・)ノ

2013-04-02 00:11:04
漢字くん @kanji_kun0

【熟語ってそもそも何?】 元々漢字は一語を一文字で表していました。 しかし、一文字で表せられる音のバリエーションは少ない。何千・何万もの漢字には同音のものが大量に出てくるのは必然ですし現にそうなのです( *・ω・)ノ

2013-04-02 00:15:37
漢字くん @kanji_kun0

【熟語ってそもそも何?Ⅱ】 そんな理由もあり、いくつかの字を組み合わせて意味内容を明確にするということ、また理解を用意にすることのために漢字を組み合わせるという工夫が行われ始めました( *・ω・)ノ そしてこの組み合わせのうち、長い間使用され定着したものを熟語と呼ぶのです!

2013-04-02 00:21:29
漢字くん @kanji_kun0

【熟語の構成の種類】 11個あります( *・ω・)ノ Ⅰ主語+述語 Ⅱ述語+補語 Ⅲ修飾語+被修飾語 Ⅳ似通うor同類な語の並列 Ⅴ対照的な語の並列 Ⅵ助字と結合する Ⅶ同じ字を重ねる Ⅷ頭の子音が同じ Ⅸ同じ韻の字を重ねる Ⅹ外来語の音訳に基づいたもの ⅩⅠ故事に由来するもの

2013-04-02 00:28:00
漢字くん @kanji_kun0

【説明の前に】 先ほどリストアップした11個のうちの半分程度は漢文の最初の辺りで習うものではないでしょうか(。・ω・。)ゞ 漢文の仕組み~みたいな所で少しばかり習うような気がしますちょっと不安です(;つД`)

2013-04-02 00:32:06
漢字くん @kanji_kun0

【主語+述語】 見たとおりです(。・ω・。)ゞ熟語を一文字ずつに分けて読もうとしたときに、○○が●●となるような熟語です! 例:「地震」→「地が震える」   「雷鳴」→「雷が鳴る」

2013-04-02 00:39:15
漢字くん @kanji_kun0

【述語+補語】 これも同じように一文字ずつ読もうとした時に、「何をどうする」「何にどうする」という形になるものです( *・ω・)ノ 注意としては、一文字ずつ読もうとした時に必ずしたから読むものがここには分類されるのです! 例:「読書」→「書を読む」   「握手」→「手を握る」

2013-04-02 00:46:06
漢字くん @kanji_kun0

【修飾語+被修飾語】 これは読んで字のごとく、後ろの文字を前の文字が修飾してる、つまり詳しく説明してる熟語のことです( *・ω・)ノ 例:「遠路」→「遠い路」   「仮定」→「仮に定める」

2013-04-02 00:55:49
漢字くん @kanji_kun0

【似通うor同類な語の並列】 一個前から次まで読んで字のごとくゾーンですねσ(・´ω`・) 似た意味の言葉を二つ並べたもの、また、同じ種類のもの(意味が似ているわけでは無くてもいいです!例:「見聞→見る+聞く」)ともうそのままの説明ですね(。・ω・。)ゞ 例:「身体」「山岳」

2013-04-02 01:02:05
漢字くん @kanji_kun0

【対照的な語の並列】 読んで字のコーナーもラスト! 本当にそのままですね。意味が正反対の漢字を並べてできた熟語です( *・ω・)ノ 例:「天地」「表裏」「善悪」「尊卑」  「愛憎」「取捨」

2013-04-02 01:09:02
漢字くん @kanji_kun0

【助字と結合し……助字って何?】 漢文習った人なら分かるんでしょうねこれも( *・ω・)ノ 文字を助ける漢字のことで、 断定or疑問or詠嘆を表す「也・矣・乎」 疑問詞の「何・誰」 受身を表す「被」 否定形の「不・非・無・未」などがあります( *・ω・)ノ

2013-04-02 01:19:09
漢字くん @kanji_kun0

【助字と結合したもの】 では後はそのまま。助字の意味を使ったまま熟語へと変化したものです。 例:不安→安らかず(安らかではない)   非力→力あらず(力が無い)   無理→理なし(理がない)   被害→害せらる(害を受ける)      

2013-04-02 01:25:36
漢字くん @kanji_kun0

【同じ字を重ねる】 同じ字を重ねることで意味を強めたりすることができている熟語ですσ(・´ω`・) これが一番そのままですねΣ(゚Д゚) 例「堂堂」「洋洋」「深深」 (こんな時に「々」が使えるのです!!「堂々」「洋々」「深々」という風に!)

2013-04-02 01:28:45
漢字くん @kanji_kun0

【頭の子音が同じ字を重ねたもの】 【最後の子音が同じ字を重ねたもの】 それぞれ双声語・畳韻語と呼ばれるものですね。こうして作られたものの多くが気分や雰囲気や状態のような抽象的な概念を言葉で表したものです。 擬態語や擬音語、オノマトペと呼ばれるものですね( *・ω・)ノ

2013-04-02 01:35:52
漢字くん @kanji_kun0

【双声語】 説明はもうしたから後は例を挙げます( *・ω・)ノ 例:磊落(らいらく)「高く大きなさま」   髣髴(ほうふつ)「ありありと想像させること」 見てもらうと分かるように、抽象的ですよね(。・ω・。)ゞ

2013-04-02 01:42:42
漢字くん @kanji_kun0

【畳韻語】 これは語句の説明はしましたっけ( *・ω・) 最後辺りの子音が同じものが並んだ熟語です(。・ω・。)ゞでは例を挙げましょうか! 例:徘徊(はいかい)「あてもなくうろうろさまようこと」   爛漫(らんまん)「花が咲き乱れるさま・光輝くさま」

2013-04-02 01:48:35
漢字くん @kanji_kun0

【外来語の音訳に基づく語】 多くは梵語(サンスクリット語とも。母語話者は少ないですが宗教的には拝礼用の言語として今でも活躍しています。)の音訳ですね(。・ω・。)ゞ では、例を挙げていきます( *・ω・)ノ 例:「瑠璃」(るり)青色の美しい宝石   

2013-04-02 02:00:48
漢字くん @kanji_kun0

【故事に由来する語】 故事、また古人の言葉に由来する熟語があります。これは文字から意味を推し量ることが難しいので、語彙力が試される所……ともとれますね(。・ω・。)ゞ では例えを挙げますが、成り立ちなどは各自調べてください( *・ω・)ノ 僕は聞かれればできる限り教えますが……

2013-04-02 02:11:19
漢字くん @kanji_kun0

【故事が由来の熟語例】 「杞憂」(きゆう)取り越し苦労のこと 「推敲」(すいこう)文章を何度も練り直すこと どういう成り立ちなのか知りたい方は便利なネットで検索という手段もありますね( *・ω・)ノ

2013-04-02 02:16:47
漢字くん @kanji_kun0

【まとめ】 今回熟語の構成でしたが、二字熟語についてがほとんどでしたね( *・ω・)ノ ですが、三字などにも繋がる部分があります( *・ω・)ノ これで、熟語について少しでも詳しくなっていただけたら嬉しいですσ(・´ω`・) では、長々と連投すいませんでした(。・ω・。)ゞ

2013-04-02 02:19:24
漢字くん @kanji_kun0

(やっと……やっと終わりましたぁぁぁあああああヽ(*´∀`*)ノ.+゚ 熟語はとても楽しいですし、成り立ちを理解すると意味も理解し易くなると思いますよっσ(・´ω`・) 最後まで読んでくださって本当にありがとうございましたv(・∀・*))

2013-04-02 02:22:22
漢字くん @kanji_kun0

(お疲れ様って声をかけて頂くだけで、頑張ってよかったなって思えますσ(・´ω`・) これからも漢字達を身近に感じてもらえるように僕自身精進しますっ(。・ω・。)ゞ)

2013-04-02 02:31:57