放射能観の歴史――1957年の『文芸春秋』記事抜粋

  以下の抜粋のまとめです。 「ストロンチウム90は雨と降る」『文芸春秋』1957年5月号 http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I5002448-00
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  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:15:49
    [quote] 今日の放射能 / 「ストロンチウム90は雨と降る」『文芸春秋』1957年5月号/ http://t.co/GNZeA2xsj8
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:18:20
    [quote] 「『ヨーロッパに幽霊が出る』とは一八四八年のマルクスによる共産党宣言冒頭の名文句だが、いまや『全世界に幽霊が出る』と書きかえたい。その幽霊の名は放射能だ。それは共産主義国も自由主義国も一視同仁、容赦しない」(ibid.)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:21:23
    [quote] 「全人類が既に慢性病にかかっている。その診断書をお目にかけよう。またまた死の灰をバラまこうとしているクリスマス島の水爆実験の恐怖を、どなたもこのカルテから具体的に知ってほしい」(ibid.) http://t.co/jnnWIjpNXv
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  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:22:27
    [quote]  「放射能の有害無害論といえば、この数年間長らくジャーナリズムをにぎわしてきた。読者は『またか』といわれるかもしれない。しかし、いよいよ全世界の趨勢ははつきり『有害』と確言しはじめたようである」(『文芸春秋』1957年5月号)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:23:02
    [quote] 「ここでいま全人類がおかされつつある、放射能障害の診断書をお目にかけたい。読者はあまりの悲惨に『これでよいのか』ときつとつぶやかれることだろう」(『文芸春秋』1957年5月号)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:24:08
    [quote] 「放射線障害は、あのヒロシマ、ナガサキからとつぜん地上に降つてわいたものではない」(ibid.)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:24:35
    [quote] 「原子力解放に最初のトビラをあけた、人類の恩人ともいうべきエックス線の発見者レントゲン博士、ラジウムの発見者キューリー夫人、その先生だつたベックレル博士の三人が、まず最も初期の人口放射能による死亡者だつた、といわれている」(ibid.)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:25:02
    [quote] 「それ以後、実験や医療に放射線をあつかった学者や医者の中の、たくさんの人たちが、体をおかされてきた」(ibid.)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:25:45
    [quote] 「日本では、大阪大学の西岡時雄博士が、レントゲンをのぞくときに足をくんで腰をかけるくせがあつたために、右足先をやられてとうとう切断した話も有名だ」(ibid.)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:26:12
    [quote] 「『長崎の鐘』で名高かつた永井隆博士が、戦争中にたくさんの徴用工や兵隊のレントゲン写真をとつた上に、長崎の原爆をうけて、白血病で死んだ悲しい話も、耳新しく記憶に残つていよう」(ibid.)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:26:59
    [quote] 「つい近ごろでも、北海道でコバルト60線源をハダカの手でにぎつたために手にヤケドをし、とうとう指を一本切断したという例があつた。が、これなどは、ガソリン倉庫でタバコを吸うたぐいで、不注意きわまりない話。」(ibid.)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:27:24
    [quote] 「専門家たるものが、そう軽率にこの二十世紀の毒薬をとりあつかうはずがない。用心に用心をかさねているのだ。しかもなお、障害は顕著におこるのである」(ibid.)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:28:24
    [quote] 「アメリカでの調べによると、放射線科の医者は平均寿命が約五年も短いというハッキリした結果が出ているし、普通の医者より十倍も白血病にかかりやすい、とのことである」(ibid.)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:28:57
    [quote] 「放射線による障害ははかり知れない。しかも、そのあらわれ方は実に複雑をきわめているのだ」(ibid.)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:29:24
    [quote] 「そこで、たくさんのネズミをつかつた実験からの換算や、長い経験などから、1950年のロンドンで開かれた国際放射線防護委員会では、毎週0.3レントゲンを最大許容量としよう、ときめた。ただし放射線技術者だけにあてはめての許容量である」(ibid.)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:30:06
    [quote] 「『許容量』という言葉の意味はずいぶん誤解されているようである。『許容量以下なら、絶対に大丈夫なんだ』と晩酌一合を毎日やつても酒害があらわれない、というふうにとる人もあれば、『許容量まで受けなければ死なないんだ』と、薬の致死量のように考えている人もある」ibid.
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:30:37
    [quote] 「しかし、『許容量』の意味はそんななまやさしいものではない。ロンドンの報告では、『顕著な認め得べき障害』はこれ以下ではおこらぬ、といつているが、実際に0.3レントゲンずつ毎週あたつていれば、平均寿命が約一割はへることがわかつているのである」(ibid.)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:32:25
    [quote] 「交通事故で一日に何百人もの人が死ぬ。だからといって、自動車を全部禁止してしまえば、文明の発達は自動車といっしょにストップしてしまうにちがいない。そこで警察は『スピード制限』をする」「最大許容量とは『スピード制限』のようなものである」(ibid.)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:33:51
    [quote] 「大事なことは、こういう放射線は、人間に『必要だから』という一事である。だから、不必要だつたり、害の方が益よりも大きい場合には、できるだけさけなければならない」(ibid.)
  • dabitur @dabitur 2013-04-04 00:35:55
    [quote] 「一昨年ジュネーヴでひらかれた原子力平和利用会議では、シカゴのアルゴンヌ癌研究病院のクラーク博士は、生後数か月ないし数年の子供に放射線治療をほどこすと、三年から十年位のちに甲状腺癌を起すことがある、と言つた。害の方が大きくてはいけない」(ibid.)

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