【新説?】知性とは記録である【珍説!】
- iamdreamers
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人の一生はわずか百年にすら満たない。その短い生の中、記録なしに記憶だけに頼っていたら(記憶も記録の一種だけど)、過去に発見したことは忘れられてゆき、世代ごとに忘れられた事柄を「新しく」発見し直していかなければならないだろう。
2013-04-02 12:07:05世代々々で発見したことを記録しているからこそ、人は微分方程式を自分で発見する必要もなく、先人の発見の上にさらに新たな発見を積み上げていくことができる。
2013-04-02 12:07:44記録がなければ、人類は歴史上これほどの速度で発展をすることなく、ほかの動物たちと同じく進化にまかせるだけの成長に留まっていただろう。
2013-04-02 12:08:34そして、記録することが何もなくなったとき、あるいは記録することを止めたとき、知性は滅亡の時を迎える。いきなり滅亡することはないだろうが、緩やかに、人類も気付かないうちにゆっくりと。
2013-04-02 12:09:45逆に、過去に目を向けると、記録す術を手に入れた時点が知性の誕生と言える。記録といっても、最初期は形に残るものではなかった。口伝による、人の脳を記録媒体とした形での記録から、知性は始まったろう。
2013-04-02 12:10:17単に口伝えだったものから、唄へとその形を変え、あるいは名前に意味を込めるようになり、そして紙と文字を手に入れる。さらには電子記録媒体に記録を保持するようになり、記録密度が高まることで知性はさらに進化を遂げる。
2013-04-02 12:11:31記録が途絶え、失われる、そのときに知性の終焉が訪れる。たとえ人類が種として生き残っていても。言い換えると、たとえ人類という種が滅びようとも、記録が残っている限り知性は滅びることはない。
2013-04-02 12:12:53やがて現れる新たな知性を持った種が、人類によって残された知性としての記録を見出したとき、知性は息を吹き返し、記録を見つけ出した知性と融合して新たな知性として進化を遂げる。
2013-04-02 12:14:05知性とは、人類が手に入れた道具ではない。知性が記録のための道具として人類を使っているに過ぎないのかも知れない。人類とは、知性が自ら発展・進化するために見出した、記録媒体のひとつなのかも知れない。
2013-04-02 12:14:42過去にも、知性を持った、あるいは知性に使われた存在がいたのかも知れない。その残された記録を見つけることができたら(すでに見つけているのかもしれない)、人類の知性と融合して進化を遂げるかもしれない。
2013-04-02 12:16:03知性とは記録である。そのために知性は生命体を利用する。生命体は知性によって発展を遂げる。過去から未来まで、知性は生命体と共存することで進化を遂げてきた。
2013-04-02 12:17:15人類はやがては滅ぶだろう。けれども、悲しむことはない。人類と共存した知性、記録は未来へと残り、誰か別の生命体が発見したときに復活する。そのとき、その記録、知性の中には人類の記憶も含まれているのだから。
2013-04-02 12:17:52