《『福島民報』連載 「安全の指標」第20回》

新しい内容が足りません。 放射性ヨウ素を計算に入れずに預託実効線量を計算してるなど、私にはかなり利用価値が低い検査に思えます。 ただし、今後数十年、セシウムの汚染が消えるまでは、WBC検査は続ける必要があります。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

『福島民報』「ベクレルの嘆き 放射線との戦い第二部 安全の指標(20) 検査の意義 『安心』個人の判断」 http://t.co/nwlsOcuvUV @FKSminpoさんから

2013-04-04 16:06:11
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

0 以後、『福島民報』 記事を引用、紹介する。

2013-04-04 16:07:37
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

1  「放射線の影響は最終的には本人が納得しないと、安心してもらえない。われわれは分かっている事実を率直に伝える。その上で考えてもらうしかない」

2013-04-04 16:08:12
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

2  千葉市の放射線医学総合研究所(放医研)の緊急被ばく医療支援チーム(REMAT)で医療室長を務める医師立崎英夫(54)は安心を担保する術(すべ)の難しさを口にする。

2013-04-04 16:08:20
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

3 内部被ばくの検査が進む中、健康に明らかに影響を及ぼすとされる数値はいまだ出ていない。

2013-04-04 16:09:18
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

4 放医研によると、長崎、広島の原爆被爆者を主な対象者とした疫学調査では、100ミリシーベルト被ばくした場合、がんによる死亡割合が0.5%増えると仮定されている。ただ、それ以下の数値の被ばくによる影響は解明されていない部分もある。

2013-04-04 16:09:28
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

5  立崎は「100ミリシーベルト以下になると、影響が小さ過ぎて喫煙など他の要因と区別がはっきりしなくなってくる」と説明する。

2013-04-04 16:09:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

6 国立がん研究センターによると、瞬間的な被ばくと比較した場合の目安として常習的な喫煙は1000~2000ミリシーベルト、肥満は200~500ミリシーベルトの被ばくリスクに相当するという。低線量被ばくよりも、はるかに健康へのリスクが大きいことになる。

2013-04-04 16:10:18
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

7  未知なる部分に不安を抱く県民に、放射線の影響をどう説明すべきか-。「『安全』の表現を使ったがために、うそをつかれたと思う人もいる。相手の考え方を聞きながら説明し、考え方に合わせた説明でよりよく理解してもらう必要がある」。

2013-04-04 16:10:48
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

8 立崎は「安全」という言葉の捉え方に個人差があることも指摘する。

2013-04-04 16:11:00
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

9  住民と直接接する市町村も現場での住民への説明に苦慮している。東京電力福島第一原発事故当時の18歳以下と妊婦の合わせて6万4210人が検査対象となっているいわき市は、2月末までに4万3281人の検査を終えた。

2013-04-04 16:11:31
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

9 摂取した放射性物質から将来にわたって受ける放射線総量を表す預託実効線量は、市が結果を把握している4万1036人全てで1ミリシーベルト未満だった。このうち約9割は検出下限値(セシウム134二〇〇ベクレル、セシウム137二二〇ベクレル)を下回った。

2013-04-04 16:11:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

10  検査を担当する市保健所放射線健康管理センター所長の柴田光嗣(48)は「預託実効線量が低いという検査状況が分かるにつれ、市民の放射線に対する不安感は薄らいできた」と話す。

2013-04-04 16:12:23
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

11  実際に検査を受けた市民からは「ほっとした」という感想が多く聞かれ、最近では「検査を受ける必要があるのか」という声まで届くようになった。

2013-04-04 16:12:45
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

12 それでも、不安を感じる市民はいる。柴田は「人の受け止め方はそれぞれ違うので『まったく問題ない』という説明はしない。医療行為での被ばく線量などを引き合いに出して、判断材料にしてもらっている」。

2013-04-04 16:13:04
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

13  「預託実効線量」「等価線量」など難しい専門用語も、県民に説明する上で障壁となっている。柴田は「検査結果の説明で、きょとんとしたような表情を浮かべる人もいる。分かりやすく丁寧な説明を心掛けているが、100パーセント伝わっているとは必ずしも言えない」と感じている。

2013-04-04 16:13:33
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

14  放医研緊急被ばく医療研究センター内部被ばく評価室長の栗原治(42)も「分かりやすく現状を伝えるための取り組みはまだ十分ではない」と認める。検査の数をこなせばこなすほど、リスクコミュニケーションの必要性は高まっている。(文中敬称略、肩書は取材当時)

2013-04-04 16:14:47
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

15 (2013/04/04 12:05) 以上 引用終了。

2013-04-04 16:15:12
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

16 以下、感想、疑問、反論など。 今回の記事の話もキーは「安心」。健康被害があるかどうかよりも、「住民が安心するかどうか」が問題の中心、というのが原発事故発生以後、福島県庁や国官僚の一貫した姿勢だ。これが正しくないとしたら、という課題設定は、全て取り合ってもらえない。

2013-04-04 16:31:18
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

17 「内部被ばくの検査が進む中、健康に明らかに影響を及ぼすとされる数値はいまだ出ていない。」の間違いその1 数値が出そうな、放射性ヨウ素などの半減期が短い物質を計測できる時期に、放射線医学研究所も含めて、測定機関が計測しなかった。「出ない」ではなく「出さなかった」のだ。

2013-04-04 16:49:10
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

18 間違いその2。影響がわかる被曝線量を100ミリシーベルトとしているのは、日本国内の「科学者」だけ。海外では、積算5ミリでも影響がある、という論文も出されている。日本の「科学者」は原爆の被害者の影響も狭く見積もるために100ミリを閾値にしている。

2013-04-04 16:51:43
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

19 念の為に付け加えると、原爆の被害者の認定を極力狭く見積もるための国側の証人に立つ人が、東電福島原発事故の放射性物質の影響に関しても国側で話をしている状態。その中に小佐古敏荘氏も入っていたので、2011年4月29日の「涙の会見」に「仲間」は驚いたのだ。

2013-04-04 17:05:42
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

20 記事は例によって、喫煙や肥満のリスクと放射線被曝のリスクを比較するが、喫煙して肥満して被曝すると、リスクは単純に累加するのだ。放射線被曝を減らしたからといって、喫煙のリスクが減るわけではない。禁煙したからといって、被曝のリスクが減るわけでもない。

2013-04-04 17:11:38
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

21 健康にリスクがあるので、禁煙したりダイエットしたりする人が多数いる現代社会で、わざわざリスクが上昇する放射線被曝を好んでする人がいるだろうか?それを無視して喫煙や肥満と比較をしても、納得する人は今さら増えないという単純な話が、なぜ理解できないのだろうか?

2013-04-04 17:17:48
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

22 「安全」というのは、不要なリスクが増えない、ということを指しているのだと私は考えているが、どうもこの記事に出てきている人や記者は、違うことを考えているようだ。

2013-04-04 17:24:04