@_root3point7_ 連続ツイート第8回「教育現場での、『子どもの忘却』」
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2.安楽投手は、今大会すでに529球を投げている。初戦でいきなり232球を投じたが、アメリカの高校生は一ヶ月でも200球を超える球数は投げないそうだ。成長過程にある高校生がそれだけの球数を投げることに対し、科学的に疑問符がつけられるのだろう。ちなみに、安楽投手はまだ2年生だ。
2013-04-02 07:45:143.ところが報道を見ていると、「エース力投」など美談、賞賛の一辺倒。なぜ、ここまでの球数を投げさせることに疑問を呈する報道が見られないのか。それは高校野球を「教育の一環」ではなく、「ビジネスのコンテンツ」と見ているからだろう。だが、そこで得られる利潤が高校生の手に渡ることはない。
2013-04-02 07:48:43乙武さんのツイートで、甲子園についての話題が盛り上がっていますが、ようはこういうことなんじゃないのかなというのを、少しばかりツイートしたいと思います。 なお、乙武さんのツイートからの引用を含みます。
2013-04-02 12:50:5301. 教育とは何かといえば、ある意味では未来の社会への投資である。 子供達を立派な大人に育て上げ、未来の社会を引っ張っていってもらうこと。これが、教育の本質だったりする。
2013-04-02 12:52:4902. しかし、現状では、やはり「今」しか見えてない部分が多い。甲子園のこともそうだし、あとは受験なんかも典型だ。例をあげれば色々ありそうだ。
2013-04-02 12:55:1203. なぜ「今」しか見えないのか。 それは、簡単に言ってしまえば、大人のせいだと思う。 大人は、紛れもなく「今」を生きている。大人たちの「今」のために、教育を産業として利用している現状があると思うのだ。
2013-04-02 12:56:2704. 教育は本来、未来への投資なのに、自分の「今」への投資にしかしていない大人たちの存在がある限り、教育の問題の一つである、「子供の忘却」は解決されないだろう。
2013-04-02 12:58:0205. 受験の話をするのが一番分かりやすいのかもしれない。 親たちは、自分の子供がエリートコースで進んでほしいという願望があるのだろうけれど、子供の気持ちなど全く考えない親もいるのだろう。いわゆる押し付け状態である。
2013-04-02 13:04:3206. 親は、社会のことをよく知っているだけに、より効率のよい方法を選択しようとする。しかしそれは、子供にとって、というよりかは、これからの社会にとって大事な、多様性を失うことになる。 要は子供の好奇心を抑え付けることになるわけだが、これによって豊かな心の成長が阻害されるのだ。
2013-04-02 13:06:3707. だから、子供達の心とか、考えとか、そういうのをより幅の広いものにするために、親の押し付けというのはよくないのである。 「子供の忘却」とは、こういうものである。
2013-04-02 13:08:1008. ここで、甲子園の話に戻そうとすると、ややこしいことになる。 子供本来の気持ちとしては、肩が壊れてでも投げたいというものがあるだろう。それを無視して球数制限をつけてしまえば、一見「子供の忘却」になりかねない
2013-04-02 13:09:2409. こうやって考えてしまうと、大変なパラドックスに陥ってしまう。 すなわち、球児の体を優先するのか、気持ちを優先するのか。
2013-04-02 13:12:1710. しかし、こうやって論じていること自体が、真の「子供の忘却」であることに気づくべきではないだろうか。 肩が壊れてでも投げるのを良しとする風潮も、体を守ろうと球数制限を設けるのも、結局子供達への押し付けなのだ。
2013-04-02 13:14:5911. なにを大事にするかといったら、子供達の意思である。 肩が壊れてでも…と考える球児、プロで活躍したいから…と考える球児。どっちもいるだろう。 だから、この問題を根本的に解決するためには、大人たちがこの両方を認めることなのだ。それこそが、「子供の忘却」からの脱却になるのだ。
2013-04-02 13:16:5311. 09.まででグダグダ言っていたのは、あくまで大人の考えにすぎない。 教育の現場において大人たちは、子供をサポートする立場にあるべきだ。 サポートとは、すなわち本人の希望を実現させることだ。とにかく本人主体なのだ。
2013-04-02 13:19:4012. だから、子供がいない場であーだこーだいうのはもちろん大事だが、無理に何かを結論づけるところまでいってしまうのはやり過ぎだ。 すぐそこに子供がいることを忘れず、彼らの意思・多様性を尊重するようにすれば、甲子園とか、受験戦争とかの問題は解決されるのではないだろうか。
2013-04-02 13:21:4413. 大人たちこそ謙虚でいなければならない。 今こそ、教育に関して、大人たちの意識を変える時ではないだろうか。
2013-04-02 13:24:39